AFPBB
世界のコロナ新規感染者数、この1か月でほぼ半減 AFP統計
【2月13日 AFP】新型コロナウイルスの世界中の新規感染者数は、この1か月で半分近くに減少した。統計はAFPの専用データベースに基づく。
AFPの統計によれば、世界中の新規感染者数は過去1か月で44.5%減少した。これは新型ウイルスの感染拡大が始まって以来最大の下落で、減少期間も最も長い。
今年1月5日から11日にかけては、1日当たりに確認された新規感染者数が74万3000人だったのに対し、先週も減少傾向がみられ、1日当たりの新規感染者数は平均で41万2700人だった。これは昨年10月以来、最も低い水準にある。
今週、新規感染者数が最も大きく減少したのは、54%減のポルトガルと39%減のイスラエルで、どちらもロックダウン(都市封鎖)下にあった。
一方、感染が拡大している国もあり、感染拡大のスピードが最も速いイラクでは新規感染者数が81%増加し、続いて近隣のヨルダンで34%、ギリシャで29%、エクアドルで21%、そしてハンガリーで16%の増加が確認されている。
スイス・ジュネーブ大学(University of Geneva)のグローバルヘルス研究所(Global Health Institute)所長で、疫学者のアントワーヌ・フラオー(Antoine Flahault)氏はAFPに対し、「世界各国の感染拡大は、おおむね減退傾向にある」との見方を示した。
一方で同氏は、昨夏の欧州諸国のロックダウン解除が早過ぎた結果について触れ、各国政府が「過去の過ち」を繰り返した場合、再び感染が拡大する危険性があると指摘した。(c)AFP
バイデン大統領、任期中にグアンタナモ収容所閉鎖の意向 報道官
発信地:ワシントンD.C./米国 [ 米国 北米 キューバ 中南米 ]
【2月13日 AFP】米ホワイトハウス(White House)は12日、ジョー・バイデン(Joe Biden)大統領がキューバ・グアンタナモ( Guantanamo)にある米軍基地収容所を閉鎖する意向を示していることを明らかにした。バラク・オバマ(Barack Obama)政権も同じ目標を掲げていたが、達成できずに終わった。
ジェン・サキ(Jen Psaki)報道官は会見で、バイデン氏の在任中にグアンタナモ収容所を閉鎖する可能性について質問を受け、「それを私たちが目指していることは確かだ」と述べた。
科学分野の男女格差、富裕国で顕著 ユネスコ報告書
【2月13日 AFP】国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)は、世界的に科学の分野で女性が依然として深刻な性差別に直面していることを示す報告書を発表した。男女平等に関しては、一部の欧米の富裕国は貧困国に大きく後れを取っている。
ユネスコは10日、4月に全編が発表される「サイエンス・レポート(Science Report)」の抜粋を公開した。それによると、技術革新の最中にある分野の大半で技能が不足しているにもかかわらず、女性は工学系の学位取得者の28%、コンピュータサイエンスと情報科学では40%にとどまっている。
ユネスコは明確な地域パターンを特定していないが、女性の工学系の学位取得者の割合が高いのはアラブ諸国で、アルジェリア48.5%、チュニジア44.2%、シリア43.9%、オマーン43.2%、モロッコ42.2%だった。
中南米も割合が高く、ペルー47.5%、ウルグアイ45.9%、キューバ41.7%となっている。
国連(UN)で11日に開催された「科学における女性と女児の国際デー(International Day of Women and Girls in Science)」に合わせて報告書の抜粋を発表したユネスコは、「全体として、女性研究者は(男性に比べて)キャリアはより短く、賃金はより低い傾向がある」と指摘している。(c)AFP
「ばかげている」 試合中のファン退去に米選手が怒り 全豪OP
開催地メルボルンを中心とする豪ビクトリア(Victoria)州は、新型コロナウイルスの影響で同日深夜から600万人以上が5日間のロックダウン(都市封鎖)に突入することになっていた。そのためフリッツ対ジョコビッチの3回戦では、大会側が午後11時30分に試合を一時中断して会場のロッド・レーバー・アリーナ(Rod Laver Arena)を無観客にした。
SPUTNIK
もっとも信頼の高いワクチンにはファイザー社の製薬が選ばれ、世界の35ヶ国で承認を受けている。第2位は31ヶ国で登録が行なわれたアストラゼネカ社製のワクチンだった。
「スプートニクV」は14ヶ国で承認されているモデルナ社製をはじめ、中国の3つの製薬(13ヶ国のシノファーム、10ヶ国のシノバック、2ヶ国のカンシノ)を上回った。
「スプートニクV」は今週末までにすでに欧州やラテンアメリカ、中東、アフリカ、アジア、北米の26ヶ国で承認を受けている。
ロシア直接投資基金によれば、2月12日、同製薬はモンテネグロとセントビンセントおよびグレナディーン諸島でも承認を受けている。
2日、科学誌『The Lancet』が、高い効果と安全性が認証されたロシア製の新型コロナウイルス用ワクチン「スプートニクV」の臨床実験の第3フェーズの結果を公表した。製薬の効果は91.6%とされ、60歳以上の治験者では91.8%だった。また、同ワクチン接種後の新型コロナウイルスに対する抗体は98%の治験者で確認がされた。
スワミナサン氏によれば、現在、すでに完治した人の抗体はウイルスに対してどの程度有効なのかについて研究が進められているという。しかし、この場合、ワクチンの接種を受けた圧倒的多数の人に軽度のウイルス感染が確認されている。
英国および南アフリカでコロナウイルスの新しい菌株の発見が報じられたのは2020年12月だった。多くの研究者は、2つの新種はより感染しやすく、攻撃性が強いと考えている
坂本一億総活躍担当大臣は、閣議後の記者会見で、新設する「孤独・孤立対策」担当として総合的に対策を推進するよう菅首相から指示を受けたことを明らかにした。坂本大臣は、新型コロナウイルス禍で増加する自殺や引きこもりといった課題への対策を担うことになる。
菅首相は「コロナ禍の長期化で女性の自殺も増えている。問題を洗い出して総合的な対策を進めてほしい」と坂本大臣に伝えた。
そのうえで、坂本大臣は「社会全体のつながりが希薄化している中、新型コロナウイルスにより人との接触機会が減っており、それが長期化することで、一層問題が顕在化してきている。社会的な孤独や孤立を防ぎ、人と人とのつながりを守る活動を推進していきたい」と述べた。