2016年7月から9月の「夏アニメ」では、意外にも良質なものがあった。
「pixiv」や世間では「ラブライブ!サンシャイン」で話題が独占され気味であるが、
それは自分は扱うべきものではない、のでパス。
「君の名は。」は、観たあとにでも。
ひとつは「good! アフタヌーン」誌連載の「甘々と稲妻」。
(原作:雨隠ギド、制作:トムス・エンタテインメント)。
妻を亡くした犬塚先生の奮闘、つむぎの無邪気さが良かった。
あと、女子高生・小鳥が犬塚先生への秘めた思いに賛否両論あったが、自分はそれも見守りたかった。
公式ホームページは、↓
http://www.amaama.jp/
なんとなく第2シリーズの予感を残しながらの終了だった。
そして、本題。
自分の本命は、高野苺原作の「orange」。
(アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
制作:トムス・エンタテインメント)
僕は今季のアニメ陣では、これが最高傑作だったと思う。
(と言うより、自分の鑑賞に耐え得るものはこれと「甘々」「バッテリー」くらいなのかも。
「あまんちゅ!」だって傑作「ARIAシリーズ」のレベルに全然届いていないし)
オープニングなんかデジタル技術を完全に味方につけた秀作だった。
自分がこのコミック本を手に取ったのは、帰札時の市内のコンビニだった。
本屋じゃなくて「コンビニ」に1-3巻並べて置いてあるところから、並々ならぬプッシュが感じられた。
で、東京に戻る前に1巻を買ったのを覚えている。
この作品は連載開始時は双葉社じゃなくて集英社「マーガレット」だった。
でも、SF的内容や「恋愛より友情」がテーマで誌のカラーに合わないと編集部が早計して、結果2巻で打ち切られた感がある。
(あーあ、なんてもったいないことを)
しかし、双葉社という拾う神はこの作品の魅力を見捨てなかった。
包装イラスト・セールスポイントを刷新して、見事ビッグヒットに繋いだ。
(余談だが、帰札時に手に取ったものは以後ひとつのmovementに繋がったのものがある。
これにせよ、小谷美紗子の「嘆きの雪」とか)
物語は確かに重いものがある。
舞台の松本に成瀬翔(かける)が転校してきたのは母親の死がきっかけで、彼の心に深い傷を残したまま物語は進んでいった。
でも、高宮菜穂・須和弘人・村坂あずさ・茅野貴子・萩田朔の5人組が彼を救うために動く姿に一喜一憂しながら、ついつい見守ってしまった。
(個人的には萩田に共感を持った)
そして、先週オンエアされた最終回を1週間寝かせて、やっと観終った。
…………うん、良い。
やはり、人を救えるのは人でしかない。
特に学生時代の友情は、社会人以上に純粋だと改めて思う。
脆いのも事実だが。
生きる。
そして、視界を拡げる。
そして、友と歩き出す。
どんなに辛い時でも、それを止めないで。
結局、人生はその繰り返しなのだから。
まだ全部見てない、という人はレンタルビデオ屋へGo.
公式ホームページは、↓
http://orange-anime.com/
では最後に、コブクロのエンディングテーマ「未来」のAcoustic Versionと
コミック版名場面コラージュで構成された映像で締めくくります。
コブクロ「未来」 コミックス「orange」ver.2
余談その2:
自分も長野県といったら、やっぱり「松本市」を一番に思い出す。
良い街ですね、城があって文化的で。
「白馬」=かつてスキー合宿でお世話になりました。 佐久など東信地区に比べて涼しく、「避暑地」と呼ぶにふさわしい所。
東京から遠いのが残念な点ではある。
「木曽」=島崎藤村の「夜明け前」を読んで訪ねた地で、昔ながらの「日本」を知るには良い。
訪ねたのが秋で、朝宿の屋外を見たら猫がスリッパの上に座っていたなど、肌寒さが印象的だった。
「小諸市」=かつて好きだった故小山田いく氏のコミック「すくらっぷ・ブック」の舞台。
第3セクター駅に降格したのが悲しかった。
「軽井沢」=東西冷戦時の「西ベルリン」のように長野県なのに往復するのは東京方面の人間ばかりで
長野県としては異端で、コストが異様にかかる町。
カーラジオではFM長野よりもFM群馬のほうが感度が良い。
長野県民のことを本当に尊重するのなら、北陸新幹線は「軽井沢」よりも「小諸」に停車駅を作るべきだったのでは。
(仮に新幹線が停まらなくても、名前につられて来る奴は来るから)
あと、軽井沢は高原の避暑地というが、実は「草津(群馬県)」のほうが涼しいし雪も降るし温泉もあって、コストパフォーマンスも格段良い。
(あくまで独断です、関係者の方、くれぐれもお怒りにならぬよう)
ここまでお付き合いくださった方に、もう一つのおまけ。
映画『orange -未来-』特報
「pixiv」や世間では「ラブライブ!サンシャイン」で話題が独占され気味であるが、
それは自分は扱うべきものではない、のでパス。
「君の名は。」は、観たあとにでも。
ひとつは「good! アフタヌーン」誌連載の「甘々と稲妻」。
(原作:雨隠ギド、制作:トムス・エンタテインメント)。
妻を亡くした犬塚先生の奮闘、つむぎの無邪気さが良かった。
あと、女子高生・小鳥が犬塚先生への秘めた思いに賛否両論あったが、自分はそれも見守りたかった。
公式ホームページは、↓
http://www.amaama.jp/
なんとなく第2シリーズの予感を残しながらの終了だった。
そして、本題。
自分の本命は、高野苺原作の「orange」。
(アニメーション制作:テレコム・アニメーションフィルム
制作:トムス・エンタテインメント)
僕は今季のアニメ陣では、これが最高傑作だったと思う。
(と言うより、自分の鑑賞に耐え得るものはこれと「甘々」「バッテリー」くらいなのかも。
「あまんちゅ!」だって傑作「ARIAシリーズ」のレベルに全然届いていないし)
オープニングなんかデジタル技術を完全に味方につけた秀作だった。
自分がこのコミック本を手に取ったのは、帰札時の市内のコンビニだった。
本屋じゃなくて「コンビニ」に1-3巻並べて置いてあるところから、並々ならぬプッシュが感じられた。
で、東京に戻る前に1巻を買ったのを覚えている。
この作品は連載開始時は双葉社じゃなくて集英社「マーガレット」だった。
でも、SF的内容や「恋愛より友情」がテーマで誌のカラーに合わないと編集部が早計して、結果2巻で打ち切られた感がある。
(あーあ、なんてもったいないことを)
しかし、双葉社という拾う神はこの作品の魅力を見捨てなかった。
包装イラスト・セールスポイントを刷新して、見事ビッグヒットに繋いだ。
(余談だが、帰札時に手に取ったものは以後ひとつのmovementに繋がったのものがある。
これにせよ、小谷美紗子の「嘆きの雪」とか)
物語は確かに重いものがある。
舞台の松本に成瀬翔(かける)が転校してきたのは母親の死がきっかけで、彼の心に深い傷を残したまま物語は進んでいった。
でも、高宮菜穂・須和弘人・村坂あずさ・茅野貴子・萩田朔の5人組が彼を救うために動く姿に一喜一憂しながら、ついつい見守ってしまった。
(個人的には萩田に共感を持った)
そして、先週オンエアされた最終回を1週間寝かせて、やっと観終った。
…………うん、良い。
やはり、人を救えるのは人でしかない。
特に学生時代の友情は、社会人以上に純粋だと改めて思う。
脆いのも事実だが。
生きる。
そして、視界を拡げる。
そして、友と歩き出す。
どんなに辛い時でも、それを止めないで。
結局、人生はその繰り返しなのだから。
まだ全部見てない、という人はレンタルビデオ屋へGo.
公式ホームページは、↓
http://orange-anime.com/
では最後に、コブクロのエンディングテーマ「未来」のAcoustic Versionと
コミック版名場面コラージュで構成された映像で締めくくります。
コブクロ「未来」 コミックス「orange」ver.2
余談その2:
自分も長野県といったら、やっぱり「松本市」を一番に思い出す。
良い街ですね、城があって文化的で。
「白馬」=かつてスキー合宿でお世話になりました。 佐久など東信地区に比べて涼しく、「避暑地」と呼ぶにふさわしい所。
東京から遠いのが残念な点ではある。
「木曽」=島崎藤村の「夜明け前」を読んで訪ねた地で、昔ながらの「日本」を知るには良い。
訪ねたのが秋で、朝宿の屋外を見たら猫がスリッパの上に座っていたなど、肌寒さが印象的だった。
「小諸市」=かつて好きだった故小山田いく氏のコミック「すくらっぷ・ブック」の舞台。
第3セクター駅に降格したのが悲しかった。
「軽井沢」=東西冷戦時の「西ベルリン」のように長野県なのに往復するのは東京方面の人間ばかりで
長野県としては異端で、コストが異様にかかる町。
カーラジオではFM長野よりもFM群馬のほうが感度が良い。
長野県民のことを本当に尊重するのなら、北陸新幹線は「軽井沢」よりも「小諸」に停車駅を作るべきだったのでは。
(仮に新幹線が停まらなくても、名前につられて来る奴は来るから)
あと、軽井沢は高原の避暑地というが、実は「草津(群馬県)」のほうが涼しいし雪も降るし温泉もあって、コストパフォーマンスも格段良い。
(あくまで独断です、関係者の方、くれぐれもお怒りにならぬよう)
ここまでお付き合いくださった方に、もう一つのおまけ。
映画『orange -未来-』特報