7月23日に開幕する東京オリンピックを前に、競技会場が集中する都内やその周辺では、19日から大規模な交通規制が始まり、大会関係の車両のための「専用レーン」や「優先レーン」も設けられました。
19日から始まった大規模な交通規制のうち、東京都と千葉県の競技会場周辺にある11の区間では、大会関係の車両以外の通行を禁止する「専用レーン」と、大会関係の車両に進路を譲らなければならない「優先レーン」が設けられました。
Athletes in Tokyo test Covid+ just days before Olympic Games begin - BBC News
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東京オリンピックの開幕を23日に控え、世界中から選手やメディアが集まってきた。新型コロナウイルスの感染が再び拡大し、緊急事態宣言下にある東京に、である。国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長は「我々はコロナのリスクを絶対に持ち込まない」と言い切った。しかし入国ラッシュの空港を目の当たりにすると、その自信の根拠は極めて薄いように思えてならない。【國枝すみれ、菅野蘭/デジタル報道センター】
一般客を隔てるのは黒ベルトだけ
緊急事態宣言が発令される前日の7月11日、記者(國枝)は羽田空港第3ターミナルを訪れた。国際線の到着ロビーは、選手団やスタッフの到着を待っているボランティアや案内係が30人ほどいるだけで閑散としていた。
入国する選手や五輪関係者は、外部の人と接触しない「バブル方式」を守ることになっている。来日しても我々が暮らす空間とは切り離された中で生活するらしいが、英語で「バブル」といえば、シャボン玉のような泡。何だかパチンとはかなく割れそうな気がしてくる。
オリンピック関係者や海外メディアのために用意されたエリアはあったが、アクリル板のような仕切りはない。イベント会場などで行列を整理するためによく使われる黒ベルトで仕切られている。つまり、彼らと我々を隔てるのは「TOKYO2020」と印刷された幅数センチの黒いベルトだけということになる。
しかも密だ。ドイツの大会関係者が誘導を待っていたが、仕切り内は狭く、互いに接近している。1メートルと離れていない。「中に入っちゃ駄目って、昨日も言ったでしょう」。誘導係の女性が若い男性に注意している。混乱しているようだ。
「英国イングランド」とロゴが入ったカバンを背負った女性2人が、目の前を歩いていった。トイレか、それともコーヒーを買いに行くのか。携帯電話を充電する場所だって、すべてバブルの外にある。
「五輪株が生まれませんように」
ロビーの椅子の一部が黒ベルトで区切られ、五輪関係者に提供されていた。「こんにちは」。そこにいた男性に英語で話しかけると、日本語で返事があった。スペイン選手団の一員として来日したエンジニア(34)。東京五輪に参加するため、日本語を3年間も勉強してきたという。(後略:有料)
[ロンドン 18日 ロイター] - 英国オリンピック委員会(BOA)は18日、東京五輪に出場するために来日した同国の陸上選手らが、飛行機搭乗中の新型コロナウイルス陽性者の濃厚接触者と認定され、東京で隔離となったことを発表した。
BOAの声明によると、隔離となったのは選手6人とスタッフ2人。15日のフライトに陽性者がいたという。なお、この陽性者は英国選手団とは無関係。選手名は明かされていない。
英国選手団のマーク・イングランド代表は「これは選手やスタッフにとって残念なニュースだが、私たちはプロトコルを順守する。隔離中、選手らに必要なすべてのサポートを行い、早く彼らがトレーニングを再開できることを願う」と述べた。
五輪で来日 チェコのスタッフ1人 新型コロナ陽性 空港検査で
2021-07-18 午後 01:08 NHK
東京オリンピックのために来日したチェコの代表チームのスタッフ1人が、日本に到着した際に受けた新型コロナウイルスの検査で、陽性だったことが分かりました。
チェコのオリンピック委員会は17日、東京オリンピックのために首都プラハからのチャーター機で来日した代表チームのスタッフ1人が、空港で受けた新型コロナウイルスの検査で陽性となり、その後のPCR検査でも陽性だったと発表しました。
来日前に受けた2度の検査では陰性だったということで、現在、複数の濃厚接触者とともに隔離措置がとられているということです。
一方、同じ機内にいた代表チームの選手は全員が陰性で、今後の練習などの予定に変更はないとしています。
大会組織委員会は東京オリンピックに関係する選手や大会関係者のうち陽性者としてこれまでに海外と国内在住の人を合わせて55人と発表していますが、国や地域などの詳細は明らかにしていません。