傷み分け 2017-07-31 | パレアナ日記 傍若無人に振る舞う 怖いもの知らずに物申す時 自分だけ安全な場所にいては 届かない 相打ち覚悟で打ち込めば 怖いもの知らずは 野方図に開いているから 瞬時にノックアウト こちらにも、しばし傷みは残れど その効力は決して褪せない
棲み分け 2017-07-29 | パレアナ日記 蝉の大合唱が 真っ盛りだ つんざくような大音量で 魂の限り 鳴き叫ぶ ..気付けば あれほどの蛙の大合唱は いつの間にか止み、夜の田んぼは 静まり返っている やがて、蝉の大合唱が弱々しくなる頃 コオロギの合唱団が 勢いを増す ふと、思う 音で空間を満たす その時期をずらすことで この代表的な3大合唱団、 うまく棲み分けが出来ている
海月(くらげ) 2017-07-26 | パレアナ日記 どうしてもギアが ドライブに入らない こんな時はニュートラルにして しばらくじっとしていよう ニュートラルのままでは 走り出せないが 確かに、前を見据えている.. ただ 今は、 ポジティブでもネガティブでもない 何も考えず 心を漂わせているだけ 海月(くらげ)のように…
うさぎとかめ 2017-07-24 | パレアナ日記 人生という長距離ドライブを 続けるには ガソリン車より ハイブリッド車の方が 明らかに燃費が良い 自然に触れ 正しく人と関わり合い エネルギーを生み出しながら 進むのが良い うさぎは ただ一目散に走り エネルギーを消耗したから 眠り込んでしまった かめは のんびりのんびり 風や空や鳥の声、草花の匂いを 楽しむことで エネルギーを補いながら歩いたから 息切れしなかったのだ
欠落 2017-07-22 | パレアナ日記 どこに忘れて来たのだろう? ジグソーパズルのピースを 一つ一つ 確実にはめ込みながら ここまで来たつもりだったのに 無くしたピースの欠落を 埋めに戻らなければ これ以上先には進めないのだ
祈り 2017-07-20 | パレアナ日記 全ての人が神様の子どもであるなら その誰に対して マイナスの毒を吐きかけても その毒は回り回って 自分の大切な子どもたちに 降りかかる それが、鬼子母神の物語の 教えだったのだ.. 誰しも、自分の子どもたちが 健やかであるようにと祈るが 鬼子母神から 愛する子どもを取り上げた神様に その願いが届く唯一の祈り.. それは、鬼子母神の懺悔を 自分の懺悔として 鬼子母神の愛を持って 全ての人に関わること なのかも知れない
お守り 2017-07-18 | パレアナ日記 北風と太陽の話が好きである 周囲や自分自身に不安や不満がある時 北風になるのは簡単だ だが、願わくば あの童話の太陽の如く 常に穏やかで微笑みをたたえ 明るく輝く存在でいられたらと 他人に対しても 自分自身にも ああ..でもそれは 叶わぬ願い やはり自分は小さな存在だから ならばせめて 小さな太陽を胸の中に忍ばせておこうか 北風の中でそっと握りしめる お守りのように