若いゆえに失敗した恋。別れた恋人に書いた詩であろう「さらば恋人」。
それをさらに距離をおいて書かれたのが「うしろむきの電車」だと思っている。
夏の時代の まばゆいばかりのやわらかな感性がそこに息づいている。私にとっては、遠い感性になってしまったが。せめて、こうして書き連ね、郷愁に酔いたい。
「うしろむきの電車」
うしろむきの電車にのり
冷えてしまったお茶をのみ
想い出話に笑いをおさえ
窓からみえる空 君の国だ
ひとつ昔のように 君のところに行きたい
昔と同じ服を着て 夜明けに出かけよう
うしろむきの電車にのり 小さな駅におりたって
若い車掌さんに 挨拶をして
改札をでたら そこが君の街だ
ひとつ昔のように 今から旅に出よう
ひとつ昔のように 君とふたりで行きたい
ブドウ酒を口にふくんで 夜明けに出かけよう
うしろむきの電車にのり 床の上にねそべって
かぞえきえぬ トンネルをすぎて
その目がさめたら そこが君の国だ
ひとつ昔のように 今から旅に出よう
それをさらに距離をおいて書かれたのが「うしろむきの電車」だと思っている。
夏の時代の まばゆいばかりのやわらかな感性がそこに息づいている。私にとっては、遠い感性になってしまったが。せめて、こうして書き連ね、郷愁に酔いたい。
「うしろむきの電車」
うしろむきの電車にのり
冷えてしまったお茶をのみ
想い出話に笑いをおさえ
窓からみえる空 君の国だ
ひとつ昔のように 君のところに行きたい
昔と同じ服を着て 夜明けに出かけよう
うしろむきの電車にのり 小さな駅におりたって
若い車掌さんに 挨拶をして
改札をでたら そこが君の街だ
ひとつ昔のように 今から旅に出よう
ひとつ昔のように 君とふたりで行きたい
ブドウ酒を口にふくんで 夜明けに出かけよう
うしろむきの電車にのり 床の上にねそべって
かぞえきえぬ トンネルをすぎて
その目がさめたら そこが君の国だ
ひとつ昔のように 今から旅に出よう