東京新聞 2023年11月2日付社説
「政務三役辞任 無責任な人事の帰結だ」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287582?rct=editorial
改造内閣の発足から2カ月足らず。
山田太郎文部科学政務官に続き、柿沢未途(みと)法務副大臣が辞任した。
岸田文雄首相が「適材適所」と繰り返してきた政務三役人事の無責任ぶりが極まった。
柿沢氏は4月の東京都江東区長選で当選した木村弥生区長(辞職表明)の陣営に、
公職選挙法で禁じられた有料のインターネット広告を出すよう提案したという。
法秩序を維持すべき法務省のナンバー2が、
選挙の不正に絡む問題で辞任したことは深刻だ。
選挙でのネット利用に関する公選法の規定が複雑だとはいえ、
法律をつくる立場の国会議員自身が違法性を認識していなかったとは言い訳にもならない。
柿沢氏が現職副大臣として10月31日の参院予算委員会を欠席したことも看過できない。
憲法は閣僚が国会から説明を求められた場合の出席義務を定め、
副大臣もこれに準じる。
辞表提出後だったにせよ、
予算委からの出席要求に応じなかったのは国民に対する義務を怠ったに等しい。
柿沢氏は衆院議員としての進退を自ら判断すべきだ。
政府と与党が国会運営に緊張感を欠いていることも指摘せざるを得ない。
山田氏は週刊文春に報じられた女性との不適切な関係を認めた。
金銭の支払いは否定したが、
買春を疑われる人物を教育行政の要職に就けたとは驚きだ。
首相は起用の際、情報を把握していなかったのか。
参院選比例代表に擁立した自民党の責任は極めて重い。
首相は副大臣・政務官に当初、女性を起用しなかったことについて、
閣僚や首相補佐官の人選も含めて
「適材適所で老壮青、男女のバランスになった」と説明していたが、
自民党執行部や各派閥の推薦をそのまま受け入れたに過ぎなかったのだろう。
首相がいくら「任命責任を重く受け止めている」と述べたところで、
説得力は感じられない。
首相が指示した減税策には批判が相次ぎ、
政務三役人事の無責任さも露呈した。
国民は迷走する政権に不信感を抱き、
首相の政権運営能力にも疑問を持ち始めているのではないか。
首相は自らが置かれた状況を直視すべきだ。
「たくさん寝ていた与党議員、
しかも、その多くは閣僚です。
こんな連中に議員の資格はないよね。」
#国会中継
地には平和を さんのツイートより。
「法を犯した疑いが濃厚なのに説明を拒否する官房長官に、
それを全力で擁護する総理。
こんなことでは「これからは法律なんて守らず好き勝手やっていいですよ」
というメッセージを発信しているのと同じ。
法治国家の破綻。
総理は事の重大性を全く理解していない。
事態は極めて深刻。
この国の信用に関わる。」
小沢一郎 さんのツイートより。
作画:アスタリスク©みんなで声を挙げよう@京都 さん
国会議事堂なんか
”オールスタンディング席”にして、
90分に1回のコーヒータイムを設けるべきでしょう。
それでも居眠りするようなら「イエローカード」を出して、
3枚たまったら「厳重注意」、
それを5回目になったら「議員辞職」にすべきです。
非正規雇用者はただでさえ簡単に首が飛んでいるんです。
それくらいの緊張感ないと高給取りを許してはいけません!
「政務三役辞任 無責任な人事の帰結だ」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/287582?rct=editorial
改造内閣の発足から2カ月足らず。
山田太郎文部科学政務官に続き、柿沢未途(みと)法務副大臣が辞任した。
岸田文雄首相が「適材適所」と繰り返してきた政務三役人事の無責任ぶりが極まった。
柿沢氏は4月の東京都江東区長選で当選した木村弥生区長(辞職表明)の陣営に、
公職選挙法で禁じられた有料のインターネット広告を出すよう提案したという。
法秩序を維持すべき法務省のナンバー2が、
選挙の不正に絡む問題で辞任したことは深刻だ。
選挙でのネット利用に関する公選法の規定が複雑だとはいえ、
法律をつくる立場の国会議員自身が違法性を認識していなかったとは言い訳にもならない。
柿沢氏が現職副大臣として10月31日の参院予算委員会を欠席したことも看過できない。
憲法は閣僚が国会から説明を求められた場合の出席義務を定め、
副大臣もこれに準じる。
辞表提出後だったにせよ、
予算委からの出席要求に応じなかったのは国民に対する義務を怠ったに等しい。
柿沢氏は衆院議員としての進退を自ら判断すべきだ。
政府と与党が国会運営に緊張感を欠いていることも指摘せざるを得ない。
山田氏は週刊文春に報じられた女性との不適切な関係を認めた。
金銭の支払いは否定したが、
買春を疑われる人物を教育行政の要職に就けたとは驚きだ。
首相は起用の際、情報を把握していなかったのか。
参院選比例代表に擁立した自民党の責任は極めて重い。
首相は副大臣・政務官に当初、女性を起用しなかったことについて、
閣僚や首相補佐官の人選も含めて
「適材適所で老壮青、男女のバランスになった」と説明していたが、
自民党執行部や各派閥の推薦をそのまま受け入れたに過ぎなかったのだろう。
首相がいくら「任命責任を重く受け止めている」と述べたところで、
説得力は感じられない。
首相が指示した減税策には批判が相次ぎ、
政務三役人事の無責任さも露呈した。
国民は迷走する政権に不信感を抱き、
首相の政権運営能力にも疑問を持ち始めているのではないか。
首相は自らが置かれた状況を直視すべきだ。
「たくさん寝ていた与党議員、
しかも、その多くは閣僚です。
こんな連中に議員の資格はないよね。」
#国会中継
地には平和を さんのツイートより。
「法を犯した疑いが濃厚なのに説明を拒否する官房長官に、
それを全力で擁護する総理。
こんなことでは「これからは法律なんて守らず好き勝手やっていいですよ」
というメッセージを発信しているのと同じ。
法治国家の破綻。
総理は事の重大性を全く理解していない。
事態は極めて深刻。
この国の信用に関わる。」
小沢一郎 さんのツイートより。
作画:アスタリスク©みんなで声を挙げよう@京都 さん
国会議事堂なんか
”オールスタンディング席”にして、
90分に1回のコーヒータイムを設けるべきでしょう。
それでも居眠りするようなら「イエローカード」を出して、
3枚たまったら「厳重注意」、
それを5回目になったら「議員辞職」にすべきです。
非正規雇用者はただでさえ簡単に首が飛んでいるんです。
それくらいの緊張感ないと高給取りを許してはいけません!