北京オリンピック
優勝は地元中国の隋文静、韓聡組。SPに続き、フリーでも155.47点で首位に立ち、総合239.88点で金メダルを獲得した。
開催国代表にして、金メダル候補のカップル。2018年平昌五輪では銀メダル。4年前から「次は金メダル」と意気込んできた。17年、19年世界選手権では金メダル。今大会、団体戦SPでは世界最高得点となる82.83点をマークした。過去には、スロー4回転サルコウを成功させている。
すべてが決まる最終滑走。大歓声におされ、引き締まった表情でリンク中央へ。
冒頭、出場チーム唯一のクワッドツイスト。高さもあった。大技を軽々こなした。続いて3連続ジャンプも落ち着いて決めた。ペアコンビネーションスピンではペア歴の長さを感じさせる。続く3回転サルコウの予定だったが、女性が着地が乱れダウングレード。しかし、ミスを一切引きずらず、大技のリフトを決め、スロージャンプも流れよく着氷。2本目も圧巻のできばえ。ラストは女性が逆さまの姿勢のリフト。音楽が鳴りやみ、フィニッシュすると、会場から大歓声。隋文静はこみ上げた様子。男性が受け止め、重圧の中やりきったことをたたえあう。
キスアンドクライで得点をまつ。得点がコールされ、優勝がわかると、2人とコーチが抱き合き、涙を流して歓喜。総合得点は世界最高得点に。
得点:155.47(技術点78.61、演技構成点76.86)
総合得点:239.88
ペア最終結果
順位 | 選手名 | 総合得点(SP、フリーの得点) |
---|---|---|
1 | 隋文静/韓聡(中国) | 239.88(84.41、155.47) |
2 | エフゲニア・タラソワ/ウラジーミル・モロゾフ(ROC) | 239.25(84.25、155.00) |
3 | アナスタシア・ミシナ/アレクサンドル・ガリアモフ(ROC) | 237.71(82.76、154.95) |
4 | アレクサンドラ・ボイコワ/ドミトリー・コズロフスキー(ROC) | 220.50(78.59、141.91) |
5 | 彭程/金楊(中国) | 214.84(76.10、138.74) |
6 | アレクサ・クニエリム/ブランドン・フレージャー(米国) | 212.68(74.23、138.45) |
7 | 三浦璃来/木原龍一(木下グループ) | 211.89(70.85、141.04) |
8 | アシュリー・ケイングリブル/ティモシー レデューク(米国) | 198.05(74.13、123.92) |
9 | カリナ・サフィナ/ルカ・ベルラワ(ジョージア) | 192.44(66.11、126.33) |
10 | カーステン・ムーアタワーズ/マイケル・マリナロ(カナダ) | 181.37(62.51、118.86) |
11 | ラウラ・バルケロ/マルコ サンドロン(スペイン) | 181.36(63.34、118.02) |
12 | バネッサ・ジェームズ/エリック ラドフォード(カナダ) | 180.99(63.03、117.96) |
13 | ニコル・デラモニカ/マテオ・グアリゼ(イタリア) | 179.87(63.58、116.29) |
14 | レベッカ・ギラルディ/フィリッポ アンブロジーニ(イタリア) | 165.43(55.83、109.60) |
15 | ハイレイ・コプス/エフゲニー クラスノポルスキー(イスラエル) | 153.82(55.99、97.83) |
16 | ミネルバファビエンヌ・ハゼ/ノーラン・ゼーゲルト(ドイツ) |
⛸ Sui & Han's #Beijing2022 short program!
Sui & Han win figure skating pairs Olympic gold!