大雨:和歌山市南部、広く浸水・冠水
毎日新聞 2012年06月22日 大阪夕刊
大雨で広範囲にわたり水につかった和田川流域=和歌山市で2012年6月22日午前9時50分、本社ヘリから小松雄介撮影
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梅雨前線などの影響による大雨は22日朝まで西日本を中心に降り続き、高知県土佐清水市で1人が死亡、奈良県斑鳩町で1人が骨折の重傷を負った。和歌山市では南部を流れる和田川流域で水田や用水路の水があふれ出し、東西、南北それぞれ3~4キロにわたって多数の住宅や田畑が浸水・冠水。和歌山県内では2794世帯7088人に避難勧告が出たほか、大阪府など8府県で住宅浸水や崖崩れなどで住民が避難するなど影響が出た。
24時間降水量の最大値は、和歌山市中心部が179・0ミリなど15地点で6月の観測史上最多を更新。この雨で、釣りに出かけた土佐清水市足摺岬のホテル従業員、中田祐一さん(35)が22日、同市沖で遺体で見つかった。
大阪府では堺市など5市で計24棟が床上・床下浸水、太子町で1棟が一部損壊。JR片町線では鴫野−京橋間で線路横の砂利の陥没が見つかり、午前6時20分から約2時間運転を見合わせ約11万4000人に影響した。【まとめ・稲垣淳】
僕の利用している、学園都市線(片町線)は朝から、2時間もストップ! でもニュースにもならず。
これが、東京の京浜東北か横須賀線か総武線なら、トップニュースかもしれません。 大阪の一路線が、朝から2時間も不通でも相手にもされず。
すべて、東京あるいは関東中心なんです。これは、その中心にいる人には実感としてはわからないかもしれませんが、逆に地方の人からすると、どうして、こんなことがトップニュースになるんだ、騒ぐのか・・・理解できない現象にも。ある意味で、中心にいる人たちの、奢りのようなものでしょう。
よくあるパターンとしては、東京に雪が数センチ積もり、交通機関がマヒしています・・・・僕らからすれば、それがどうしたの?と、思うわけですが、彼らからすると大ニュースになるわけです。
ニュースを作る人たちも、その中心にいて、自分達のこと中心で、番組・ニュースを作ることが当たり前という考えしかないわけです。
ですから、ある意味で、ニュースはその地区・場所により、比重が違うということもいえるでしょう。東京の小さなことも大きくなるということで・・・東京中心、東京に傾いた報道・・・ということです。
もう一つ、相対的というのは・・・それプラスアルファで、他のニュースとの比較で、大きなニュースでも小さくなるし、小さなニュースでも、なにもなければ、大きなニュースになってしまうということ。
一番、実感した出来事の一つとして、同時多発テロ9.11・・・この次期、テレビはそのニュースばかり。ちょうど、岸和田のだんじり祭りだったと思いますが、一切ニュースでは流れず。吹っ飛んでしまいました。例年なら、岸和田だんじり祭りもほんの少し、ニュースになるわけですが・・・!
もう一つついでに、テレビ番組で「ウソ恋」というのの最終回だったんですが、もちろん放送中止。かわいそうなことに、最終回は後日、昼間に再放送されたようです・・・見てませんが。
結論:ニュースはすべて、東京・関東中心、さらに相対的であるということ。ですから、見る側が、そのことをちゃんと認識していないと、絶対的に何が重要か、問題なのか、大切なのか、をわからず、判断できず、一方的に受け入れるだけで、本質を見失うことに!
難しい言葉でいえば、作る側のバイアスが、かかっているということになるのでしょうか?
2011.2.15
東京・首都圏中心。ちょっと、雪が積もったぐらいで、永遠と積雪のニュース。それも、ほとんど東京のこと。地方の人には関係なんですが。
もっとも、首都圏に約30%の人が暮らしてはいるのですが。