今朝、目が覚める直前に変な夢を見た。
夢の中で私は大学生の頃に戻っている。
大学の大講義室でテストを受けている。
論文形式の問題で設問は一問のみ。
担当の教授は学生達の答案を覗き込みながら、「カンニングをした者は絞め殺す。白紙の者は嬲り殺す。不可のものは殴り殺す。死ぬ気で解答を書け!」と宣ふ。
この講義は出席も取らないし、レポート提出も無い。年に一度のテストのみで成績が決まる。再テストは無い。
白紙で提出すると単位が取れないだけでなく、教授に嬲られた後殺されてしまう。
でも私は設問の意味すら分からない。何を問われているのか分からないのでは答えようもない。
私はガタガタ震えながら、あぶら汗を大量に流す。
白紙は拙い。
嬲られて殺されるより殴られて殺される方がマシ。
原稿用紙三枚分の解答用紙を何とかして埋めねば。
困った私は「美味しいカレーの作り方」を解答用紙に書き始める。「白紙よりマシ」と呟きながら。
そこへ担当の教授がやってきて、私の解答用紙を覗き込む。
教授の忍び笑いが聞こえる。
受けたのか? 助かったのか? 私は切り抜ける事が出来たのか?
私は教授の顔を見る。
教授は鬼のような形相で私を睨みつけて宣ふ。「おまえぇ~、嬲り殺す!!」
私は「ひゃあ!!」と叫び声をあげて逃げ出す。
自慢ではないが逃げ足の速さには自信有り。本当に自慢にならない。
迫ってくる教授を振り切り、下宿先に逃げ帰る。
部屋には友人達が集まっている。
友人達は逃げ帰ってきた私に歓声を浴びせ、部屋の中で花火大会を始める。
必死で止める私を無視して花火で遊ぶ友人達。
部屋は焦げ跡だらけ。
ついに私は友人達の暴挙を止める事を諦め、部屋の片隅に座り込み線香花火に火を付ける。
線香花火の火花は儚い。
私はロケット花火が飛び交う部屋の中で線香花火の火花を見詰める。
部屋の中が火事になる。
逃げ惑う友人達。
紫の炎の中で私は大きな溜息を吐き、呟く。「ダメだこりゃ」
そこで目が覚めた。
変な夢でした。
あそこまで恐ろしい先生は居なかった筈なんだけどな。
何故、部屋で花火? 何で紫の炎? 昨日、寝る前にディープ・パープルの「Burn」を聴いていたから?
ま、解析不能なので考えるのは止めておきます。
久々に面白い夢でありました。
本日の倉敷は晴れのち曇り。
最高気温は九度。最低気温は一度でありました。
明日も、晴れたり曇ったりするみたいです。