
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は6日、優れた報道に贈る今年のJCJ大賞に、フリージャーナリスト鈴木エイト氏の「自民党の統一教会汚染」と続編(いずれも小学館)を選んだと発表した。
鈴木氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や自民党との関わりを、約20年にわたって身の危険を顧みず取材してきたことを挙げ、高く評価した。
JCJ賞には琉球新報社の「台湾有事の内実や南西諸島の防衛強化を問う一連の報道」▽小山美砂氏の「『黒い雨』訴訟」(集英社新書)
▽琉球朝日放送の「命(ぬち)ぬ水(みじ)~映し出された沖縄の50年」▽NHKEテレのETV特集「ルポ死亡退院~精神医療・闇の実態」
▽同「市民と核兵器~ウクライナ 危機の中の対話」が選ばれた。
[時事通信社]
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は6日、優れたジャーナリズム活動に贈るJCJ大賞に2023年は、政治と世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の関わりを長年取材してきたジャーナリスト鈴木エイトさんの著書を選んだと発表した。「自民党の統一教会汚染 追跡3000日」など。JCJ賞は琉球新報社の「台湾有事の内実や南西諸島の防衛強化を問う一連の報道」など計5点だった。
JCJ賞はほかに、小山美砂さん=著書「『黒い雨』訴訟」▽琉球朝日放送=「命ぬ水〜映し出された沖縄の50年〜」▽NHK・Eテレ=ETV特集「ルポ死亡退院〜精神医療・闇の実態〜」など。
鈴木エイト氏にJCJ大賞=自民党と旧統一教会の関係追及
時事通信
日本ジャーナリスト会議(JCJ)は6日、優れた報道に贈る今年のJCJ大賞に、フリージャーナリスト鈴木エイト氏の「自民党の統一教会汚染」と続編(いずれも小学館)を選んだと発表した。
鈴木氏が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の問題や自民党との関わりを、約20年にわたって身の危険を顧みず取材してきたことを挙げ、高く評価した。
JCJ賞には琉球新報社の「台湾有事の内実や南西諸島の防衛強化を問う一連の報道」▽小山美砂氏の「『黒い雨』訴訟」(集英社新書)▽琉球朝日放送の「命(ぬち)ぬ水(みじ)〜映し出された沖縄の50年」▽NHKEテレのETV特集「ルポ死亡退院〜精神医療・闇の実態」▽同「市民と核兵器〜ウクライナ 危機の中の対話」が選ばれた。
JCJ賞は新聞・放送・出版などにおける優れたジャーナリズムの仕事を顕彰するもので、7月から翌年6月までの間の報道、番組、著作などから毎年選考しています。JCJ賞は1958年から始まりました。
贈賞式は、太平洋戦争敗戦の日である8月15日の前後に開催しています。
JCJ大賞トロフィーについて
現在のJCJ大賞に贈られているトロフィーは、デザインした作家は建畠朔弥(たてはた・さくや)さん。
報道・ジャーナリズムの役割をアウトリガー(船体の横などに取り付ける固定浮き)に託して示した作品。アウトリガーは船の安定性を増し、転覆を防ぐ役割をする。報道・ジャーナリズムにも同様に、日々の生活が転覆しないよう、人々の暮らしが守られるように、問題を提起し、事実を解明する役割が期待されている。像の女性が持つスコップは事実の発掘を意味している。
