エイサーの第3四半期は予想以上の損失、CEO交代とリストラ策公表- ロイター(2013年11月6日08時00分)
[台北 5日 ロイター] - 台湾のパソコン大手エイサー<2353.TW>が発表した第3・四半期の損失は131億2000万台湾ドル(4億4600万ドル)となり、予想以上の赤字となった。これを受けて最高経営責任者(CEO)の交代とリストラ策も公表した。
王振堂CEOの後任には社長の翁建仁氏が就任する。王CEOは6月まで会長職にとどまる。王CEOは声明で、「ここ数年は厳しい課題に直面してきた。業績不振が続いたため新経営陣に譲る時期だと判断した」と述べた。
リストラ策としては、現在全世界で8000人の人員を7%削減し、2014年以降で年間1億米ドルのコスト削減を目指す。リストラ費用に充当するため新たに1億3600万株を1株21台湾ドルで発行、28億7000万台湾ドルを調達する。このため第4・四半期に1億5000万米ドルを一時費用として計上する。このほか創業者の施振栄氏を筆頭とする変革諮問委員会を設置する。
アナリストからは「変革への第一歩だが、今のところ真の変化は読み取れない。しかし、4日の終値18.15台湾ドルを上回る新株価格の設定は来年の株価上昇への自信を示す」(元大証券)との指摘がでている。
第3・四半期の損失131億2000万台湾ドルは、トムソンロイター・スターマイン調べによるアナリスト16人の予測中央値1億0900万台湾ドルを大幅に上回る。米マイクロソフトの新OS(基本ソフト)に伴う費用や在庫コスト増が圧迫した。資産評価損など99億4000万台湾ドルの計上も赤字要因となった。
第2・四半期は3億4300万台湾ドルの損失、前年同期は6800万台湾ドルの利益だった。
第4・四半期は、出荷量は減少するが粗利は改善するとの見通しを示した。
エイサーが業績悪化…J.T.ワンCEOが辞任、リストラも- RBB TODAY(2013年11月6日19時35分)
台湾のパソコンメーカー大手、エイサーは5日、2013年第3四半期(7~9月期)の業績を発表した。最終損益は131億台湾ドル(約440億円)の赤字となり、CEOのJ.T. ワン氏はリストラと自身の辞任を発表した。
連結売上高は前年同期比12%減の922億台湾ドル、営業損益は26億台湾ドルの赤字だった。損益には、パソコンメーカーのゲートウェイやパッカード・ベルなど、買収企業の資産価値低下に伴う費用=99億台湾ドルの影響が大きかった。
またCEOのJ.T. ワン氏は同職を退き、2014年1月1日から現社長のジム・ワン氏がCEOに就任する。なおJ.T. ワン氏はは、会長職は任期いっぱいの6月まで務める。
さらに新株1億3600万株を発行しての増資(4.8%)や、人員削減(全世界で7%)も実施する。人員削減により2014年から年29億台湾ドルの経費節減を見込む。
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台湾ノパソコンメーカーも苦戦。 同じ運命でしょう。
IBMはすでに売却・・・・・富士通・NECも苦戦。