会田誠さーーーーん！！

ジパング展と会田誠さんの話。





ひとつ前の記事「ジパング展に行って来ました！　沸騰する日本の現代アート」に書いた通り、ジパング展に行って来ました。
今回はその続きです。



11月22日にジパング展に行ってきた俺ですが、12月1日再び行くことになろうとは！
それは、なんと大好きな会田誠さんのトークショーが開催されたからですよ。

この日、もともと僕は午前中は就活で午後は劇団あかつきの反省会と予定が目白押しだったんですが、合間を縫って行って来ましたよ！
だからトークは半分くらいしか聞けなかったんですけど、会田誠さんのお話を生で聞けるというだけでチヒロ感激って感じでした。



会田誠さんの作品は時にエログロだったり悪趣味だったりするんですけど、いつも遊び心に満ちていて妙にPOPな気がします。
これが同じ人の作品か？って思っちゃうくらい色んな方向に表現力ってものを持っていて、常に脳の変な部分をありこち刺激されます。

会田誠さんは新潟の出身で、実は僕の高校の先輩だったりする方です。
あと、会田さんの実家もどうやら僕の家の近くらしい。

なので妙な親近感を勝手に感じていて、だから作品と同じくらい会田さんという人間に対してすごく興味があった俺。
今年は新潟で会田誠さんのドキュメンタリー映画「駄作の中にだけ俺がいる」も見てきて、ますます会田さんが気になっていた俺はについにご本人と出会うことが出来たのでした。



トークを聞いて思ったのは、やっぱり会田さんのアート、というか会田さんという方は面白いです。
例えば、画力を敢えて一切発揮せずに「何が描いてあればいいか分かればいい」レベルで描いた「みんないっしょシリーズ」。

何の絵を描いてるかと思ったら、イナバ物置の絵とかを描いているんですね。
こういう自由な発想って、本当にすごいと思う。



会田誠さん「本当はこんな簡単な絵ばっかり描いてられたら楽なんですけどね、そうもいかないんで…上手い絵も描けるんですよ？」



とか、時にとぼけた発言をしては笑いを誘っていました。
会田誠さんの作品を見ると「天才だ！」って思ってしまうんですが、話していると面白いおじさんという感じで、それもまた魅力的でした。






因みに、この「考えない人」という作品。


会田さんの作ったキャラクター「おにぎり仮面」によるロダン「考える人」のパロディですが、これどう見ても野グソをしている！
これに対する会田さんの話がすごく面白かったです。



会田誠さん「僕は新潟の新通の出身なんですが…」



うわー、家のめっちゃ近くだ！



会田誠さん「家の周りには田んぼとか野原とかが多くて、学校の帰り道によく野グソをしたんですよ」



会田さん野グソしてたのかよ！



会田誠さん「僕は野グソが好きだったんですよ。僕は今、首都圏に住んでますが、野グソとか自由にできる時代じゃないじゃないですか」



そりゃそうだよ！



会田誠さん「でも、本当は野グソとか自由に出来る世界のほうが平和でいいんでしょうね。そんな気持ちを込めて作りました」



そんな理由だったのか！
会田さん、面白すぎる！





他にも、ツイッターで震災や原発についてのつぶやきの画面を壁一面にぎっしり書いた絵とか、社会派な作品も。
「原発推進派も反対派もどちらのつぶやきも適当なつぶやきもどっちもごちゃっとまとめて書いた、ってコンセプトが面白かったです。



会田誠さん「僕はツイッターをやってて、たまに自分の名前でエゴサーチをかけてみるんですよ。それで『会田』で検索すると柏崎市の会田洋市長の名前が出てくるので、個人的に原発は身近な存在です」



と言って、また笑いを誘っていました。




その後で、握手＆サイン会がありました。
会田誠さん、アイドルのようだ…



物販コーナーで僕が買ったのは…





会田誠さんの「群娘図（ぐんじょうず）’97」のカード。





会田誠さんの本「カリコリせんとや生まれけむ」







見よ！これが会田誠さんのサインだ！



しかも、本にサインをしていただいた時に、サインの下をちょっと汚してしまった会田さんは、



会田誠さん「ごめんねー。じゃあ、こうしとこうか。へのへのもへじ、と」



と言って、へのへのもへじの落書きをしてくれました！
レアアイテム！







そしてお願いしてツーショット写真も撮っていただきまいた！
やったね！



会田誠さん、ありがとうございましたー！