【 忘( わす )れ草( ぐさ ) 垣( かき )もしみみに 植ゑたれど ( しこ )の醜草( しこぐさ ) なほ恋( こ )ひにけり 】 くるしくても やわらげてくれる 忘れ草 垣までびっしり . . . 本文を読む
【 忘( わす )れ草( ぐさ ) 我( わ )が紐( ひも )に付く 時となく 思ひ渡れば 生( い )けりともなし 】 くるしくても やわらげてくれる 忘れ草 私のひもにつけたょ . . . 本文を読む
【 大船( おおぶね )に ま梶( かぢ )しじ貫( ぬ )き 海原( うなはら )を 漕( こ )ぎ出( で )て渡る 月人をとこ 】 天界の大船 左右のかじを すべてとぉされ 母なる海 . . . 本文を読む
【 相思( あひおも )はず あるものをかも 菅( すが )の根の ねもころごろに 我( あ )が思へるらむ 】 私のこと なんとも想ってくれない あなたを 菅の根のように &n . . . 本文を読む
【 安胡( あご )の浦に 舟乗( ふなの )りすらむ 娘子( をとめ )らが 赤裳( あかも )の裾( すそ )に 潮( しほ )満つらむか 】 三重県志摩郡 安胡の浦で 舟あそびを しているだろう 乙女たち . . . 本文を読む
【 桜麻( さくらあさ )の 麻生( をふ )の下草( したくさ ) 早く生( お )ひば 妹( いも )が下紐( したびも )解( と )かざらましを 】 桜麻の 麻畠の下草のようなあなた 2mにもなる 麻になっていたら 私は . . . 本文を読む
【 貞( さだ )の浦( うら )に 寄する白波 間( あひだ )なく 思ふをなにか 妹に逢( あ )ひ難( がた )き 】 貞の浦に よせくる白波のように たえまなく 想っているょ . . . 本文を読む
【 武庫( むこ )の海の 庭良( にはよ )くあらし いざりする 海人( あま )の釣舟( つりぶね ) 波の上( うへ )ゆ見ゆ 】 摂津国の昔の郡名 武庫の海 ぃまの 兵庫県尼崎市から西宮市にかけての 海岸地帯は 漁場がぃぃょぅですね   . . . 本文を読む
【 君は来( こ )ず 我( あれ )は故( ゆゑ )なく 立つ波の しくしくわびし かくて来( こ )じとや 】 ぃとしぃぁなたさま こられなぃ 私は わけもなく
  . . . 本文を読む
【 我妹子( わぎもこ )に 衣( ころも )かすがの 宜寸川( よしきがは ) よしもあらぬか 妹が目を見む 】 あなたに 衣をかす 春日の 宜寸川の名のように よいきっかけは ないだろうか . . . 本文を読む
【 妹( いも )がりと 馬に鞍( くら )置きて 生駒山( いこまやま ) 打( う )ち越え来( く )れば 黄葉( もみち )散りつつ 】 あなたのもとへと 馬に くらを おいて . . . 本文を読む
【 天( あま )の原( はら ) 行( ゆ )きて射( い )てむと 白真弓( しらまゆみ ) 引きて隠( かく )れる 月人( つきひと )をとこ 】 天界の野原 ぉわたりになられ 矢を はなたれるため &nb . . . 本文を読む