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shining's ブログ 「音楽と旅と珈琲と」

音楽大好き男の徒然なる日記

「愛って何?」~コミック「カツカレーの日」を読む

2015-12-27 | 日記
用務先そばの書店で、なにか読みたいと思っていたところ、ふと手にしたコミックス「カツカレーの日(1)」(西炯子・著、小学館フラワーコミックスα)を買った。
西炯子さんの作品は今年、映画「娚(おとこ)の一生」が映画化された。

建設会社OLで28歳の美由紀は売れない劇団員の護(まもる)との同棲生活を解消し、婚活に力を入れるようになる。
「大卒」「年齢は±5歳位」「年収500万円以上」
「身長165cm以上」「転勤のない職種」を条件に見合いを始めるが、
会った男性は
「短気な銀行員」「マザコン」「目を合わせない自閉症気味」
「プラモ趣味で別居婚希望」「誠実でもなにか物足りない公務員」
だった。
たまたま寄った書き込みノートの置かれた読書カフェで不満の心境を書きこんだら、
「あんたは間違っている」と反論する返信が。

「あんた、人のこと減点法でしか見てない。」
やがて5人目の男性との初対面のあと、ふと書き込んだ。
「愛って何?」
その返答に、
「〇月X日、この店に閉店までいる。いつでも来い。」
…会った男性は、独立してカンボジアで会社を興そうとしていた、同じ建設会社勤務の50代の男だった。

いままで読んだコミックで、これほど主人公に共感できないのも珍しくて面白い。
なんのための恋で、なんのための結婚なのか。 
何のための「大卒」で、何のための「年収500万円以上」なのか。
いろいろ考えてしまう。
このブログをご覧の方にも心当たるものがあるだろう。

自分の場合。
「えっちとお金優先」「年収500万以上が条件」の女性←悪いな、他を当たってくれよ。
(そういうのはたぶん人種位に違うんだろう)
趣味や価値観・好きな音楽・喜びを共有できること。
一緒に旅をしたりコンサートに行ったり、悲しみ・不遇を分かち合える人。
それが出来れば「年収500万円」も「大卒」なんて愚問のはずだし、
それは世代や出身地・国籍でくくれるもんじゃない筈だ。

どうぞ、お互いに良いご縁がありますように。

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