落とし穴！

数年前のある選手のケースです。


誰でも知ってる　ある有名な格闘技の試合の一幕です。

ある団体のチャンピオンが　そのメジャーなリングに上がりましたが、格下の
選手に破れる　という惨めな結果がありました。



そのチャンピオンを　A選手としましょう～　格下の選手は　じゃあ　B選手
です。


B選手は　変則スタイルです。


A選手は　普通に　自分のスタイルで戦うだけで　何の問題もなく勝てたの
ですが、　B選手の　変則土俵に引き込まれ　B選手の独り舞台のような
試合展開で　A選手は敗れていったのです。


B選手は　巧みな試合運びで　A選手を自分の土俵に引き込んだのでしょ
うか？


否！



A選手が　勝手に相手の土俵に入っていったのです！　　？？？





これは　よくあるケースなので　自分に当てはめてよく考えてください！
本当に多いケースです。



A選手の失敗は　作戦の立て方！


A選手は　相手の　変則スタイルを研究しまくり　その変則対策に特別
時間を割きました。　　「この技に対してはこう！」　「あのパターンに対して
はこう！」ってな感じです。

実は　この地点で相手に主導権を奪われてることになります。
最初から相手の土俵で戦うための準備をしてるからです。


もっと言えば　メジャーなリングに出ることの　プレッシャーや　気負いから
不安が芽生え＝自分がブレて　場に主導権を奪われて　催眠術をかけ
られた状態になってるから、相手選手の情報収集に明け暮れてさらに
ブレていってるわけです。


すると、試合が始まっても　催眠術（笑）が解けてないので、なんのためら
いもなく　吸い込まれるように　相手の間合いに入ってしまいます。
あるいは、相手の得意技を待ってその技をかけさせるチャンスをたくさん
作ります。

すると、簡単に格下の選手に料理される！いうストーリーが始まるのです。



この催眠術は　試合の作戦を考えてるときに　よく降ってきます。
なぜ　降ってる来るか？　ぼくは知っていますが　ここでは書きません（笑）



この催眠術にかかると　ほぼ１００％　主導権を相手選手か？　場！に
持っていかれます。


主導権が自分にない試合は　当たり前のように勝てないのです！




ここでは、カラダのコンディショニングや、普段の実力などが　まったく試合に
役立ってないことに注目してください。

どんなに、最高のコンディションを整えても、どんなに普段の練習で強くて
も、試合で勝つ、負ける、の法則は別の次元で流れてる！ってことなん
です。




ぼくの　知ってるチャンピオン達は　みんなこの法則を知っていますし、
ぼくの　知っている実力はあるけど試合に勝てない選手は　例外なく　
試合が決まった瞬間　催眠術にかかってしまいます。


試合が始まった瞬間に催眠術にかかるんじゃなく、対戦相手が決まった瞬間！
ですよ　間違えないように！