｢名画座 on DEMANDッ!｣

鑑賞作品:｢ミッドサマー｣(2D･字幕版)

鑑賞環境:｢PICTION｣…ネットカフェ向け動画配信サービス
鑑賞場所:ネットカフェ快活CLUB

(ネタバレ防止フィルター稼働中)

原題:｢MIDSOMMAR｣(注…スウェーデン語で｢夏至祭｣…てっきり普通に｢MID SUMMER｣だと思ってた…)

…おいなんだこの能天気なポスターはww

本チャンのロードショー時は｢ホラーで2時間20分はなぁ…｣とスルー(ひと月後に公開されたディレクターズカット版は2時間51分あったがw)。
その後の高評価に二番館(↓蛇足参照)を狙うもタイミングを逸し…配信でようやく鑑賞。
正直、あらかじめ｢ホラー映画｣だと思って鑑賞すると身構えてしまってインパクトが薄れてしまう。だいたい途中で｢アレ｣とか｢コレ｣とか想像しちゃうよね。…結果｢やっぱり…｣と思っちゃうんでちょっと損した気分になる。

じつはオープニングからかなり大胆なヒントが大写しになっていて、メッチャクチャ勘の良い人ならここでヤバい…と判る(ポスターと予告で気付くだろｗ)。

とにかく終始散々な目に遭い続けるヒロインのダニーにはフローレンス・ピュー(｢ブラック・ウィドウ｣｢ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語｣｢ファイティング・ファミリー｣｢トレイン・ミッション｣)。
本作の撮影が押したため次作｢…わたしの若草物語｣の通し稽古に間に合わなかった件は｢こちら｣でチラッと。

ダニーの彼氏クリスチャン:ジャック・レイナー(｢フリー・ファイヤー｣｢トランスフォーマー/ロストエイジ｣)。
端々の描写を見るに若干人間性がアレ←(ディレクターズカット版では更にアレになっており…)

クリスチャンの悪友①ジョシュ:ウィリアム・ジャクソン・ハーパー。勉強熱心で真面目なんだが…(それゆえ｢何か｣に真っ先に気付く描写がある)。
悪友②マーク:ウィル・ポールター(｢メイズ・ランナー:最期の迷宮｣｢メイズランナー｣)。クスリと女の子にしか興味がない…だがちょっとビビり。特徴のある目元で｢…!｣と気づいた次第。
悪友③ペレ:ヴィルヘルム・ブロングレン…スウェーデンの俳優。一見普通に見えて、実は…(一番深読みされやすいキャラ)。

同様に巻き込まれたカップル、サイモン:アーチー・マデクウィ&コニー:エローラ・トルキア。
コニーがアレするアレは念入りに三回に渡ってチラリする(この辺りも一度見たくらいではまず判らない)。
知る人ぞ知るショッキングなシーンで結構な時間メイン出演するダン:ビョルン・アンドレセン…画像検索すると少女と見まごうばかりの美少年(当時もそれで話題になった)が出てくるがもちろん過去の画像で、1955年生まれである。…日本でスクリーンに登場するのは何と49年ぶり!…でコレですかい、な役どころですハイ。


ヒロインの立場に立ってみると…あぁこうなるのもむべなるかな、という一本に仕上がっている(共感するのもどうかとは思うが)。

でもまぁ、グロい(ボカシも入るがそれはグロいからではなくてエロいから←)。
一部でオシャレっぽい番宣をした事もあって｢騙し討ち喰らった｣なんて声もある。

好きな人は好きかも知れないが…正直｢言われるほどではなかったな…｣という感想(やっぱり映画はスクリーンで見ないと…と痛感)。
○○事件をドキュメントタッチで実写映画化したら近いモノが撮れるんじゃないか、との声もあったが…もちろん邦画ではそんな事できるはずも無く。

じっくりと繰り返し見ていると(配信ならでは)｢花｣が生き物のように蠢いていたり、背景に隠し絵が仕込んであったり…とやたら細かい仕掛けが満載の映画。色々な分析をしている剛の者もいるので興味のある方はググってみるのも一興。

自己責任で。

さらには手練れのねらーをして｢掘り下げる所が残ってない｣とお手上げになるほど｢公式サイト｣の考察が深く細かいので｢必ず鑑賞後｣に｢宣誓した上で(サイトを見れば解る)｣ご覧あれ。


｢鑑賞評価:☆☆☆☆×｣

蛇足…かの｢新世界国際劇場｣公開時のコピ―が最強すぎると話題に(Twitterより)。

・た、確かにこんな内容ではあります。
・ネタバレ感が否めない…。
・まあ実際嘘は言ってないんでね
・キャッチコピーがすべての的を得て草 >RT
・これ以上でも、これ以下でもない要約ww 3行で終わった
・今まで見た煽り文句の中でもくっそレベル高いｗ＞ミッドサマー