檜山(ひやま)智子の徒然なるままに・・・

ひやま智子の日々の思いや活動をお知らせします。

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映画「空とコムローイ」

2012-09-19 | 平和
 今夜、一本の心温まる映画を見ました。
 『空とコムローイ』(監督・三浦敦子さん)という、タイの最北部の町メーサイにある、山岳民族アカ族の人たちの為の生活支援施設(コンティップ村)での人々の暮らしを描いた映画です。 タイ最北部といえば、人身売買や其れによるエイズの感染など多くの困難の中で人々が暮らす地域。
 
 このセンターで、30年活動をしているのはイタリア人の神父さんとノイさん。母をエイズで亡くした2歳の女の子ファも、神父さんや多くのここで暮らす子ども達やお姉さん達に支えられて暮らし成長していく。3人のおばあちゃんも共同生活していて、一人一人は困難な状況を抱えているはずなのに、何故か、彼らが暮らす空間は穏やかで暖かい感じがしました。

 監督からお話を伺いましたが、この施設はこの地域にあるいくつかの支援施設や場所の中でも、キリスト教がベースにあるせいか穏やかな雰囲気だととのことですが、もしかしたら、三浦監督のまなざしが、暖かくて、生きていることに対して肯定的だからかもしれないと思いました。  

 いろんな生き方やいろんな空間が地球上にはあり、幸せの形も満足の中身も全く違うんだということを、囁くようなタッチで私達に感じさせてくれる映画です。肩の力がふっと抜けます。今日、見たメンバーの中で、来年早々に、小田原で上映会ができないか・・・そんな相談もしました。

 因みに、“コムローイ”とは、紙でつくった熱気球で、新年に、幸せを祈って夜空にあげるのです。写真では見たことがありましたが、映画の中で施設の子ども達が、花を飾ったりしてあげています。日本の灯篭流しなのかな~と、ふっと思いました。

ファイバーリサイクルの現場

2012-09-06 | 環境
 今週3日、リサイクルショップWEショップが提携している古繊維業者の(株)ナカノの秦野営業所を見学してきました。 
 
 古着や古繊維の回収は、最も多いのがもちろん各自治体がやっている行政回収・次に学校や子ども会などが行う集団回収・私達のは店頭回収の部類に入ります。(有名なのは、ユニクロが、店頭で改修していますよね。)
 私達WEショップは、直接『回収』をしているわけではありませんが、家庭で不要になって寄付していただく衣類って、しまっておくだけで折りジミ・色焼け・気づかないほつれなどあり、ショップに出せないものも中にはあります。また、ショップに出したけど、残念ながら、お求めになる方がいらっしゃらなくて残ってしまう衣類もあります。それらを、WEショップでは、更に可能な限りリユース・リサイクルしようと、月2回、県下の店舗をトラックで回って回収し、ナカノさんに持ち込むファイバー便を運行しています。
 月曜日は、その回収されたファイバーがどうなっていくのかを見てきたわけです。

 始めに、人は、年間約10kg衣類を購入し9kgは廃棄する。特に、女性の率は男性の5倍・・・・と聞いて、まずガクッ。でも、布・古着として資源回収されるのは、全国平均では約30%にすぎず、残りは焼却や埋め立て処分されているそうだ。(神奈川県や首都圏は、もちろん資源化率は高いと聞いてちょっと安心)
 
 ナカノさんのような業者に回収された古着・古繊維のうち、約50%は東南アジアへ古着として輸出し、20%はウエス(工業用の雑巾)に、30%は反毛機にかけて断熱や防音材などに使用されます。反毛素材は、WEショップでも“エコ手袋”として再生して販売してますし、車のエンジン周りの防音クッションなどにはなくてはならないものだそうです。
 
(株)ナカノでは一日11t持ち込まれる古着を20人の従業員が130種類に分類し、圧縮機にかけて梱包して出荷できる状態にしています。暑い中大変な作業です。例えば、フリースばかり約300着を圧縮して100kgのキューブにする作業も見学しました。ナカノさんの扱い量の9割は、行政回収の物だそうです。
 
 話の中で意外だったのは、商品として日本では売れないような古着でも、チャックやボタンや機能的に問題ないものならば、東南アジアでは立派な“商品”として売れるということ。下着なども現地の新品より、日本製の中古の方が耐久性にすぐれていて高く売れるそうです。
 純然たる支援として古着をどこかの海外の団体に送るのも一つの方法ですが、経済の循環の中にある古着の市場に私達の使わなくなったものを提供していくというのも立派な別の方法だと納得できたことは良かったです。

 日本の物は、例え、製造はベトナムや中国でだったとしても、そこに指示を出し教育して製造していく日本の力が評価されるということですね。中古車が飛ぶように売れると言う話と共通のものがあります。ちょっと嬉しいような、日本らしさを再発見した気持ちになりました。
 


台湾に行ってきました

2012-09-02 | 日記
 以前から予定していた台湾旅行に行ってきました。娘の夫が台北長期出張から、もうすぐ帰ります。その前に一度は家族で台湾で過ごしたい・・・・というので、我々夫婦はいわば孫のお守役でついて行って来たわけです。

 台湾へは、15年前に、夫のいとこが台湾の人と結婚してその結婚式に行って以来。その時の強烈な印象は、街角のセブンイレブンで煮ているおでんの煮汁のにおいが、漢方薬そのものだったこと。しかし、行ってみてその変貌ぶりに驚きました!
 まず、あの漢方の臭いは一切なくなっていた事。セブンイレブンの数が凄まじく増えていたこと(ファミリーマートも少しありましたが)。日本のセブンと全く変わらないお店の構えでした。
 果たして其れがいいことなのかどうか?漢方の伝統をなくしてしまって台湾の食やそれにもとづく台湾の人の体は大丈夫なのかな?などを考えてしまいました。(最も、進出して行っているのは、我が国の食産業なのですが・・・・)

 今回は、台北市外に出てみたいと、台湾高速鉄道(いわゆる新幹線)に乗って、台南に日帰りで行ってきました。
 前日に、ホテルから一駅地下鉄に乗って台北駅に行き、自分達で切符を買うところからやってみました。当日券売り場はすぐわかったのですが、先の券を買う場所がなかなかわからず、ちょっと難儀しましたが、其れもまた面白い経験でした。
 台北駅も、恐らく、最近新しくしたと見えて、6階建てで、中央ホールは大きくとって吹き抜け、2階3階は、ホールを見下ろすように飲食店がぐるっと出店。4階より上は、台湾鉄道省のオフィスのようでした。また、駅中や地下の店には、若い人たちがショッピングを楽しみ、賑わっていました。
 
 翌日、台南までは約2時間。台湾高速鉄道は、日本との提携でできたのだということが、その車体・チケットの販売システムなどなどから一目瞭然(これもまた、我が国からの輸出でした・・・)。しかし、台中駅など、どの駅も、超幾何学的なメタリックなデザインの駅ばかり。日本の駅とは違う。ちょっと空港のような感じ。
 
 高速鉄道台南駅周辺は、田んぼと野原。そこから、台南市内へはいわゆる在来線で約25分。言ってみれば、新横浜から横浜駅に行くみたいな感じ。今から30年前頃の新横浜駅周辺はぺんぺん草が生えていましたが、今は、大都会。高速鉄道台南駅周辺には、田んぼとその周りにいくつもの家族のお墓がありました。新しくできた駅なのです。10年20年後、どうあのあたりが変わっていくのか・・・

 在来線で20分。スコールがきそうな空模様の中、台南駅に近づくと、一つ手前の保安駅が、もう戦前の映画にでてきそうな懐かしいふるい駅舎でした。どうも今年は台湾の鉄道ができて125年の記念の年~みたいな横断幕がかかっていて、歴史を感じさせてくれました。台南駅も、古いまま(駅の構造は日本のJR逗子駅と同じ)。同時に、新旧両方を体験できました。