生物見遊散歩

「生物」を「見」て「遊」ぶ「散歩」を「(生)物見遊散(歩)」と呼んで、「自然観察」を楽しんで行こう。

観察路の紹介(大仙公園)

2016年01月22日 | 日記
石津川を遡って行き、荒山公園まで行く観察路を1/10に紹介しました。
逆に、石津川を下って行き、百済川との合流点から百済川を遡って、履中天皇陵から大仙公園まで行く観察路もあります。
今日は、その内の大仙公園の一部の紹介です。
マップです。

大仙公園は、81haもある大きな公園です。
・この地は、元は江戸時代17世紀前半に開発された新田であったそうです。
・1925年に大阪農学校(今の大阪府立大学)の実験用農地となり、1947年に公園に指定されています。
・1966年から都市公園として整備が行われ、以降、中央図書館が移転、平和塔が建設され、1980年には堺市博物館が開館しました。
・1986年には全国植樹祭が開催され、昭和天皇が園内に記念植樹を行われたそうです。
植樹祭のお話は、1/8にも載せました。
公園から見た仁徳天皇稜です。

近くには仁徳天皇稜の模型もあります。
古墳が作られた当時(5世紀頃)の様子を表しています。

公園内には、仁徳天皇稜の陪塚も見られます。
孫太夫山古墳です。

竜佐山古墳です。

ぐわしょう坊古墳です。

この古墳には、次の様な表示があり、公園の整備に伴い堀に水が張られ、外から隔てられたのをきっかけに、植物の遷移を調べているそうです。
1985年頃から調査が行われています。

仁徳天皇の像もあるので、載せておきます。
作者は岩田千虎氏で堺美術協会の初代会長さんだそうです。

仁徳天皇が御陵を造営しようとされた時、鹿が野から走り出て倒れ、その耳から百舌鳥が飛び立ったので、この地を百舌鳥耳原と呼ぶ事にしたと日本書紀にあるそうです。
鹿は土地の精霊、耳は神に捧げものをするための印、百舌鳥は神の使いであるなどと言われているそうです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする