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とおいひのうた いまというひのうた

自分が感じてきたことを、順不同で、ああでもない、こうでもないと、かきつらねていきたいと思っている。

敗戦思い出しオリンピック

2006年08月22日 09時06分24秒 | 音楽
各年代によって、日頃ちょくちょく聴く子守唄がちがっている。

わたしは、断然フォーク・クルセイダーズの北山修だ。
なかでも30歳のときにだしたアルバム「12枚の絵」が最も美しいと思っている。
30歳という年齢が、結局人生のなかで最も美しいのではないか、という結論までだしている。

とっくに「失われた時」を味わうがごとく、「12枚の絵」をすりきれるように聴いている。ノスタルジーに酔う。

が、少し世界を広げようと、北山修よりひとつ昔こっちよりのオフ・コースの最初のアルバム「ワインの匂い」を購入した。今日届き、とてもうれしく「よし、オフ・コース街道をたどってみようと思った。

念のために、28歳の息子に「オフ・コースって君たちにとって、どんな人たち?」
って聞いたら、にべもなく「オフ・コース?なんだい?そりゃあ。古すぎてまったく分からない」という答え。

そのくせ、わたしが大嫌いな加藤登紀子は「登紀子おばさんは聴いているよ。結構いいんじゃない?」って言う。

わたしが、壁につきあたるのは、こういう時だ。
登紀子おばさんが好きなのは、それでいい。
わたしも今流行っている歌手で、ちっともぴんとこないのも沢山さんいるから。

でも、戦後、古いものは、なにかもいっしょくたにして捨てまくって新しいもの新しいものと次々に追う癖がずっと続いている。敗戦国になって、アメリカによって、あっと驚く徹底的な革命をやらせられ、国民はほとんどは喜んで受けてたったのだけれど、もう占領軍はいないというのに、遅れているんじゃないかと常に怯えながら暮らす度合いがはげしいような気がする。その結果、世代間の亀裂がはげしい。これは、日本社会が世界で類をみないほどの激しい変化をしてきたせいだと思うけど、他の国の変化曲線は、もっとゆるい。なぜ他国は、ゆるいのか?
とても気になっている点だ。

実は、アメリカのアジア研究専門の社会学者の書いた本を読んで、記述されている日本社会の分析に唸ったことがある。
簡単に言うと、「日本社会は民主主義ではない。その雰囲気は旧東ドイツの雰囲気に酷似している。アメリカの敗戦処理の目的は、日本を骨抜きにするところにあった」

いつか暇があったら引用します。

なんだか力んだ日記になってしまったが、一応8月は敗戦記念の月だから。敗戦思い出しオリンピックは、参加することに意義あり。オソマツ。
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