ぜじろぐ

SAMBATOWN・ゼジの書くブラジル音楽やその他あれこれ

ポルトガル語発音のフシギ

2009-01-27 00:39:57 | 日記

こんにちは、週末は法事で実家の松山に帰省していたサンバタウン店主です。しばらくぜじろぐも放置しっぱなしになっておりましたが、久々に記事を書いたかと思えばあまり意味のないネタです。申し訳ありません。

最近ウチの商品に関し、やたらErnesto Nazarethとキーボードで入力したり手書きで納品書切ったりすることの多い日々が続いておりますが、そういえばなんでNazarethで「ナザレー」と読むのだろう、とお思いになった方はおられませんか?

今はなきブラジル音楽の名スポット「サバス東京(Sabbath Tokyo)」もこれと同じパターンになっているのか、ブラジル人はことごとく「サバー」と発していたのを思い出します(なんか語感的におマヌケな感じで違和感ありまくりでした)。

そこでワタクシ思ったのですが、かの地ブラジルにおかれましては、外来語的な読みづらい単語の語尾に関しては見て見ぬふりをし、あえて発音せずにそのままやりすごすという暗黙の了解的発音法則になっているんではなかろうかと邪推したりするわけであります。例えばリオのギタリスト、Zé Paulo Beckerの読み方なんか今でもケンケンガクガクですよね。ゼー・パウロはいいとして、最後のBecker姓。普通に読めばベッケルだ、いやベケールだ、はたまたドイツ家系だろうからそのままベッカーで通すのが正しいとか、まあいろいろなご意見があるようですが、リオの現場ではどうなのかというと、上記の「やりすごしルール」に基づいてか、B-e-c-k-e-rのkのところでストップして「ベッキ」と発音する人が多いそうです。er無視とはなんとも豪快な。

こういうのは日本にいてはなかなか体得できないものですね。

でも、それならば、なぜ、
Elizeth Cardosoはしっかり「エリゼッチ」と発音するのでしょうか?
なぜ「エリゼー」ではないのでしょうか?


つか、だったらおれ、あえて「エルネスト・ナザレッチ」ってマジ頓珍漢な読み方しちゃうぜ?みたいな(←今どきのアタマ悪そうな若者風)。

ポル語発音に関する謎は深まるばかりです。

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4 コメント

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そうそう (まっちゃん)
2009-01-27 15:23:12
ボクも前から思ってました。
Beth Carvalhoも「ベッチ」やし
Azymuthも「アヂムーチ」やもんね。

一度、熊本尚美せんせいに
「なんでナザレッチじゃないの?」
と小鹿のような澄んだ目で問うたことがありますが、
「ドイツかどこかの家系だからじゃない?」
とのお答えでした。

ナザレッチっていう語感、ボクは好きです。
エッチ、スケッチ、ナザレッチ。
うむ。 (ゼジ)
2009-01-27 15:36:05
☆まっちゃん
おお、同志まっちゃん。共に闘おう!(何とよ)
ナザレッチ。雪崩のように轟と押し寄せてくるエッチ(意味不明だ、まったく意味不明だ!)。でも「サバッチ東京」というのは、やっぱり、それはちょっと、って感じがしないでもないです。
すみません、一体ワタシは何が言いたいんですか?

なぞ・・・ (Ayumi)
2009-01-29 00:22:10
ぜじさまこんばんわ。

ふと気付くとポル語にはフシギがいっぱいです。
ジャコーの本名なんかもこのタイプでしょうか。

言語が違ってもスタンダードな名前は大体共通ですが(Elizabeth=Isabelとか)、ポル語以外の姓だとそういうわけにはいかんから?

しかし、外来語ということなら、なぜkidはキッヂなのでせう?あっ、でも、ロックフェスのCMで、hollywood rockを「ホリウッヂ・ホッキ!」って言ってた気がする・・・。ホッキはともかくとして、ホリウッヂって、ごちゃ混ぜだがね。「ファンキ」もこの類いですよね。

ブラジルの話ではないんですけど、メキシコでHaidi(←ハイジですよね)って名前の子に会ったことがあるんですが、hで始まる名前にも関わらず「ハイディ」だったんですよ。

その一方でローマ法王のことは「フアン・パブロ・セグンド」ってスペイン語名で呼んでました。エリザベス女王も同じ。しかし一般の人の名前に対してはそうでは無かった気がします。これはポル語圏でも同じなのでしょうか??

本日も脈絡なくてすみません。人名は呼び方・発音共にわからんこと満載であります・・・。
たぶんVale tudoかと。 (ゼジ)
2009-01-29 13:27:21
☆Ayumiさん
コメントありがとうございます。
ひとつ確かなことがあって、「人名に関しては、その由来に忠実に発音すべし」という基本通念がインテリ層のブラジル人の間に存在しています。

例えばRadames Gnattaliですが、彼の名を知らないブラジル人はやはり最初「ジナタリ」と読むことが多いです。日本でも以前「ジナタリ」と表記されていたものですが、最近ではリオのショーロミュージシャン達の啓蒙活動もあって、本来のイタリア語読みで「ニャタリ」と定着してきています。
でもそれにしたって、Radamesの方はラダメスとはならずに「ハダメス」のまんまだしなあ。第一その人のご先祖の国の発音法則なんて知らんがな!(頭抱える)

ちなみにオルケストラ・インペリアルのギタリスト、Felipe Pinaudも、最初「ピナウヂ」と表記されていたものが、本人訂正によりフランス語読みの「ピノー」に変更されたという経緯があります。

ワタシも自分の苗字を「カミオカさん」とか「カミオチさん」とか間違って呼ばれるといい気はしませんからねえ。ブラジルに行くと下の名前は「イロアキ(Hiroaki)」と呼ばれそうで今から心配です。

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