檜山(ひやま)智子の徒然なるままに・・・

ひやま智子の日々の思いや活動をお知らせします。

議会のあり方

2011-01-16 | 議会

 今日は、『小田原市議会を考える会』主催の講演会に参加しました。テーマは、“開かれた議会とは”で、講演は、自治体議会改革フォーラム代表・法政大学法学部教授の広瀬克哉さんでした。私自身も、この自治体議会改革フォーラムの会員なので、広瀬先生のお話は何度も伺ったことがありますが、やはり、小田原の市民活動団体が主催して行うことの意味は大きいと感じ、参加しました。
 先生は、行政も議会も、大変厳しい判断が求められていくこれからの時代に、市民感覚に最も近いところで判断をする議会の役割の大切さを、改めて指摘されました。一人代表の市長とは違う、
多面的で慎重な判断をできるのが議会であるということもおっしゃっていました。議員の一人として、勇気をもらい、また責任の重さも感じた言葉でした。

 小田原市議会も、一体市民からどう受け止められているのか?何が課題なのか?どういう解決の方法があるのか?を、議会基本条例検討委員会で検討してきました。私もその一員として、もうすぐ、検討結果を報告書にまとめます。
 私個人としては、“議会としての”果たすべき役割の強化が必要と思っています。議員個人の資質の向上は当然ですが、あくまでも“議会としての”市民との交流会や報告会をとおして、本当の意味での市民の声の代表に、議会がなったら素晴らしいと思います。
 4年前は、市議会での議会基本条例の必要性は、ほとんど認識されていなかったと思います。市民からの、基本条例検討の必要性の請願に、私しか紹介議員にならなかったのです。しかし、この4年間で、状況は大きく変わりました。
 
 作成中の報告書には、条例そのものの制定を自己目的化するのではなく、市民の期待に応えられる議会となるために、やれることはいくつかある・・・・とまとめます。議会広報の仕方の検討、
議会報告会の開催、賛否の公開など、ポイントを絞って、できることから、やるべきである~そんな内容の報告書をまとめることができた、この4年間の小田原市議会の変化は、私は大きいものがあったと思います。
 
 来期の4年間は、其れを具体化するのが、今期、検討をすすめた私たちの責任だと思っています。今日の、講演会を開催した、『市民の会』の方がた、ご苦労様でした。感謝申し上げます。