田原総一朗氏が安倍元首相銃撃事件に私見 「山上容疑者を追い込んだ責任は政治にある」
ジャーナリストの田原総一朗氏(88)が21日、東京都内で映画「ファイナルアカウント 第三帝国最後の証言」(ルーク・ホランド監督、8月5日公開)の公開記念イベントを行った。
ナチス支配下のドイツ・第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちの証言を記録したドキュメンタリー。田原氏は「一番の問題は、ナチスの政治が宗教になっていたこと。価値観の違いを認めるのが民主主義なのに、ロシアや中国のような共産主義になっていた」と私見を述べた。
山上徹也容疑者(41)が安倍晋三元首相を銃撃した事件に話しが及ぶと、「彼(山上容疑者)を追い込んだ責任は政治にある」ときっぱり。「母親が破産して大変なときに、息子が相談できるシステムがなかったのが問題。そういう組織を作らないといけない」と呼びかけつつ、「安倍さんも統一教会について、ああいうことを言うべきでなかった。安易だったと思う」と考えを打ち出した。
9月27日に実施する方向で調整中の安倍元首相の国葬については「反対じゃないけど、野党と話し合って決めるべき。それをやらなかったのは大変残念」と話した。
【ヤフーコメント】
●国葬論議は、 ①まず、国葬の定義。ただ国がやりますなのか、何か国民に及ぶ事項があるのかを明確にさせる必要がある。
②加えて、何故、従来の【内閣・自民合同葬】では駄目なのか。これを国葬論者は明確にする必要がある。国葬じゃないと来ない外国要人なんて別に相手にしなければいい。 国葬を選択することで、かえって国民を分断し、厳かな雰囲気を取り去った岸田の罪は重いと考える。
●田原さんが仰ってる事は至極当然だと思う。三浦なんちゃらとかスシローとかはバイアスが掛かりすぎている。
●全くその通り。カルト集団の悪質行為を助長させるような政治に問題がある。社会秩序を守るための整備をするのが政治家の仕事。また、権力監視機能としての義務を果たさなかったメディアにも問題がある。