サンチョパンサの憂鬱

死を思え!は難しい

何年か前に入院してたときの事……。
部屋から出て良いとのお墨付きが我が手に。

病院内自由……命からがら逃げ込んだ病院から何時抜け出せるか?と願っていた……つくづく人間は勝手極まりない。

ある看護士は言った。ここは山ピーとガッキーが働いてる設定と同じ場所なんですからね!……緊急医療……有岡も戸田恵梨香も居るよね?……と言ったら
ガッツリ見てるのなら解るでしょ?
良い子にしてなさい!………と彼女は言った。

きっと……ここを出た日に僕はタバコを吸うだろう?
そして酷くカロリーが高い肉か何かを食べて、甘いものも食べるだろう。

僕は何度かblogで、メメントモリ……死を思え!というラテン語の教えを書いた事があった。

フィジカルに、あれだけの苦痛を与えられ、ほんの僅かな時間しか経っていないのに、既に僕の中で死のリアリティーは恐ろしく失われていた。

それを思考的に設定し、想定し自分の死を眺める様な心境になれ!との教えである。
そうなれたら素晴らしく進化を果たす事だろう……。

人間は自分の死と言うものを意識から遠ざけ様とするモノなのか?

少なくとも僕は知覧飛行場のあの若者達の様に、健全な体躯をもって死を想定し……その達成スケジュールへ向けて淡々と調整して行く様な胆力は持ち合わせがなかったという事である。
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