安倍首相は終わったと予感させられたサミット後の記者会見
そのサミットが終わり、今朝7時半過ぎからサミット終了直後の安倍首相の記者会見の模様をNHKが流している。
それを聞きながらリアルタイムでこれを書いている。
驚くべきデタラメの記者会見だ。
冗談はモリ・カケ疑惑答弁だけにして欲しいと思わせる記者会見だ。
いつもの通り、安倍首相の記者会見は、冒頭で長々と自画自賛する答弁にはじまり。そしてそれで記者会見はほとんど終わる。
今回もまさしくそうだった。
そしてそこにはトランプ大統領の保護主義を批判する言葉は一言もない。
他の首脳が皆トランプ大統領のルール破りの保護関税を批判したというのにである。
そしてトランプ大統領の保護関税から不当な被害を一番こうむるのは日本であるというのにである。
「議論の応酬はどの国の為にもならない」、「自由で公正なルールを深化させる事が重要だ」などという抽象論でごまかし、G7の結束を維持できたことへの貢献を自画自賛する始末だ。
その後に次ぐ質疑応答に至っては、ほとんど答えになっていない。
拉致問題の重要性を長々と強調した後で、それならば今後の日朝直接協議の見通しはと聞かれ、何ひとつ明確に答えられなかった。
トランプの日本車輸入規制にどう対応するのかとの答えに至っては、何を勘違いしたのか、日中関係の改善の重要性を語り出した。
そして時間切れを理由に共同記者会見は見事に中途半端に打ち切られてしまった。
こんな無意味で、異常、異例な記者会見だったにもかかわらず、いつものように岩田記者が出て来て、解説にならない解説をしていた。
何もかもがデタラメだ。
もはや安倍首相は日本の首相としてまともな職務を遂行できなくなっているのではないか。
これ以上首相であり続ければ、日本はもとより安倍首相自身も恥をさらす事になるのではないか。
冗談ではなく、本気でそう危惧した。
安倍首相はもう終わっているのだ。
そう予感をさせられたG7後の安倍首相の記者会見だった。
果たして大手紙はこの共同記者会見の模様をどう報道するだろうか(了)
2018年6月10日 8時32分 動画
続きを読む
この中で安倍総理大臣は、調整が難航していた貿易分野について「激しい意見のやり取りがあった。貿易制限措置の応酬はどの国の利益にもならない」と述べました。
そのうえで「市場をゆがめる不公正な貿易・投資慣行に対し、G7として断固対抗していくとの認識で一致し、自由で公正なルールに基づく貿易システムの発展に努力していくことを確認した」と述べました。
さらに「わが国としては、自由貿易体制の維持と推進に引き続き積極的な役割を果たしたい。来月始まる日米間の『自由で公正かつ相互的な貿易取引のための協議』でも、建設的な対話を行っていきたい」と述べました。
そして「会議場の外で首脳だけで集まり、ひざ詰めで直接本音をぶつけ合って合意に至り、首脳宣言として発出できることは大きな意義がある」と述べ、G7の結束を示すことができたと意義を強調しました。
また安倍総理大臣は、北朝鮮問題について「国際社会が一致して、これまでと変わることなく国連安保理決議の完全な履行を求めることを、G7の総意として改めて合意した。また、米朝首脳会談の成功を強く期待する。トランプ大統領を支持し、交渉姿勢を支えていくという点でG7は完全に一致した」と述べました。
さらに、拉致問題について「即時解決に向けて理解と協力を呼びかけ、すべての国々から理解と支持を得ることができた」と述べました。
そして「日朝首脳会談を行う以上は、北朝鮮の核・ミサイル、そして、何よりも重要な拉致問題の解決につながることが極めて重要で、解決につながる形で実現されればよい」と述べました。
一方、安倍総理大臣は、4年前のクリミア併合後、従来のG8の枠組みから排除されたロシアをめぐり「世界が直面する課題に処方箋を示すためには、ロシアの建設的な関与を求めていくことも必要で、双方がその環境整備に努力していかなければならない」と述べました。