陸自射撃場で銃発射 自衛官2人が重体 1人が重傷 発射した自衛官の身柄は確保(2023年6月14日)
朝日新聞社 によるストーリー • 44 分前
14日午前9時15分ごろ、岐阜市の陸上自衛隊日野基本射撃場で、「銃による負傷者がいる」と119番通報があった。捜査関係者などによると、訓練中に自衛官候補生が自動小銃を撃ったとみられる。自衛隊員計3人が病院に搬送され、男性2人が死亡し、1人が負傷したという。
小銃を撃ったとして、男の自衛官候補生(18)が殺人未遂容疑で現行犯逮捕された。岐阜県警によると、撃ったことは認めているという。
日野基本射撃場はJR岐阜駅から東に約7キロ。周辺には岐阜城などの観光地が広がる。
射撃場周辺には住宅が隣接し、住民らが住宅の外に出たり、窓から射撃場をみたりしていた。現場には報道陣が詰めかけ、警察官が交通整理に追われている。
1907年に旧日本陸軍が創設した。戦後は米軍接収などを経て、60年に陸上自衛隊の隊員が使用を始めた。広さは6・7ヘクタールで、陸上自衛隊守山駐屯地(名古屋市)の隊員が訓練に使っている。