勝つ魂

先のブログに　「勝つ魂」がブレてるって書いた。　


勝つ魂！


「勝つ魂」って言えば　根性とか気合いとかを想像すると思うけどそうじゃない。　


根性なんて競技者にとっては当たり前の前提　だから試合前にわざわざ根性
入れる行為なんかはまったく必要ない。
そんなことしたら　逆に「勝つ魂」をブラしてしまう。　

一見　日本は平和な国だから平和ボケしてるから勝負に対する甘さが出てる
んだって分析もある。　　そうじゃなく　そうやって逆に気合い入れすぎて空回り
してしまってる。


このような気合い空回りも、夢の舞台の自分に酔ってる幻覚症状も、緊張して
上がってしまってるのも　全部　心身がバラバラになって「勝つ魂」がブレてる状態。



ここに気付く人どれくらいいるかな～？




「勝つ魂」が降りてくるためには　普段から、あるいは試合直前、試合中も　
やっぱり、現実から逃げない！　ここだけが問われる！

現実とつねに対峙できる選手やチームにのみ「勝つ魂」が降りてくる。








たとえば、ハードトレーニングをこなせる選手の落し穴は　不安という現実から
逃げるためにハードトレーニングをこなすという無意識の行動がある。（防衛本能）

ハードトレーニングは、いっぱいいっぱいの状態で肉体を追い込むため、考えるとか
意識するとかのトレーニングの大事な要素を排除できるところが落とし穴。
ハードトレーニングをこなすことと　それがが勝つことに直接つながってるか？は
全然別の問題なので注意して検証する必要がある。


ハードトレーニング行ってるだけで　自分にもまわりにも「こんなにがんばったから…」
と言い訳がつくところが思考停止型競技者の陥りやすいところ。　


…は何か？


「こんなにハードトレーニングがんばったから（…）負けてもしょうがない！」
と無意識に言い訳つくって　日々負けるためにトレーニングを積み重ねる選手は
意外と多い。

自分に対して言い訳があれば　安心してハードトレーニングに打ち込めるから

　
そして、ハードトレーニング中は何もかも真っ白に忘れることができるから現実の
試合への不安から一時的に解放されるから　現実逃避のためにここに逃げたくなる。

　
でもこれは勝つための努力じゃなく　不安の先延ばし行為なので問題は何も解決
していない。　
むしろせまってくる試合への不安は日々膨らんでいくはず。


さらに、不安の先送りという現実逃避は　その先の人生の至る所でその不安がついて
回るし　問題の形をかえて常に解決をせまってくる。


現実から逃げない！　常にここだけが問われる！
逃げないでここと対峙した選手、チームにだけ　この苦しみからの解放がある。




苦しみの解放とは　　「勝つ魂」のこと



そして、これは競技スポーツだけじゃなく、　ビジネス、体脂肪コントロール…とみんな
に通じる原理