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音楽大好き男の徒然なる日記

マラソン札幌案 選手の健康優先で臨め(朝日新聞2019年10月18日付社説)

2019-10-18 | 日記
朝日新聞 2019年10月18日付社説
「マラソン札幌案 選手の健康優先で臨め」
https://www.asahi.com/articles/DA3S14221902.html?iref=editorial_backnumber

準備を進めてきた関係者には反発や戸惑いがあるだろう。
だが優先すべきは選手の健康であり、観客の安全だ。


東京五輪のマラソンと競歩のコースを札幌に変更する案を、国際オリンピック委員会(IOC)が打ち出した。
国際陸上競技連盟も了解済みだという。

酷暑が予想される東京に比べて良好なコンディションが期待でき、
国際大会レベルのレースを毎年8月に開いてきた実績もある。
東京都と組織委員会は提案を受け入れ、札幌市も交えて準備を急いでもらいたい。


この夏に行われたテスト大会を通じて、東京の暑さの厳しさが改めて確認された。
これを受けて朝日新聞の社説は「大胆な変更や発想の転換をためらうべきではない」と主張した。

とりわけ持久力の限界に挑むマラソンと競歩は、生命の危険さえはらむ。
スタート時刻の繰り上げや道路舗装の改良などで乗り切ることができるのか、不安はぬぐえなかった。

さらに中東カタールで開かれた世界選手権大会で、暑さによる混乱を見せつけられた。
マラソンと競歩は深夜開催になったにもかかわらず、途中でレースをやめる選手が相次いだのだ。
IOC幹部が危機感を抱き、小紙の取材に「東京五輪が棄権者が続出した大会として記憶に残ってほしくない」
と述べたのは十分理解できる。


むしろ感じるのは、こうした思い切った見直しができるのなら、IOCにせよ都・組織委にせよ、
なぜもっと早くに方針を転換し、調整に取り組んでこなかったのかという疑問だ。


陸上競技は第1回大会から行われ、中でも最終日の男子マラソンは花形種目だ。
そんな歴史や、会場を集中させる「コンパクト五輪」を掲げて招致したことが妨げになったのだろうか。
だが選手・観客の健康や競技環境を気づかう必要があるのは、この2種目に限らないはずだ。

見直すべきは見直すという姿勢で、いま一度、広く運営のあり方を検討してほしい。

変更がもたらす別のメリットもある。
マラソン界では近年、暑さを嫌って五輪を避け、秋の賞金レースに備える有力選手が増えている。
こうした選手が札幌を走ることになれば、大会は盛り上がりを増すだろう。


今回の出来事を踏まえて、IOCには改めて注文したい。

夏季五輪の時期を7、8月とする現在のやり方は限界にきている。

欧米の人気スポーツが手薄なときに開催し、テレビ局からの放映権料をより多く得ようとする考えを続ける限り、
同様の問題が必ず起きる。



東京大会の苦難と混迷を教訓に、持続可能な五輪像を探るべきだ。

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なぜ、札幌なの。
「復興五輪」なら東北でしょ。 仙台とか。
マラソン会場の変更案。

そもそも、東京の夏の猛暑が「想定外」だったのかね。

    朝日新聞 2019年10月17日夕刊付「素粒子」より
https://www.asahi.com/articles/DA3S14221700.html?iref=pc_ss_date


そのご意見に賛成だ。

これを受けて小池百合子東京都知事が
「そんなに涼しい所でやりたいなら、いっそ北方領土でやったら」というやけくそな異見も
まあ、ごもっとも、だとは思った。


確かに、私自身が7月から9月まではあの暑苦しい東京(いや、関東以南)から逃げたいくらい
札幌はまだ涼しいです。
(もっとも、今年5月下旬は暑かったのですが)

札幌を愛する自分としましては、あのIOC(国際オリンピック委員会)の方々からご指名があったのは
嬉しい話、とは思います。

でも、本当は自分も多くの方々にも「嬉しい悲鳴」でしょう。

なぜ札幌なの?
「復興五輪」なら、まず仙台でしょう?
しかも、見直すべきなのは「開催地」ではなく、「開催時期」じゃないのでしょうか?

そもそも、そうでなくても7月下旬の札幌はいろいろなイベントや観光客でいっぱいです。
ホテルなどの宿泊施設も満杯です。

オリンピックを受け入れる余裕などない筈です。

また、新千歳空港発着の「国際線」は圧倒的にアジア路線ばかりで、
それ以外のオーストラリアはともかく、欧米路線はないに等しいです。
まず、欧米路線をしっかり定着させるべきでしょう。

かつて同じ年にオリンピックを開催しあったドイツの「ミュンヘン」のように
外国人観光客を受け入れる「器」を今以上に作れるか、が
札幌市にも観光業の皆さんにも、市民の皆さんにも問われています。


あと自分が思うのは、
今回マラソン大会を受け入れてしまったら「東京オリンピック」でなく、
「JAPAN オリンピック」になってしまう事です。

また札幌市が安易に受け入れて何よりも懸念されるのが、「億単位の経費負担」が発生する事。
そして、「2030年冬季オリンピック招致」には不利になってしまう事です。

“Sapporo,Can you feel enough for 2030 Olympic Game ?
(札幌のみなさん、もうオリンピックは2020年のマラソンでたくさんと思うでしょう?)”
とも言われる可能性もあり得ます。

どうしますか?
決めるのは自分ではありません。

自分は、札幌はTOKYOのような「スタジアム級都市」になる必要はないと思います。
ストックホルム・ダブリンなどの「コンサートホール・クラス」で良いのではないかと思います。
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