6/4(火)、医学町画廊(楓画廊1階)「山田修市展 揺らぎのある風景Ⅱ」を見に行ってきました。
独特の画風で植物の生命力を描く、山田修市さんの展示の第2回目。
青と白の油彩と金色の紙を組み合わせて、植物の生命力を力強く表現した作品は第1回でも見たが、今回はそれだけでなく、より様々な色の油彩を組み合わせていて、植物の表現が多様になっていた。
特に、巨大なキャンバスに真っ赤な油彩で、水面に散りゆく花びらを描いた作品は圧巻だった。
植物を写実的に描くのではなく、色も形状もデフォルメをすることで、力強い生命力を現実以上に力強く描く、そんな作品でした。
そのあと、医学町画廊2階、楓画廊の「有元利夫銅版画集『雲の誕生』全作品展」も見に行ってきました。
銅版画によってシンプルながら確実な線で描かれた、どこか中世ヨーロッパ風の人物画たち。
全体的に物語の挿絵のような、コミカルな雰囲気があり、親しみが沸く。
しかし、絵と絵の物語的な繋がりや、「雲の誕生」というタイトルの意味は正直分からず。
作者の中では何か背景に物語があるのだろうか?と考えさせられました。