エリカ 花言葉 謙遜 博愛
仕事納めの朝
車の窓ガラスに
霜の結晶がちりばめられて
幻想的な風景が
広がっていた
心の中にこんなフィルターを
用意していれば
きっといつも
美しい心象風景を見ながら
暮らせるはずだ
などと思いながら
出掛けた仕事納めの朝
今日、クリスマスが終わる
目を楽しませてくれていた
街のイルミネーションも
一つ、また一つと消えて行く
でも、イルミネーションは
まだまだ終わらない
夜空を見上げれば
冬空に瞬く星々が
クリスマスのイルミネーションに
目を奪われ
少しざわついた心を
そっと鎮めてくれるだろう
星々のイルミネーションは
冬の間
ひときわ美しく
輝き続けるだろう
もうすぐクリスマス
シャンシャンと鈴の音が
聴こえて来るようだ
気付けば
ホワイトクリスマスや
サイレントナイトなんかを
口ずさんでいる
クリスマスが楽しみという事は
今が幸せという事だ
それが嬉しい
１００％の幸せは
無いかも知れないが
だからこそ
今の瞬間の幸せに
１００％の感謝をしよう
クリスマスは そのために
やって来る
あろう事か、
制服一式忘れて出勤してしまった
なんとか有り合わせで
それらしい出で立ちで
一日をしのいだが
顔から火が出るほど
恥ずかしかった
「今日はせっかくボケキャラになって
ボケてるんだから遠慮なくどんどんいじってよ」
と宣言してみたら、ちょっと楽しくなった
ようやく一日が終わり
変な格好から解放されたが
なんだかちょっと惜しい気がした
もう二度と制服を忘れたくはないが
確かにちょっと楽しい一日だった
