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*from my room*

家計簿管理、読書メモなど
思いついたことをぼちぼちと

引越しました

2025-06-16 13:38:04 | 読書メモ
ブログをお引越ししました。→こちら

最近はのんびり更新で、読書メモくらいしかアップしていませんが、
ぼちぼちやっていきますので、よろしくお願いいたします(^^)

読書メモ(2025.4)

2025-06-05 16:27:34 | 読書メモ
「恋とか愛とかやさしさなら」一穂ミチ audible
 とにかく導入がショッキング。
でもいやいや実は違うっていう展開なんでしょって思ったら、そういうわけでもなく。 
その出来事に向き合うそれぞれの姿勢とか感じ方とか向き合い方が
ほんとにそれぞれ過ぎて、いろんな感情が駆け巡る。
私が彼女だったら絶対逃げ出しちゃうと思ったけれど、
でも結婚まで考えていた相手だったら、そう簡単にもいかないか。
この彼女はとにかくどんな形にせよ向き合おうと徹底していたのがすごい。
だからこそ、最後自分が納得した形で進むことができたのかな。

「娘が巣立つ朝」伊吹有喜 
以前audibleで聞いた伊吹さんの「犬のいた季節」がとてもよかったので、
期待して読んだものの、誰にも共感できず。
若い二人の結婚式に向けたウキウキ感もほぼなく、両親は不穏。
うるうるする場面も少しはあったけれど、楽しい中に不安材料があるのではなく、
前向きになれる材料がほぼ見つからないのがとにかくつらかった。
ラストについては、若い二人はもし上手くいかなかったとしてもまだやり直せるし、
とりあえずやってみてくれという感じだけど、
両親については余生こんな感じでいくのって暗い気持ちになる。 

「結婚させる家」林望実 
設定が思っていたのと違うし、全体的に何かちぐはぐした印象。
登場人物はなかなかクセのある人たちで、それに愛着がわけばいいけれど、
応援したいと思えないような人たちばかりで残念。 

☆「カフネ」阿部暁子 audible 
愛なのか呪縛なのかわからない繋がり。
それぞれ感じ方も違うし、それを完全に分かり合うことなんて不可能なのに、
家族という形態に縛られてもがき苦しむ人たち。
薫子とセツナの対照的なキャラがよい。
薫子は最初は鬱陶しかったけれど、がむしゃらな姿にだんだん応援したくなる。 
セツナは思っていた以上に深刻だし、頑固だし、心配になってしまったけれど、
最後素直になれて一安心。 
最悪の組み合わせと思えた二人だけれど、出会えてよかった。 

◎「月下のサクラ」柚月裕子 
二作目なのに、なぜか泉のキャラが未だにつかめない。
本当はめちゃくちゃデキるやつ? 
ずっと頑なで誰も変えられなかった上司を泉が説得する様子が出来過ぎで、
いやいやすごすぎん?ってなる。
 タイトルがサクラなのでしょうがないけど、外事が絡んでくるスケール感になぜかついていけない。

「震える天秤」染井為人 
染井さんなので期待して読んだが、なかなか引き込まれず。
まずマニュアル車でブレーキとアクセルの踏み間違いが引っかかってしょうがない。
(マニュアル車はブレーキと同時にクラッチ踏むので、
間違ってアクセル踏んだとしても空ぶかしになるだけでは?)
どこに着目すればいいのかわからないし、時代錯誤な感じもするし、
歯切れの良さが感じられないし、ラストはもやもやするし。
他の作品がぐいぐい引き込まれただけに残念。 

◎「点と線」松本清張 audible 
何十年ぶりかに松本清張を読んでみたというか聞いてみた。
謎解きとしては時刻表とか交通機関とか、今となっては目新しいものはないけれど、
文体とか表現が懐かしくもあり。
ラストがおおぅそっかーと。女性の描き方が松本清張っぽいよなーと。 
そういえば昔ドラマで見たような気がするけど、どうかな。 

5月分の家計簿、noteにアップしました!

読書メモ(2025.3)

2025-04-19 16:37:47 | 読書メモ
◎「Q」呉勝浩  audible
「爆弾」はそれぞれの登場人物の言わんとするところがわからんでもなかったが(共感するかは別として)、
「Q」はそれぞれの言い分がまじわからん。ぶっ飛んでる。怖過ぎる。
クライマックスそこかーな感じや、えっ終わり?みたいなラストなどいまいちのめり込めず。
おもしろくはあったけど、期待しすぎたかな。

◎「ザリガニの鳴くところ」ディーリア・オーエンズ 
翻訳物苦手なんだけど思っていたより違和感なく。
当時の社会背景諸々あるんだろうけど、カイアの子供時代が壮絶過ぎて。
でもとにかく逞しい。
テイトとの再会でいい方向に進むかもと思いきや、なんでー。
 カイアのあの選択が正しかったとは思わないけど、それもまた彼女。

◎「平場の月」朝倉かすみ
私と同年代の男女のお話。
冒頭で女性が亡くなったことが明らかにされているのになぜか死なないでくれと祈っている私。
大きな事件はないけれど、それぞれがもがいたり迷ったり、近づいたり離れたり、
微妙な距離感、気持ちのすれ違いがなんとも切ない。

◎「霧をはらう」雫井脩介 audible
 読んだことあったけど、audibleでも聞いてみた。 
所々覚えているところはあったけど、犯人や肝心なとこの記憶が無さ過ぎて新鮮な気持ちで聞けた。
 姉妹の対照的な描き方が印象的。
母親に対しての周りの評価には私も反省。 
ラスト、鍵を握っていたのは思いがけない人物でそりゃないぜ!私の記憶力。

◎「いただきます」喜多川泰  audible
十代の何がやりたいかわからず悶々としている感じが
酸いも甘いも噛分けた大先輩たちの言葉や体験によって少しずつ変わっていく様が良い。 
私には、タイトルの「いただきます」よりも「個性」に関する考え方が目から鱗だったけれど。
大きなことに目が行きがちだけど、まずはそこから。
 
◎「朽ちないサクラ」柚月裕子
 映画は未見だが、キャスティングを見て、ある人物が事件に関与しているだろうことは予想できてしまった…。
でも実際は予想以上に闇深い。
主人公は警察署でも捜査する部署ではなかったが、これを転機に方向転換。
ある意味エピソード0的なお話か。続編も読んでみたい。

 ☆「プラージュ」誉田哲也 audible
 特殊なシェアハウスの個性的な人たち。並行して語られる記者目線。
最初よくわからず戸惑いもしたが、最終的にそうつながるかと。
 一度罪を犯してしまったら人はそれまでなのか。
人はそもそも変われないのか。人それぞれだし、境遇や状況も多様。
 でも捨てたもんじゃないな…と思えるお話。

4月分の家計簿、noteにアップしました!

掛け時計、買いました

2025-03-21 12:47:53 | 買ったもの
リビングの掛け時計が止まり、
電池切れかぁと入れ替えたけれど、数時間後に止まっている!
とうとう寿命かぁ…と思い(30年以上使ったしな)、ネットで時計を購入。

ところが、実際届いたら、思いの外黄色みが強く安っぽいし、
部屋の雰囲気にもそぐわず。
どうしたもんかなぁ…と悩んだ挙句、ニス塗っちゃいました!
(ダイソーで購入。色はウォールナット)
塗る前の画像を撮り忘れちゃったけど…。


最初上手く色がのらず、失敗だーとあわてふためく。
(たぶん前の塗装を剥がしてから塗らないといけないんだな)
とりあえず除光液で一旦とりのぞき、
2~3度重ね塗りを繰り返すという荒技を繰り出す。
まだらになってしまったけど、味だと思うことに。
遠めに見たらわからんし。


ちなみにこちらが30年以上使った時計。
でも、時刻を合わせては止まるを何度か繰り返していたら、
今は順調に動いている。(なんでー)


さて、3月分の家計簿ですが、noteにアップしました。
興味のある方はこちらへどうぞ→note

読書メモ(2025.2)

2025-03-21 12:26:38 | 読書メモ
◎「派遣社員あさみの家計簿」青木祐子
 主人公にイラッとすることもあるけど、とにかく周りに恵まれてるよなあ。
 具体的な数字が興味深く、自業自得ながらも壁を一つずつ乗り越えて行く様は応援もしたくなるけど、
タイトルからして続編もずっと派遣のままなのか?

◎「もぎ取れ!3億円大作戦」香住泰 audible
前半は思わぬ設定、あの手この手で達成していく過程をドキドキしながら楽しんでいたが、
途中からの強引な展開、祖母の甲高い声で捲し立てる上からなキャラがどうにも受け入れられず。
それにあれだけのことやって何の報いもないっていいんかなーともやもや。

「みんなを嫌いマン」献鹿狸太朗 
設定やグロテスクな描写がうまく脳内再生できずアニメっぽくなったり、
主人公がちょっと何言ってるかわからない部分とかもあったけど、
とにかく勢いで読み進め、ラストはなんとなく読めるよなぁと思っていたら、
最後 自分自身の「嫌い」の概念が浅過ぎて愕然。
「嫌い」って深くて面倒くさくて愛おしい。弟くんの存在が救い。 

◎「タックスヘイブン」橘玲 audible
最近興味を持っている地政学や経済などが題材ではあるが、
未熟な私は登場人物や経済のあれこれ等、把握しきれない部分もあって、なんとなく雰囲気で聴き切った。
 ハードボイルドっていうのか、ちょっとかっこよすぎん?という所もあり。
 ラストに語られるある人物の半生が過酷過ぎて、他の諸々がぶっ飛ぶほど。

 ◎「ゼロ打ち」相場英雄
 テレビなどではわからない選挙の裏側や駆け引きなど、なかなか知れない部分が見れて、必死感や切迫感も伝わってきた。
そして努力や必死さ正しさだけではどうにもならないジレンマも。 
ラストは光が見えたような気もするし、現実問題何も変わらないような気もするし、虚しさも残る。

☆「死んだを木村を上演」金子玲介 
みんな記憶力良過ぎ!(でもラストそういうことか…と)
最初台本形式の会話文では、いちいち名前を確認し登場人物のキャラを想像しながらまったり読んでいたのだが、
終盤の改行無しの怒涛の会話文では、名前が無くても誰かわかるし、ものすごいスピードで読み進められたのはすごい。お見事過ぎる。 
ラストでタイトルの意味を知り、最後木村にも伝わってよかったねとジーンとさせられた。
そう言えば「死んだ山田と教室」も青春だなあとまったり読んでたら、終盤怒涛の展開にやられたんだった。またまんまとはめられてしまった。 

☆「爆弾」呉勝浩 audible
ナレーターの男性の笑うセールスマンばりの特徴的な感じに最初引いてしまったけど、だんだん鈴木にし聞こえなくなった。
男性の方も女性の方も演じ分けが素晴らしく、臨場感たっぷり。 特に女性の低音の声が好きだなあ。
刑事と鈴木のやり取り、壮絶な現場、緊迫感、個性的な登場人物たち(最初鈴木のこと嫌悪してたけど、だんだん興味深く惹きつけられる)など何から何までおもしろい。
この後どうなるんだろう…と思ったら、続編あった! 早速聴き始めたが、法廷が舞台!被害者の親族が?とまあ最初から引き込まれてる。
 あまりむごいことが起こりませんように…と無駄なことを祈りながら聴いてる。 

☆「法廷占拠」呉勝浩 audible
「爆弾」の続編。いきなり緊迫感ヤバすぎて、早く解放してくれーと冒頭から逃げ出したくなる。
そしたら、そうだ鈴木がいたんだよ!と謎の安堵感。(いやいやなんで)まあいろいろあれど、鈴木にはなんか期待感が増すというか不思議な存在。とにかくおもしろい。