新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、全国各地で発生したクラスター(感染集団)とみられる事例が、今月26日までに計1761か所に上ることが、厚生労働省のまとめでわかった。国内の感染者は29日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗船者(712人)を含めて10万502人となり、依然として収束には至っていない状況だ。
次いで、「企業や官公庁などの事業所」(379か所)、「福祉施設」(319か所)、「医療機関」(307か所)などが目立った。
国内の感染者は29日、新たに809人が確認され、1月16日に初めて感染者が発表されてから9か月半で10万人を超えた。1日当たりの感染者が最も多かったのは8月7日の1605人で、その後、減少傾向となったが、今月に入り微増に転じている。死者は累計で1761人となった。
全国の自治体が今月28日までに発表した感染者数に対する死者数の割合(死亡率)をみると、「第1波」では5・2%だったが、「第2波」では1・1%と、大きく低下。「第2波」では、若年層を中心に感染が広がっており、重症化するケースが少なくなっているとみられる。
昭和大の二木芳人客員教授(感染症学)の話「死亡率は低下したが、感染経路が分からない人も多い。無症状や軽症の人を介して市中感染が拡大する可能性もあり、引き続き医療提供体制の充実に取り組む必要がある」
新型コロナウイルス 国内の感染者10万人超える(2020年10月30日)
仏独ロックダウンへ・・・新型コロナ欧州で感染急拡大(2020年10月29日)
住宅設備大手のLIXIL(リクシル)グループは30日、子会社のLIXILで1200人の希望退職者を募集すると発表した。
対象は勤続10年以上で40歳以上の正社員。工場や物流センター、デジタル部門の社員は制度対象外となる。来年1月に応募を受け付け、3月25日に退職する。応募した社員には退職金を上乗せし、再就職を支援する。
都が検査体制を約6倍に拡充へ(2020年10月30日)