ブログ雑記

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久坂部 羊の「院長選挙」を読む

2017-10-13 19:46:38 | Weblog
新聞で“院長選挙”と言う題名の本の広告に引きつけられて読みたいと思ったが、後期高齢者の小遣いでは飛びついて買うには躊躇があった。そこで図書館に購入依頼をすると検討して、購入可能であれば通知してくれることになった。2週間後に図書を返却しに行って尋ねると島嶼部の図書館にあったものを取り寄せてくれていた。早速借り出して読んだ。お堅い本かと思っていたら、パロディだった。面白かったのであっと言う間に読み終えた。フィクションに違いないのだが、大学病院での院長選挙はきっと教授間や専門分野間の確執があって、デフォルメされたこの物語のような展開が少なからずあるのだろうと思った。
それよりも一番驚いた事は病院関係者が思い思いにぶちまける本音の言葉に驚かされたが教授達は専門分野には密かに真剣に取り組んでいる、と言った職員の言葉があって安心した。今病院で治療をしている自分にとってはちょっと怖い思いがして、読んだことを後悔している、、が治療は真剣に取り組んでくれていると思っている。