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4/16(火)、ユナイテッド・シネマ新潟で『レゴ® ムービー2』を観てきました。
予告編はこんな感じです。
アニメ映画史に名を残すレベルの大傑作だった2014年の『レゴ® ムービー』の続編です。
まず、僕はこの前作『レゴ® ムービー』が大好きなんですよね。
『レゴ® ムービー』は、世界的な玩具であるレゴの世界を描いたCGアニメなんですけど、「レゴでアニメを作る」という設定だからこそ表現できるギャグやアクションのアイディアがとにかく満載で、それが凄まじいテンポでノンストップで次々にスクリーンに登場してくるような、最高に楽しいまさにジェットコースタームービーでした。
その時点でエンターテインメントとしては相当面白いわけですが、この映画の凄いところはそこからさらに、レゴで遊ぶことがどうして素晴らしいのか、もっと言えば、人間の想像力、創造力の素晴らしさを全力で表現した映画になっていて、だからこそ僕は笑いながら、クライマックスでは思わず泣いてしまったほどでした。
そんな大傑作の続編である『レゴ® ムービー2』、今作もハイテンション、ハイテンポ、パロディギャグ満載、超展開連続のジェットコースタームービーで、前作に負けず劣らぬ大爆笑の連発でした。
レゴという玩具で映画を作ること、という条件で遊び尽くしたようなアイデアの数々が最高に楽しかったのはもちろん、数々の映画のパロディからは「映画」という文化そのものへの愛を感じてぐっときました。
そして今作もやっぱり、前作同様、クライマックスにあるどんでん返し的な展開が登場するのですが、それが今作の場合は二重、三重に張り巡らされていて、何度も驚かされました。
そして、この物語全体の真実が明らかになった時、これは物語の重要なネタバレになるから書けないのですが、例えるならば『トイ・ストーリー3』を彷彿とさせるような、自分の中にある子供と大人の心の両方の琴線に触れるようなラストに思わず涙してしまいました。
少しだけネタバレして書いてしまうならば、劇中のレゴの世界で戦争が起きるわけですが、その物語と、レゴという玩具を奪い合って兄妹が喧嘩する物語とが、リンクして描かれているんですよね。
映画の中の兄妹の喧嘩を可愛く思いつつも、個人的に僕は弟がいるので、子供の頃は遊びながら弟とよく喧嘩して意地悪なこともしてしまったなあ…という、幼少期の不器用な気持ちを思い出してしまって、劇中のお兄ちゃんに感情移入して、ちょっと切なくなったりもしてしまいました。
それでも、この映画の中の兄妹はちゃんと仲直りして、それと平行して、レゴの世界にも平和が訪れるという、ハッピーエンドを迎えます。
レゴで子供達が仲良く遊ぶように、レゴで想像力、創造力を膨らまして楽しい世界を作るように、こんなにも楽しい映画が作られるんだな、それって本当に素敵なことだな、って思ったら涙が出ました。