毎日新聞2018年3月29日 東京朝刊
自民党の竹下亘総務会長=似顔絵=は28日、東京都内で講演し、学校法人「森友学園」への国有地売却や財務省の決裁文書改ざんに関し、「(安倍晋三首相の妻)昭恵さんという存在が政権に迷惑をかけたことは事実だ」と語った。続けて「関与がなかったことははっきりした」とも強調した。内閣支持率急落に対する政府・与党のいらだちを代弁したようだ。
また、首相が3選を目指す秋の党総裁選については「1カ月前まで『3選有力』という空気が政界を覆っていたが、ちょっとしたことで変わるのが政局。半年後を予測するのは難しい」と話した。竹下氏は4月に額賀派(55人)を引き継ぐ。現会長の額賀福志郎氏は首相を支援するとみられていたが、竹下氏は「決めていない。できれば(自派から)総裁候補を出したい」とした。【高橋恵子】
【2018年3月27日】小沢一郎代表・山本太郎代表 共同定例記者会見