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「皇室中心の文化立国へ」関東学院大学君塚直隆教授 4/29(月) 7:01配信 Japan In-depth

2019年04月29日 12時09分44秒 | 時事問題(日本)

「皇室中心の文化立国へ」関東学院大学君塚直隆教授

4/29(月) 7:01配信    Japan  In-depth

Japan In-depth

【まとめ】

・21世紀日本は「令和」の名の下、皇室が中心となり世界に日本文化を広めていく。
・女性皇族が皇室に残ること、女性天皇・女系天皇を認めることは避けて通れない。広報で国民の理解得るべき。
・愛子さまや悠仁さまは、天皇陛下や皇太子殿下に倣い、海外の王室に知己を得るべき。

    

【注:この記事には複数の写真が含まれています。サイトによっては全て表示されないことがあります。その場合はJapan In-depthのサイトhttps://japan-indepth.jp/?p=45487でお読みください。】

今月1日、新元号「令和」が発表された。新しい時代における皇室の在り方について、関東学院大学国際文化学部教授・君塚直隆氏に、政治ジャーナリストの細川珠生が話を聞いた。

まず細川氏は、新元号「令和」に込められた意味について、君塚氏の考えを聞いた。君塚氏は、「人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ」という安倍首相の言葉を引いた上で、「文化立国」という意味が強調されていると分析した。

1960年代以降世界をけん引してきた「経済大国」としての日本の立場は、20世紀末にスローダウンしたものの、21世紀の今日、今度は文化で世界をリードしていくという意味が込められているという。

また、君塚氏は福沢諭吉の『帝室論』を紹介。前年1981年の「国会開設の勅諭」を受けて発表されたもので、国会開設以降の皇室の在り方が以下のように論じられていると説明した。
・皇室は政争の外側にあり、公正中立。国会や政府の上にある存在。
・学術・芸術を皇室が奨励すべき。
その上で、来年東京オリンピックが開催されることにも触れ、「多様性を見せる日本の文化を、皇室が中心になって世界に広めていく。非常に良い名前になった」と評価した。
 

次に細川氏は、天皇制が今後どのような役割や意味を持つのか、君塚氏に聞いた。

君塚氏は、広報の不足によって、国民が天皇陛下のご公務やお気持ちを理解していないことを指摘した。「2016年8月8日のお言葉は、その時は衝撃があった」としながら、「国民の大半が、ご公務を分かっていない」と述べ、そのため「衝撃が一過性で終わってしまう」と主張した。(参照:「象徴としてのお務めについての天皇陛下のおことば(平成28年8月8日)」宮内庁)
細川氏は、天皇陛下が自ら生前退位の意思を表明されたことに衝撃を受けたのは、「どうすれば天皇陛下のご負担が減るのか、皇室の中でどの方がどんな役割を担うべきなのか、考えないまま、ご崩御で代が変わるのがあたりまえだと思ってきたから」と問題を指摘し、今後の検討課題として以下の二点を挙げた。

・生前退位の容認を一代限りとしたことは適切か。恒久的に容認すべきか。
・いかに女性皇族に皇室に残っていただくか。また、女性天皇・女系天皇を認めるべきか。

さらに細川氏は「女性天皇・女系天皇も認めるべきではないか」と自らの考えを述べたうえで、2点目について君塚氏の考えを聞いた。

君塚氏は、「避けて通れないと思う」と述べ、「時代遅れ、男女同権という問題以上に、これまで2000年にわたって続いて来た皇室を残す、さらに発展的に残すことを考えたら、その道以外にない」と主張した。根拠として、以下の点を挙げた。

・男の子を生まなければならないというプレッシャーをなくす必要がある。
・1979年スウェーデンが絶対的長子相続制(男女を問わず第一子が優先して継承)を取り、ベネルクス三国、北欧がこれに倣った。約30年後には、イギリスとデンマークを除くヨーロッパの諸国で、愛子さまと同世代の女王が誕生する。
 

細川氏は、愛子さまが皇位継承権を得ることになれば、「皇位継承者としての教育」や「世界の王室との関わり」が必要だと指摘。

愛子さまが成年皇族になる前に、制度変更まで議論を進める必要があるのではないかとの考えを述べた。
 

君塚氏は、皇室典範の変更について、「憲法のような煩雑な作業は必要ない」「なぜ変更が必要なのか、政府がきちんと説明すれば、国民の大半が納得するのでは」と述べた。

2016年のお言葉以来の多くの世論調査で、国民の8割以上が「皇室は残さなくてはいけない」「天皇陛下のお気持ちもわかる」と考えていることが明らかになっているという。

また君塚氏は、「世界の王室との関わりが必要」という細川氏の考えに同意し、日本の天皇制は125代の天皇、2000年以上という世界最長の歴史を持つが、「ヨーロッパその他の現在残っている立憲君主制から学ぶことは多くある」と述べた。
 

君塚氏によれば、天皇陛下や皇太子殿下は、それぞれ、海外の訪問で知己を得た経験がある。徳仁皇太子は、1982年はじめてブラジルを訪れて以来、のべ94か国を歴訪。今上天皇は、1953年にエリザベス女王の戴冠式に出席、ヨーロッパを歴訪されて以来、オランダ・ベアトリクス前女王、ベルギー・アルベール前国王、スペイン・フアン・カルロス前国王らと親交がある。天皇陛下の生前退位のご

意思表明の方法は、すでに退位した彼らに倣っているという。
 

君塚氏は、愛子さま悠仁さまも、「同じ世代、同じ経験、同じ苦労を重ねた、国境を超えた君主たちと、早いうちから知り合いになり、友人になっていくこと」が必要だと述べ、「天皇陛下も望んでおられるのでは」とも述べた。
 

細川氏は最後に、「天皇制について私たち国民一人ひとりがきちんと考えることによって、皇室との一体感も生まれる」と述べ、天皇制が守られるためには、世の中が変わっていく必要があると主張した。
(この記事はラジオ日本「細川珠生のモーニングトーク」2019年4月6日放送の要約です。)

「君塚直隆 関東学院大学」の画像検索結果(君塚直隆教授:写真はネットから拝借)

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