勿論、12月時点ではファウチ博士は明確に、これらのワクチンは、感染しない、感染させない能力については分からない。それは開発目標に入っていないからと言っていた。その後、当然だが、感染させない、感染しない能力もある程度あると評価されている。
1月か2月頃には、感染させない、感染しない能力はそれぞれ60%との話だった。往復だいたい90%なので双方マスク付けていれば完璧。(マスク要らないかも) 最近は、mRNAワクチンについてはまだ8割から9割を維持しているとIHMEは評価。変異に対しては漸減傾向にある。 http://healthdata.org/covid/covid-19-vaccine-efficacy-summary…
で、AZをみると・・・・ 在来株が実測で往復52%なのでマスク必須、社会的距離必須。 変異株には感染抑止能力は期待できない。 http://healthdata.org/covid/covid-19-vaccine-efficacy-summary…
ようするに、ワクチン打っていても感染するときは感染するし、感染させるときは感染させる。とくに変異株でAZなら余り意味がない、これは、第三世界に多い中国系のコロナバックとシノファームも同じ。 第一世代ワクチンでは、mRNA系以外は変異株の感染阻止能力は期待できない。(J&Jは辛うじて期待可)
ノババックス改良型が第二世代COVID-19ワクチンの第一陣になると思うが、ノババックスは、現在存在するVOC(懸念すべき変異株)を対象としている。但し、δ株に対しては不明。 第二世代COVID-19ワクチンでは正規の承認手続きへの移行もあり(ノババックスは緊急使用許可か?)安全性含め、大幅に良くなる
おそらく第3世代以降は、タンパク質抗原ワクチンとmRNAワクチンに収斂してゆくと思う。 ただ、不活化ウィルスワクチンもなんとか生き残って欲しいと思う。 少なくとも10年くらいは毎年接種だろうね。社会の正常化は、ワクチン併用で来年の夏以降始まるだろう。
おそらく来年中頃には実用化するだろう第2.5世代ワクチンで、安全性や有効性で満足行くワクチンが開発され、とりあえず社会的距離や移動制限は全面解除と思う。 だからこそオリンピックは来年秋にすべきだった。このことは技術成熟の視点で当たり前で、移動先日程自体は昨年3月から指摘してきている。
入国者に対する検疫検査の問題はかんたんなもので、PCR検査に限らず、あらゆる検査手法で、感染直後72時間の不感期間があることが第一の問題。 そして、その不感期間の次に、不顕性感染で強い感染力を持つ時間が48時間ほどあるCOVID-19特有の問題がある。これが第二かつ最大の問題。
実は僕は数週間前までもうすこし楽観的に見ていたのだが、日本で到着後の検疫留置3日,6日,10日が始まった後、やたらと定量抗原検査後のPCR検査で陽性者が多いのです。要するに取りこぼしや空港での感染者が多いという事になるのです。 そして実際に多く取りこぼしているのだから、対策できてないの。
ちなみに出発前10日間、搭乗者全員自己検疫して、四回の頻回PCR検査陰性、搭乗12時間前の直前PCR検査で搭乗者全員陰性の場合、限りなく移動中の感染は生じない。 この場合は、到着後のPCR検査陰性の後、検疫留置6日間と追加2回のPCR検査陰性で殆ど問題ないと思う。
補足するが、3.の集団は、感染直後なので、余程の例外を除きPCR検査でも抗原検査でも検出できない。勿論抗体検査など意味はない。 例外としては、ごく希に感染翌日には発症する事例が、α株やδ株では指摘されている。
これが東京オリンピックがスーパースプレッダイベントになる理由。 早速感染者が見つかっているが、PCR検査でも見つかる人はほぼ感染力を持っているので、見つかったときにはその接触者は14日検疫留置対象。 それをしなければ14日以内にアウトブレイクの可能性が高い。
6日間の検疫留置と追加二回のPCR検査を適切にやればほぼ検出できるが確実ではない。
仕事に入る前に追加。 今回、入国後に感染が発覚した選手団だが、アストラゼネカ(AZ)のワクチンを二回接種済みとのことで話題になっているが、これも仕方ない。 COVID-19第一世代ワクチンは、感染しても重症化しない、死なない事を目的に開発されている。その点ではきわめて優秀なワクチンである。
さぁ、今日で最後だ。 原稿を完成させて納めて、現在止まっているLine、Gmailの一部アカウント、Twitterメインアカウント、iPhoneを復旧させる。 復旧はおそらく明日。 明日は一日寝る。 郵便局は明後日。 帰宅と生活正常化は来週くらい。 酷い100日間だったよ。
【追記】
開発の重点は、かつてのタミフルのような治療薬へ移行します。 CNN Newsroom ←これは当然。ワクチンは、出来ることが分かったところで放っておけば開発される。