ゆっくり、ゆっくりです。すると面白いほどのときめきがあります。心が跳ねてがよろこびます。
下のくるくる葉っぱは虫さんのおうち
緩やかな林道をゆっくりゆっくり上がって行きます。ヤマガラ、ルリカケス、少し離れて、
アカヒゲの鳴き声も聞こえてきます。時折ルリカケスがギャーギャー騒ぎ出します。
その時はいったん立ち止まり私は敵ではないと呼びかけます。
2017年3月7日、奄美群島は国立公園となり世界自然遺産登録に向けての最大の課題は
クリアされました。2010年に検討会が発足してから実に10年を経てです。それでもまだ
外来種問題、希少野生動植物保護対策、ノネコ対策など、問題は山積。この本の中で
環境省奄美自然保護官の方の提言です。「奄美における屋久島の縄文杉、沖縄の
琉球文化のようなシンボリックは何か?リゾートとしての沖縄、縄文杉の屋久島の間にあって
奄美は、自らの持つ資源を大切にしながら身の丈に合った体験型の観光振興を」と。
スダジイの照葉樹林の奄美の山は突出して眺望の景観は他より優れているわけではないが、
林内で静かに行動していれば種々な生き物の姿や行動をまじかで観察できる場所でもある。。と
金作原や湯湾岳に象徴される奄美中南部はエコツアーの目玉ポイントです。
森の中をゆっくり散策しながら頭上を見上げて恐竜の生きていた時代に
思いをはせます。。
自然資源のみならず、もちろん島独自の歴史、民俗、伝統文化も含め、
奄美の「個性」として、バランスよく活用するために知恵をだしあえることを
願います。。
奄美の森の代表はシイ林で、登山道を少し外れるとシダやへゴにしっとりおおわれていて
何とも心地よい空間が待っています。これは一度伐採された二次林との境界!
一羽はここ数年奄美本島に滞在していて、コウノトリに恋してしまった仲間がつぶやいていました。
「ここ数日見えないんだよね」と。徳之島まで遠出していたんですね。オスどうしでは
なわばり争いで、喧嘩してしまうので一緒に居れないとか。成長した君たちは繁殖のため
生まれ育った兵庫県にそろそろ帰ろうかとうまく話しあい出来ましたか。故郷へ無事たどり着けるといいね。。。
* コウノトリLOVEさんからの情報でもともと大島本島にとどまっていた一羽は
戻ってきていていつもの田んぼで採餌していたそうです。。。独身をあくまでつらぬく?
島の桜ヒカンザクラはとっくに散り、葉桜に代わり、そして今ちいさなちいさなサクランボを身に着けています。
この小さな実が真っ黒に色がかわると食べられます。ズアカアオバトの好物でもあって
写真を撮ろうと近ずくと、ばたばたとズアカが飛び出し、こっちもびっくり。
お食事中すみませんね。。。
こちらも満開!アマシバの白い花
市内へ抜ける旧道を下って行ったその途中ぱっと目に飛び込んできました。
雪をかぶったように真っ白です。!!深緑の葉を少しかじると微かにあまいしぶみが
口に残る。森の散策、初級編で必ず体験させらせます。奄美の森の楽しみです。
見事に満開で、真っ白で、感動せずにいられません。