檜山(ひやま)智子の徒然なるままに・・・

ひやま智子の日々の思いや活動をお知らせします。

都議会でのセクハラ

2014-06-22 | 議会
 東京都議会で、不妊治療やっ子育て支援策などに関して質問をしていた「みんなの党」の女性議員に対して、自民党の議員席から、『早く結婚したほうがいいよ~』というヤジを皮切りに、セクハラ発言が渦巻いたという問題。
 「みんなの党」は、都議会議長に抗議したりヤジを飛ばした議員を特定し謝罪を求めている。当然だ。

 でも、私はふっと思い出した。なんかこれと同じことあったな~
 前に国政選挙候補者の公開討論会(小田原市民会館で行われた)の時、自民党の牧島かれん候補に対して、みんなの党の井上義行候補が、あなたはお子さんがいないから(子育て政策が)わからないかもしれないが・・・というような意味の発言をして、会場の中から、“それはないでしょう~”というような失笑を買ったこと。

 そしたら、それに対して、露木候補が、開成町は子育てをするのにいい街ですよ~と、ちゃちゃを入れたことも、思い出しました。
 
 おじさんたちは、平気でそういうことを言うのですようね。どうしようもない国です、全く日本って。

変わる?小田原市議会

2012-07-10 | 議会
 小田原市議会もやっと変わり始めている?のかな?と思わせるイベントがあります。
 議会基本条例の制定にむけて特別委員会がスタートしていて、そのキックオフイベントが7月29日(日)午前10時~12時行われます。早稲田大学大学院教授の北川正恭教授の基調講演『分権時代の議会の役割』があります。
 
 議会基本条例というのは、市民の代表である議会の役割とか、市民にひらかれた議会としての在り方などをルールとして定めるものです。この4月から行われている、議員の議案への賛否の公開なども当然この条例には含まれるのが一般的です。
 
 私も一期目の市議のころから、その必要性を主張していました。忘れもしない2006年の12月議会に、そういう条例作りにむけて議会で検討を始めて欲しいという請願をだされた市民の方がいました。私が紹介議員になり、本会議で主旨の説明を行い、議員同士で、始めて意見の出し合いをしました。が、その当時は、そんな条例は不要!、小田原市議会はもう十分公開性が高い・・・・という議員が多く、請願は否決されたのでした。
 
 あれから6年。やっと、議員の賛否の公開も始まり、議会基本条例をつくることが市議会のスタンダードになりました。後は、個々の議員の政治姿勢や政策や議論の中身を一人一人がどれだけ市民に開こうと努力するかです。 
 29日は、市役所7階大会議室です。出かけてみてはいかがですか? 

議員報酬

2012-02-29 | 議会
 ブログのテンプレートを、お雛様に変更しました。被災した石巻でしたか、津波で多くの児童が命を落とした小学校の子ども達のために70体のお雛様が、跡地に飾られたという新聞記事を見ました。雪の舞う中のお雛様でした。ご冥福をお祈りします。

 さて、今日の国会党首討論で、公明党の山口代表が、議員報酬の削減をするべきとおっしゃっていた。昨日、民主党の輿石幹事長も、定数削減がなかなかできないならば、報酬削減を2割くらいはしないといかんのでは・・・・と言うようなことをおっしゃっていた。このご時世、当然のことと思う。国家公務員だけ給与を削って、議員はそのままなどどいうことは、とうてい国民の合意の得られるものではない。
 
 国会議員は、他にも、文書通信費やら秘書給与など税金から直接のものや、党を介して税金から「政党交付金」という形で結局は議員に還元されるものまで支給されている。今国会議員の報酬は、月額130万円だが、いったい、議員の報酬というものは、どこが妥当なのか・・・・議員の果たすべき役割・位置づけにもよるだろうし、世間一般の給与水準との兼ね合いもあるだろう。また、国レベルの政治家と地方議員との活動スタイルや求められるものの違いもあるだろう。
 
 ちゃんと議論をしていかないといけないテーマだと思う。ばっさり、議員定数を減らすという議論の仕方よりも、私は、そもそも、議員に何を求めるのか?どういうスタンスで活動することを期待するのか?それに相応しい報酬のあり方とはどうなのか?という議論が必要と思う。

陳情“不採択”~委員会としての市長への申し入れ

2011-02-03 | 議会
 昨日、私が委員長をつとめる厚生文教常任委員会で、「小田原城址の緑を守る会」から提出された陳情の審査を行いました。この陳情は、初めは、“植栽管理計画の白紙撤回を求める”陳情でしたが、市の姿勢が、明確に変化したことを踏まえ、その陳情を取り下げられて、新たに“史跡の整備と緑の共生を求める”陳情として、昨12月9日に提出されたものでした。
 陳情項目は、①史跡の整備と緑の保全を共生するという運用指針を担保する為の確認文書を市長と教育長に提出させる。②市民への情報開示と合意を得る。の2点。 
 
 城址の植栽問題は、現在、この「守る会」代表の鈴木氏も含めて12人の専門家や市民からなる
専門部会にその舞台を移しています。
 私は、12月27日の部会を傍聴し、出された素案に関する市民説明会(1月29日)にも参加しましたが、史跡の整備と緑の共生を図ることを基本とした市の『運用指針』に忠実に、現在、まずは、御用米曲輪(旧城内臨時駐車場)整備の計画作りを進めています。計画素案によれば、曲輪の旭丘高校側のクスノキも、基本は伐採しない方針で、元の野球場の観覧スタンドなどを撤去する際も、絡んでいるクスノキが倒れないように、頭部を少し軽くしたりして自立の可能性を探るなどの配慮をしつつ進めることも確認できました。

 現在2月1日から2週間パブリックコメントが行われています。その後は、2月17日の第2回の専門部会で成案としてから、県の教育委員会や文化庁との協議を行い、3月中旬に曲輪整備の計画として決定していく予定との事も、昨日の委員会で報告されました。

 さて、この陳情、結論は、“不採択”となりました。各委員が述べた主な理由は、すでに、陳情者を始めとする市民の動きもあって、市の姿勢が、明らかに変わってきている。ある意味、陳情者が望んだ方向にすでに向っている。今後は、運用指針にそって、しっかりと進められて行くかどうかを、しっかりとチェックしていくべき。などでした。
 
 私は委員長でなかったら、“継続審査”という姿勢を表明したと思います。少なくとも、パブコメや第2回の専門部会の推移をしっかり見てみたかったというのが本音です。陳情者が望む、“運用指針を担保する確認文書”なるものがないと駄目なのか?ちゃんと部会でしかるべき議論がされて、方針が出てくれば、“確認文書”は不要かもしれない・・・・もう少し時間が欲しいと思いました。が、委員長は賛否に加われません。

 不採択となりましたが、委員会としては、決して、陳情者が目指している方向自身を否定したわけではありません。むしろ、陳情者の思いも受けて、行政側は、しっかり「運用指針」にそって、丁寧にすすめるべき、という意見が多かったのです。従って、そのことを、委員会の総意として、議長をとおして市長並びに教育委員会に申し入れることを決めました。
 
 いずれにしても、今回の曲輪整備は新しい方針で進める訳で、これまで、バッサバッサと切っていた樹木を、今回は、スタンド撤去の際にも“守る”ことを基本に進めるという画期的な手法です。市長も教育長も、このことが本質的には何を意味するのか?をしっかり考えて欲しいと思っています。
 
 

議会改革の動き~統一地方選挙にむけて

2011-01-19 | 議会

 数日前に、確かニュースで、公明党さんが、統一地方選挙に向けた『議会改革の提案』を発表したと、チラッと聞いた気がしたので、公明党のホームページを見てみました。
 出てました!地方議会改革プロジェクトをつくって検討していらしたようです。行政の監視役としての議会の機能の強化や、市民の多様な声を行政に届ける役割をちゃんと果たすべきだとありました。議会基本条例の制定や、議会報告会の開催、傍聴制度の充実など、いくつかの提案をしています。議会改革の基本路線として、大変心強い改革提案です。
 ただ、議員定数や報酬のあり方(つまり、根本的な議員の身分やあり方に関係する部分ですが)については、私の考え方とはちょっと違うという印象ですが。
 
 この4月の統一地方選挙では、間違いなく、これからの議会の機能強化をしっかりと進めることが大きなテーマとなります。市長・行政側としっかりと対峙する(敵対すると言う意味ではなく)という、議会本来の役割を、一人一人の議員がどこまで果たせるか?様々なキャリアの人が議員になりますが、議員になった以上その本来の役割が間違いなく問われるのです。 
 最近時々聞く、『自分は市長派とか、反市長派』とか、そういう尺度は二元代表制の地方議会においては全くナンセンスとしか言いようがありません。

 ところで、他の政党は、地方議会改革についてはどのような方針をもっているだろうか、関心のあるところです。