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*from my room*

家計簿管理、読書メモなど
思いついたことをぼちぼちと

読書メモ(2025.2)

2025-03-21 12:26:38 | 読書メモ
◎「派遣社員あさみの家計簿」青木祐子
 主人公にイラッとすることもあるけど、とにかく周りに恵まれてるよなあ。
 具体的な数字が興味深く、自業自得ながらも壁を一つずつ乗り越えて行く様は応援もしたくなるけど、
タイトルからして続編もずっと派遣のままなのか?

◎「もぎ取れ!3億円大作戦」香住泰 audible
前半は思わぬ設定、あの手この手で達成していく過程をドキドキしながら楽しんでいたが、
途中からの強引な展開、祖母の甲高い声で捲し立てる上からなキャラがどうにも受け入れられず。
それにあれだけのことやって何の報いもないっていいんかなーともやもや。

「みんなを嫌いマン」献鹿狸太朗 
設定やグロテスクな描写がうまく脳内再生できずアニメっぽくなったり、
主人公がちょっと何言ってるかわからない部分とかもあったけど、
とにかく勢いで読み進め、ラストはなんとなく読めるよなぁと思っていたら、
最後 自分自身の「嫌い」の概念が浅過ぎて愕然。
「嫌い」って深くて面倒くさくて愛おしい。弟くんの存在が救い。 

◎「タックスヘイブン」橘玲 audible
最近興味を持っている地政学や経済などが題材ではあるが、
未熟な私は登場人物や経済のあれこれ等、把握しきれない部分もあって、なんとなく雰囲気で聴き切った。
 ハードボイルドっていうのか、ちょっとかっこよすぎん?という所もあり。
 ラストに語られるある人物の半生が過酷過ぎて、他の諸々がぶっ飛ぶほど。

 ◎「ゼロ打ち」相場英雄
 テレビなどではわからない選挙の裏側や駆け引きなど、なかなか知れない部分が見れて、必死感や切迫感も伝わってきた。
そして努力や必死さ正しさだけではどうにもならないジレンマも。 
ラストは光が見えたような気もするし、現実問題何も変わらないような気もするし、虚しさも残る。

☆「死んだを木村を上演」金子玲介 
みんな記憶力良過ぎ!(でもラストそういうことか…と)
最初台本形式の会話文では、いちいち名前を確認し登場人物のキャラを想像しながらまったり読んでいたのだが、
終盤の改行無しの怒涛の会話文では、名前が無くても誰かわかるし、ものすごいスピードで読み進められたのはすごい。お見事過ぎる。 
ラストでタイトルの意味を知り、最後木村にも伝わってよかったねとジーンとさせられた。
そう言えば「死んだ山田と教室」も青春だなあとまったり読んでたら、終盤怒涛の展開にやられたんだった。またまんまとはめられてしまった。 

☆「爆弾」呉勝浩 audible
ナレーターの男性の笑うセールスマンばりの特徴的な感じに最初引いてしまったけど、だんだん鈴木にし聞こえなくなった。
男性の方も女性の方も演じ分けが素晴らしく、臨場感たっぷり。 特に女性の低音の声が好きだなあ。
刑事と鈴木のやり取り、壮絶な現場、緊迫感、個性的な登場人物たち(最初鈴木のこと嫌悪してたけど、だんだん興味深く惹きつけられる)など何から何までおもしろい。
この後どうなるんだろう…と思ったら、続編あった! 早速聴き始めたが、法廷が舞台!被害者の親族が?とまあ最初から引き込まれてる。
 あまりむごいことが起こりませんように…と無駄なことを祈りながら聴いてる。 

☆「法廷占拠」呉勝浩 audible
「爆弾」の続編。いきなり緊迫感ヤバすぎて、早く解放してくれーと冒頭から逃げ出したくなる。
そしたら、そうだ鈴木がいたんだよ!と謎の安堵感。(いやいやなんで)まあいろいろあれど、鈴木にはなんか期待感が増すというか不思議な存在。とにかくおもしろい。

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