
おおかたバイクのイメージは上の絵のようなものだ。
タンクのガソリンをキャブレターで空気とシェイクさせ、エンジンに送りプラグで火をつける。
爆発しピストンを上下させ、その上下運動をギアリンクで円運動に変えチェーンで後輪を回す。
爆発し終わった排気ガスはマフラーで後方に捨てられる。
ハンドルで前輪を左右に向かせると同時に車体バランスを取り向きを変える。
夜用のヘッドライトは当然進行方向前方上に付く。
運転者の座るシートが座る位置にある。
これが「バイク」である。
ヘッドライトが左側を向いてる状態(上の絵)なら「ガソリン関係」はタンクを起点に「Z」の字を書くように流れて行きますね。
バイクの基本的な「形」は、上の絵以外、描きようがない。
風を切る風防(カウリング等)や、物を入れるバッグ等、アクセサリー的に色々ついてバイクの用途 個性は細かく変化はして行くが、基本はこうです。
この基本をふまえて、例えば
こんなバイクや
こんなバイク

これはハーレーダビットソンと言うアメリカのデッカいバイクです。
色々ありますね。
そんないろんなバイクがある中で、僕が、中学3年の時、こんなバイクが家にやって来た。

これです。
これはHONDAの「MT50」と言う原付きのオフロードバイクで、1つ上の兄が買ったのです。
ヤラレました。ヤラレたのです。
「カッコいい!」
フロントフェンダー(泥除け)が前輪タイヤから跳ね上がっている!!
「なんだこれは?!」
整地されてないオフロードは、泥が付いたり、小石がタイヤとフェンダーの間に挟まり、前輪が動かなくならないように(何せ前輪は自ら駆動しません) 上に設置してあるのです。
デザインと言うものの「機能美」の塊。この塊乗って移動が出来る。
感動で震えあがりました。
1年を待ち、バイクの免許を取った僕は、すぐさま50ccのYAMAHAの中古のオフロードバイクを買いました。これで友達んちに遊びに行ったし、高校の通学にも使った。近場ではありますがツーリング旅や実家裏の野山の探索。2年間僕の良き相棒でした。
以来、36年が過ぎた今でも、僕にとって「バイク」と言えば「オフロードバイク」なのです。
世の中にはいろんなバイクがあります。 それぞれ素敵だと思う。
とにかくアスファルトの上を速いスピードでブッ飛ばすバイク。
遠くへ遠くへ旅をするゆったりとしたバイク。
どれも素晴らしい。色々乗ったし、今も複数所有している。
だけど僕にとって『バイク』 とは今もこれからも、フロントフェンダーが、こう…ガーン!と跳ね上がった「オフロードバイク」なのです。
「自由」と言うものには人それぞれの解釈がありましょうが、僕にとって自由に向かってまたがる乗り物は「自由自在」どこでも行けるオフロードバイクなのです。