おりょうの万葉浴

おりょうの万葉浴展・ ギャラリー香・2017年12月  

赤い土

2009-09-24 | 

  昨日      

 シドニーで 

  赤い砂が街をおおって

                「 まるで火星のよう 」 と  

                     大変でしたね

    内陸部の 

 砂漠地帯から 

   赤い土が巻き上げられ

        東海岸一帯に到達して

                         これから 

                ニュージーランドの方まで 

                   流れて行くようです

   赤い土の

     赤い色に

 太陽さまの 

白い光が 

 さえぎられて

                           赤い光しか 

                         目に見えない 

                           ので

  町じゅう 

真っ赤に 

 見えるのだそうです

      オ‐ストラリア大陸を 

        縦横断致しました時 

                          内陸部 

                       砂漠地帯の 

                         土は

                            真っ赤でした

    アボリジニーの人々は

 その 

赤い土で 

  画をかきます

     カラダにも画をかくのです

                       赤い土なので 

                        ドロパックですね

    ほんとに 

 紫外線カバーの 

   役目もかねているそうです

        アボリジニーの人々の聖地 

                        一枚岩は 

                     地球のオヘソと 

                       言われていますが

       私達が 

  お伊勢参りに行くように

聖地に向かう 

 原住民の人達を目にしました

                          自然な生活のなかで

                       一大決心をして 

                         聖地を目指されます人々は

    少し

 命がけのように 

  見えました

      靴なんてはいてない

                            1日走っても

                          車に 

                      すれ違わないような所もありました

  1日の走行距離が

 500kmから 

  800kmあります

                            そんな中を

                         素足で 

                           あるく

                         とか

     車を持たれていたとしても

  ボロボロで 

 あちこちで 

  立ち往生している車を 

        見ました

                          私達も昔は

                      あんな風に 

                        命かけて

                       神様にちかづきたくて

  ひたすら

 聖地を 

  目指したのでしょうね

       原住民の方々にとって

                      私のような 

                 レンタカーといえども 

                   整備の行き届いた車を持っているのを

      どのように

 感じておられるのか

心が 

  痛みました

                        ごめんなさい

                      大切な土地に 

                       入ってきてしまいました

  子供たちは

 とっても喜んで 

   「 いっしょに 遊ぼう 」と言ってくれます

                      「 いいもの 見せてあげる ! 」

                     そこへいくと 

                       みずたまり

       よく 

  見ると

 お水が 

  わいています

          そう

                           宝物が 

                         お水 

                           ウォーターホール

   水の穴だょ 

 と 

  言っていました

            この 

         水の穴の画を 

            少女から譲り受けました

                 私の宝物のひとつです

                        ここ 

                  内陸部で生まれた人は 

                     生涯 

   海を見ないで 

 人生を終える 

  ようで

                              太陽さまが 

                         地平線から出て 

                       地平線へ 

                         沈むのです

     太陽さまが沈みかけると

 真っ赤な 

夕日の中を 

 親が

     迎えに来ます

                            太陽さまがなくなると

                         暗やみ

                        真っ暗に 

                          なるまえに

       急いで 

  みんな 

 親の待っている家に 

   向かいます

                       電柱の 

                    一本もありません 

                       ほんとに 

  私の村も

70年前は 

 これに近い

     生活感が

                         あったように思います

                       闇が襲ってくるとは 

                         このことです

  でも 

神様は 

 海の青さを知らない

     子供たちに

                           真っ赤な 

                        赤い土を 

                    プレゼントなされたように思いました

   ありがとう於良


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