舞い上がる。

日々を笑い、日々を愛す。
ちひろBLUESこと熊谷千尋のブログです。

小さな町の本屋さんの挑戦を描いたドラマ。出版社の方のアフタートークも。『マイ・ブックショップ』観てきました。

2019-04-30 18:09:50 | Weblog


4/29(月)、シネ・ウインドで『マイ・ブックショップ』を観てきました。





予告編はこんな感じです。



イギリスの小さな町で、夫を失った主人公の女性が、長年の夢である本屋を開業し、彼女のことをよく思わない町の有力者たちからの圧力をかけられに苦しめられながらも奮闘する…という物語です。
主人公が本を大切に思う気持ちや、新しいことを始めようとした時の数少ない理解者の存在の大きさなどが伝わってきて、本が好きな人間としては非常に共感できたし、人生に挫折しがちな人間としては頑張ろうという気持ちになれる映画でした。

印象的だったのが、一緒に本屋で働いてくれる女の子、そして町はずれの家にこもって本ばかり読んでいる読書家の老人の存在でした。
二人とも、その町の中では孤独というか少し浮いている存在という感じで、本や本屋がそういう人達の拠り所になっているのは、自分も経験があるなあと思いました。

読書家の老人に関しては、新しい本を入荷すると真っ先に配達して読んでもらって感想をもらったり、「こんな本が欲しい」と注文をもらったりするんですけど、まさに本屋は本を買って読んでくれる人と共に存在している文化なんだなと思いました。
最近本を買っていない僕ですけど、たまには本屋で好きな本を買って読もう(最悪買えなかったら図書館で読むことになるわけですが)、そして面白かったら感想をこうしてブログとかに書いていこう、それも立派な文化への貢献の一つだ、って気持ちになりました。

ところで、ネタバレになるから詳しくは書きませんけど、ラストがかなり予想外の展開で衝撃を受けました。
中盤までは温かい人間ドラマなんだけど、それがまさかあんなことになってしまうとは…

ただ、その後にもう一つエピソードが用意されていて、そこでは少し未来の出来事が描かれるんですが、主人公の存在がちゃんと未来に繋がっていた…みたいな感じで一応ハッピーエンドっぽくはなっているのですが…
ラスト以外は普通に面白かっただけに、何であんなラストにしたんだ!?って疑問がの残る映画でしたね…





ところでこの「マイ・ブックショップ」、本屋さんを舞台にした映画ということで、上映中は新潟市内の様々な本屋さんや出版関係者の方のアフタートークも開催されていました。
僕が見に行った4/29(月)は、新潟日報事業社で編集・出版のお仕事をされている、羽鳥歩さんが登壇されていました。

羽鳥さんは、僕も購入した遠藤麻理さんの「自望自棄 ~私がこうなった88の理由(わけ)~」の編集もされたということで、すごく気になったんですよね。
羽鳥さん曰く、新潟日報事業社に出版の相談をする人は結構多いらしく、「どんな人でも一生に一冊は必ず本が書けます」という言葉が強く心に残りました。

何を隠そう僕も本を書くのが夢なので、是非お話を聞かせていただきたいと思ったところ、シネ・ウインドの方のご厚意で、事務所で羽鳥さんとお話をさせていただくことが出来ました。
羽鳥さんはシネ・ウインドとの付き合いも長いらしく、シネ・ウインドの斎藤代表が本を出版した時も編集に携わったそうです。

羽鳥さん曰く、遠藤麻理さんももともと本を出版するのが夢だったらしく、それでコラムの仕事などが出版に繋がったのだそうです。
「いつでも出版は受け付けているので、書けたら気軽に連絡してみてください」と言っていただけたので(さらに斎藤代表も「早く書いて何でも俺に持って来い!」とのことでした。笑)、いつか原稿を書いてこの人のところに持っていくことを当面の目標にしたいと思いました。
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