URUK NEWS イラク情勢ニュース （転送・紹介歓迎）
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2008/09/06
［飛耳長目録 today's news list］
☆リークされた米・イラク間協定
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☆★リークされた米・イラク間協定
US-Iraqi Agreement: Leaked ／Full Text
Raed in the Middle, Raed Jarrar's Blog ２００８年９月１日付
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US-Iraqi Agreement: Leaked
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
私は数日前、リークされたアメリカ・イラク間協定のコピーを読んだ。イラク
のラジオ局が一部については詳細を報道した時のことで、次いでアル・アバス紙
、アル・シャルク・アルアウサト紙などアラブの新聞数紙が言及した。２日前、
イラクの武装レジスタンス・グループと結びつきのあるイラクのウェブサイトが
、閉じられるまでの２日弱の期間、そのリークされた草案を公開した。（幸いに
も私は２１ページに及ぶ協定をダウンロードして保存していた）。
この週末はそれの翻訳に時間を費やし、ちょうど今終わった。８月６日付の草
案全２７項目をここに紹介する。（アラビア語から英語への翻訳である／訳注）
この草案のタイトルは『米軍の駐留と活動、ならびにイラクからの撤退に関する
協定（合意）』となっているが、これは（米軍の）『地位協定』、つまり『ＳＯ
ＦＡ（status of forces agreement）』、あるいは枠組みなどと呼ばれているも
のと同じ合意内容である。そしてこれは昨年末にブッシュとマリキが『イラク共
和国とアメリカ合衆国との長期友好・協力関係にむけての諸原則』に署名したあ
と、何ヶ月も交渉してきた結果である。
このリークされた草案は情報戦争の戦果である。この問題に関する文書が公開
されることは初めてのことだ。そのことはイラクの交渉チームがいかにお粗末な
ものかを物語っている。（この協定がもたらす災難をどう解決するかについての
彼らの「提案」たるや、ほんとうに読むのも哀れなほど情けないものである）
この協定には、イラクの主権と独立を侵害し、米占領当局に前例のない権利と
特権を与える許しがたい項目が多くあるが、しかし私が最も注目したいのは次の
３点である。
１） この協定は米軍の完全なるイラク撤退については、何も協議していない
。その代わり、これは戦闘部隊と他の部隊の違いについて明らかにすることがな
いまま、「戦闘部隊」を撤退させることについて協議している。アメリカがイラ
クの永久基地に無期限に駐留する計画であることは明らかであり、（協定では設
置と地域は合意されたとされている）、アメリカ軍は将来もそこでイラク軍への
訓練と支援を続けるであろう。
２） この協定は、両国の交渉団が「覚書き」を交換した時点で、イラク国民
議会の批准を待つことなく、効力を持つようになる。このことは本当に危険であ
りショッキングなことである。というのは、イラク側もアメリカ側も交渉団はイ
ラク議会に対して、いかなる協定もイラク議会によって批准されなければ効力を
有しないと保証してきているからである。
３） この協定は他の外国軍隊（多国籍軍と呼ばれてい絵る）を長期にイラクに
駐留させるための青写真である。今年の年末に国連任務の期限が切れたあと、（
イギリスのような）他国の占領軍がどうなるかについての沈黙も説明される。
この協定はイラク国民とイラク議会の議員たちには受け入れられないだろう。
そして、もしアメリカとイラクの交渉団がこれを有効だと見なそうとするなら、
それはイラクをもっと不安定な状況においやるであろう。
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2008/09/06
［飛耳長目録 today's news list］
☆リークされた米・イラク間協定
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☆★リークされた米・イラク間協定
US-Iraqi Agreement: Leaked ／Full Text
Raed in the Middle, Raed Jarrar's Blog ２００８年９月１日付
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US-Iraqi Agreement: Leaked
http://raedinthemiddle.blogspot.com/
私は数日前、リークされたアメリカ・イラク間協定のコピーを読んだ。イラク
のラジオ局が一部については詳細を報道した時のことで、次いでアル・アバス紙
、アル・シャルク・アルアウサト紙などアラブの新聞数紙が言及した。２日前、
イラクの武装レジスタンス・グループと結びつきのあるイラクのウェブサイトが
、閉じられるまでの２日弱の期間、そのリークされた草案を公開した。（幸いに
も私は２１ページに及ぶ協定をダウンロードして保存していた）。
この週末はそれの翻訳に時間を費やし、ちょうど今終わった。８月６日付の草
案全２７項目をここに紹介する。（アラビア語から英語への翻訳である／訳注）
この草案のタイトルは『米軍の駐留と活動、ならびにイラクからの撤退に関する
協定（合意）』となっているが、これは（米軍の）『地位協定』、つまり『ＳＯ
ＦＡ（status of forces agreement）』、あるいは枠組みなどと呼ばれているも
のと同じ合意内容である。そしてこれは昨年末にブッシュとマリキが『イラク共
和国とアメリカ合衆国との長期友好・協力関係にむけての諸原則』に署名したあ
と、何ヶ月も交渉してきた結果である。
このリークされた草案は情報戦争の戦果である。この問題に関する文書が公開
されることは初めてのことだ。そのことはイラクの交渉チームがいかにお粗末な
ものかを物語っている。（この協定がもたらす災難をどう解決するかについての
彼らの「提案」たるや、ほんとうに読むのも哀れなほど情けないものである）
この協定には、イラクの主権と独立を侵害し、米占領当局に前例のない権利と
特権を与える許しがたい項目が多くあるが、しかし私が最も注目したいのは次の
３点である。
１） この協定は米軍の完全なるイラク撤退については、何も協議していない
。その代わり、これは戦闘部隊と他の部隊の違いについて明らかにすることがな
いまま、「戦闘部隊」を撤退させることについて協議している。アメリカがイラ
クの永久基地に無期限に駐留する計画であることは明らかであり、（協定では設
置と地域は合意されたとされている）、アメリカ軍は将来もそこでイラク軍への
訓練と支援を続けるであろう。
２） この協定は、両国の交渉団が「覚書き」を交換した時点で、イラク国民
議会の批准を待つことなく、効力を持つようになる。このことは本当に危険であ
りショッキングなことである。というのは、イラク側もアメリカ側も交渉団はイ
ラク議会に対して、いかなる協定もイラク議会によって批准されなければ効力を
有しないと保証してきているからである。
３） この協定は他の外国軍隊（多国籍軍と呼ばれてい絵る）を長期にイラクに
駐留させるための青写真である。今年の年末に国連任務の期限が切れたあと、（
イギリスのような）他国の占領軍がどうなるかについての沈黙も説明される。
この協定はイラク国民とイラク議会の議員たちには受け入れられないだろう。
そして、もしアメリカとイラクの交渉団がこれを有効だと見なそうとするなら、
それはイラクをもっと不安定な状況においやるであろう。
