UMA君のお部屋

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公開山行

2010-10-31 21:12:21 | 山歩き…伊吹・越美の山
”山の会”主催の公開山行に参加しました。

公開山行は毎年この時期行われている行事で

”山の会”会員以外の人、一般の方にですね多く参加してもらって

山の魅力を知ってもらおう…という、建前はこんな感じです。

そんでもって、出来れば会に入会してほしいなぁ~と!!

会の邪な?思いも見え隠れする山行だったりもします。

某山協は会員の1/3がピチピチとの情報、羨ましい限りです(~~;

参加者:会員29名+一般21名=合計50名

山行日:2010年10月31日(日)

天気:晴れのち雨

大体のCT:登山口8:15…高屋山9:45…権現山頂11:10~12:30...登山口15:30(下山時間自信ナシ)

台風一過の青空を期待しましたが青空が見えたのは午前中のみ。

(登山口は天気良かったんですけどねぇ~)

午後の早い時間にはポツポツと冷たいものが空から落ちてきました。

それでも、登山道からは赤や黄色く色付いた葉っぱがチラホラ。

(燃えるほどではないですが…)


(個人的には黄色い方が好きです。)

目を楽しませてくれました。


(豚汁がふるまわれました。準備してくださった女性会員に感謝感謝。)


(会員Y夫妻のY妻さんの手作りチーズケーキ、しっとりしていて美味しい、即完売でした。)
(他にも一般参加のK藤さんの手作りクッキーや
 未確認ですが会員H田さんの手作りケーキもあったようです。ごちそうさまっ!!)

そういえばいつもより山ガール(レディ!?)が多くて

ある意味目を楽しませてくれたかな…なんちゃって(^^ゞ

まぁUMAは奥手なので自分から声を掛けることはなかなか難しいですが。

先々週から続いている膝の痛みですが、

ゆっくり歩いたせいかそれ程痛みませんでした。

と言っても油断は禁物ですね。

高島トレイル 水坂峠~ナベクボ峠

2010-10-24 20:12:48 | 山歩き…その他の山
今回は今年初夏に歩いた“高島トレイル”愛発越~水坂峠の続きである。

正確には武奈ヶ嶽~水坂峠間は道を間違えてトレイルを外れてしまったので、

続いてはいない。

今回計画では水坂峠から三国岳までトレイルを歩き朽木桑原へと下山する予定であったが、

途中で左膝が痛みだしたのでナベクボ峠から朽木生杉へエスケープした。

ナベクボ峠~三国岳間も水坂峠~武奈ヶ嶽間同様またの機会のチャレンジしたい。

山行者:単独

山行日:2010年10月23日(土)~24日(日)

天気:23日(土)晴れ時々くもり 24日(日)くもりのち雨
 
CT:
23日(土) 自宅3:30=近江今津駅(東口無料P)5:38/6:35=JR線若江バス=
       
       保坂バス停6:55/6:58…水坂峠7:15…二の谷山8:15…桜峠9:00…

       搦谷越9:15…休憩9:45~9:55…行者山10:32…横谷峠11:10~11:25…

       池12:40~12:50…駒ヶ越13:15…駒ヶ岳13:24~13:44…池河内越14:18…

       休憩14:47~14:57…桜谷山15:03…木地山峠15:16(テント泊)

24日(日) 木地山峠(起床)4:30/5:55…百里ヶ岳6:35~6:45…根来坂峠7:21~7:25…

       おにゅう峠7:36~7:39…休憩7:53~7:58…P809 8:53…分岐8:54~9:05…

       (ナベクボ峠⇒左膝に痛みがあったため生杉へエスケープ)

       ナベクボ峠9:50~9:55…三国峠登山口(林道)10:19…生杉バス停10:36…
 
       西小学校バス停11:01/12:40=高島市コミュニティバス針畑線=
       
       朽木学校前13:28/14:37=若江交通朽木線=

       JR安曇川駅15:05/15:26-JR湖西線-JR近江今津駅15:34=自宅18:00

≪一日目≫
JR近江今津駅発のJR小浜駅行きのバスに乗るため、

JR近江今津駅東側にある一時利用者用無料駐車場に車を停める。


朝5時半頃に着いたが結構車で埋まっている。

長時間利用者は有料駐車場を使って下さいとのことだが

長時間どころか長期間使ってそうな車(利用者)が多い気がする。

自分も長時間利用者なのだが、まあ確実に2日間だけだし(遭難したら別だが)、

有料駐車場がどこで幾ら掛かるか解らないし…と、甘えさせてもらうことにした。

バス出発15分前にバス停へ移動、朝一番のバスに乗り込む。


乗客は僕一人だけ、バスの大きさを考えると凄くもったいない気がする。

混雑期はどれほど客が増えるのだろうか?

20分ほどで保坂バス停に到着、結局ここまで客は僕一人だった。


保坂バス停からはR367を暫く歩き、交番のところから水坂峠への道へ入る。

保坂バス停から20分程で水坂峠に到着。


二ノ谷山登山口と書かれた標柱を見て、登山道に入っていく。



(道路を挟んで反対・武奈ヶ嶽側にある水坂峠T=高島T=トレイル標柱)

左手に真新しい砂防堰堤が2基、水はとても飲めそうな感じではない。

可愛らしい大きさの鉄塔真下に出ると眺望が開ける、

若狭街道を挟んだ向こう側には武奈ヶ嶽が見える。

鉄塔を過ぎると急登の連続である、尾根をほぼ直登するように道が付けられていている。

のっけからこれはキツイ、P486に出るまで標高差200mの重労働をさせられる。

P486から南に延びる尾根道で一旦緩やかになる。

東へ目を向けると木々の間から朝日にきらめく琵琶湖と霊仙山が見えた。

ゆったりとした歩きもつかの間で、二ノ谷山への登りで再び標高差100m程の急登を登らされる。

長細い頂に上がるとスグに分岐、桜峠と頂上へ別れている。

1・2分の歩きで二ノ谷山頂上、“高島トレイル 二の谷山”の標柱と三角点がある。




展望はなし、最高点は離れていて北西にちょっと行ったところにある。

分岐まで戻って桜峠まで下りる。

桜峠までのみちもこれまた急登(坂)、どちらから登っても苦労させられそうだ。

木々の間から大きな採石場を右手に見ながら下りていく。

やがて車の音が聞こえて下にR367見え、真ん前に白い建物の環境センターが姿を現す。




杉林の中から交通量の多い鯖街道R367に出た。真ん前にスピード注意の看板。

R367に出たら車道脇を朽木方面へ歩く、暫く行くと椋川⇒の標識がある丁字路を右折。


10分程歩くと左手に廃墟のような別荘地が見えてくる。

別荘地内へ直接入っていく道には入らないで過ぎ去ると“行者山登山口”の標柱。


休耕田?を右に見て100m程歩くと“行者山 約3キロ ご安全に”の看板、ココから入っていく。

道はすぐに右に折れ少しトラバースしてUターンし尾根を登っていく。

ここから暫くは植林地内のやや薄暗い道を行く。

途中で2か所ほどアンテナを見つけた。


中継局とかそういう類ではないように見える。

熊や鹿に発信器を付けて行動を調査するためのものであろうか?

行者山登山口から1時間15分程で行者山頂上に到着、




ここも二の谷山と同じく縦走路から外れているので頂上手前に三ツ俣分岐がある。

植林地内の頂上、全く展望なし、しかも薄暗い。

三角点を埋設した時はまだ植林はしてなかったのであろうか?

その時はここから眺めも良かったのであろう。分岐に戻り、トレイルを進む。

500m台のピークを2つ越えると横谷峠に出る。




横谷峠は林道が横切っており、車で難なく上がれそうだ。

林道を西へちょっと進んだ山側に駒ヶ岳登山口はある。


パッと見、ちょろちょろと水が流れているし小さな谷か何かと思ったが、

脇の木の幹に“駒ヶ岳登山口”と書かれた木の板が掛けられ、


高島トレイルを示す黄色いテープも木の幹に巻かれていたので登山口と認識できた。

ここも尾根をほぼ直登する。

P744を過ぎると比較的なだらかな登ったり下ったりの稜線歩き。

始めのうちは植林地であったが、ブナの原生林に変わる。

(ブナ林の中の名もない池)

あいにく紅葉には早過ぎたようだが(紅葉を通り過ぎて散っているのもある)、

ずーっと薄暗い、パッとしない植林地を歩いてきたので

明るい緑のシャワー注ぐブナ林を歩くのはいい気分である。



(駒ケ岳手前の駒ガ越TT標識)

横谷峠から2時間程で駒ヶ岳、主稜線からやや外れていて完全に福井の山である。


山頂の東側は開けていて眺望がよい。

ここで今日初めての登山者を発見!!女性2人と単独らしい男性の3人。

今日はこのまま誰にも会わないかと思っていたのだが。

女性2人に話しかけたら大阪からやってきたようだ、

麓の朽木麻生に車を停め登ってきたそうだ。

自分と同じ、トレイルの詳細マップを持っており、

いつかツエルト泊でトレイルを歩きたいと言っていた。

麓からのピストンもよいが、

折角トレイルという名の縦走路があるのだからぜひ縦走をやってもらいたいと思った。

駒ヶ岳からはトレイルを西へ、今夜の幕営地となる木地山峠と向かう。

暫くはブナ林が続く、カメラを持った男性登山者にも3人会った。

まだ紅葉は早いみたいだけど、色付いてこれば駒ヶ岳周辺を散策する登山者も増えるだろう。

与助谷山・桜谷山越え急登を下っていくとお地蔵さんのある木地山峠に出る。



(与助谷山頂とTT標識)




(桜谷山頂から奥の方に見える比良山系とTT標識)


(木地山峠のお地蔵さん)



峠から西は小浜市上根来へと東は朽木麻生へと道が続いている。

お地蔵さんから南へ20m程行ったところ、

トレイルの西側にテントが張れそうな平らな場所があったのでそこに張る。


ふかふかの土の上に落ち葉が被さっていて寝心地は良さそうだ。

飲み水は自宅から5L担ぎあげているが、

飲まない水(レトルト暖めたり、歯磨きに使う)は

沢から取りたいので峠から朽木麻生への道を下る。

地図には小浜・朽木側どちらにも水場ありと表記があったが、

小浜側には水の気配がなかったが朽木側からは沢の音がかすかに聞こえたので朽木側へ下った。

2・3分程下ると小沢を見つけた。


近くには昔炭焼きをしていたのであろう苔蒸した石積みを見つけた。

顔を洗ってサッパリする。1Lの水筒を満タンにしてから、

水をひと掬いして飲んでみる、適度な冷たさがあっておいしかった。

テントに戻り夕食の準備、遠くで鹿がピーッピーッと鳴く。

人の声はしない、今日のテント場は僕一人のようだ。

食事を済ませ、歯磨きを済ませたらシュラフに潜りこむ。

辺りは鹿の鳴き声と鈴の音…鈴の音!?

暗くなってきているのに木地山峠にようやくやってきた登山者かと思ったが、

人が近づいてくる感じはない。

チリンチリンという音がかすかに聞こえて…そのまま気が遠くなって眠りに着いた。

4時間程して夜10時頃目が覚めた。

外はゴーゴーと風が凄い。

木々に囲まれているのでテントはそれ程風の影響を受けないが、

周りの木々は風に音をたてる。

まるで台風が接近しているような感じだ。

天気予報では土・日曜日は良さそうなこと言っていたが…。

結局朝までに風の音で何度か起こされた。

≪二日目≫
朝4時半に起床、昨晩ほどではないが依然風は強い。

撤収は風でテントやグランドシートがなびいてやりにくかった。

しかし、一晩風が吹いていたせいだろうか?フライの内側に結露は全くなかった。

6時前に撤収完了、ヘッドライトを点け百里ヶ岳へ向かう。

木地山峠は良いテント場であった。

頭上は雲で覆われている、

前日の天気予報では曇り一時晴れの予報であったが、風も含めて下り坂のような感じだ。

東の空が明るくなった。

一時、地平線あたりの雲が赤く燃え綺麗であったが、太陽は姿を見せずを朝を迎えたようだ。


徐々に明るくなってはいるが、どんより雲、風が冷たい。

木地山峠から40分程で百里ヶ岳、一等三角点のある山だ。




北側に眺望があり、遠く若狭の海が見える。

(写真では見難いですが…)

百里ヶ岳からは一旦南へ向かうが途中、百里新道と道を分け西へ。

白石山を越えると根来坂峠だ。




根来坂峠には小さな小屋、中にお地蔵さんがある。

横殴りの雨には耐えれそうにないがちょっとした雨を避け休憩するには良さそうだ。

峠からP871を越えると、広場を通って林道へ、道なりに西へ進むとおにゅう峠。

(高島TT協議会主催のスルーツアーでテント場として使われたこともあるようです。)
(無風晴天時は好いテン場、悪天候時は最悪になりそう)





ちょうど林道がヘアピンカーブになっていて、

一方は朽木生杉へ、もう一方は小浜市上根来へと続いている。

この林道も未舗装であるがとても綺麗で通行には問題なさそう、

2WD乗用車でも峠まで上がってこれそうだ。

峠には大きな石碑とお地蔵さんが祀られた大きめの小屋がある。

お地蔵さんにトレイルを無事に歩いてこれたことを感謝して先に進む。

小屋の裏からちょっとした斜面をを登りトレイルを進む。

途中にあった標識、ナベクボ峠5km・おにゅう峠0.2km。


10分程進んであった標識、ナベクボ峠5.2km・おにゅう峠1km。


ここら辺は時空が歪んでいるのかな?(笑)

おにゅう峠から暫く歩いて左膝の異変に気付いた。

登りはなんともないのだが下りにさしかかると痛いのである。

小休憩を入れて膝に湿布を貼って再出発。

湿布で痛みは和らぐと考えていたが大甘、どんどん痛くなる。

P803を過ぎたあたりで、下るのちょっと辛くなる。



(よくあんな高い所に取り付けたなと思いました)

今日の行程は残り2/3、時間にして6時間程。

登りの時はなんでもないのだが、下りは痛くて、相当小幅でないと下りられない。

このまま歩き続けても痛みが気になって楽しくないのではないか?

暫く考えて、ナベクボ峠から朽木生杉にエスケープすることに決めた。

(惜しいけどここまでです…次回の出発点ですね)

ナベクボ峠から林道・三国峠登山口までは40分程、

それからさらに林道を30分ほど歩けば朽木生杉集落のバス停だ。

登山を止めて、エスケープするのは惜しいが、

歩くことが困難になってしまって下山できなくなるよりはましだ。

ナベクボ峠から三国岳まではまたの機会にすることにした。

ナベクボ峠からは植林地内の谷川沿いを下っていく。

谷川の水はチョロチョロだが、増水した爪跡をみると2m水が上昇することもありえそうだ。

やはり杉やヒノキ生い茂る植林地は水捌けがよ過ぎて、大雨⇒増水、普段はチョロチョロのようだ。

30分弱で林道・登山口に到着、さらに20分程林道歩きで生杉バス停に着いた。


次のバスまでは2時間待ち、平坦なところを歩く分には膝は痛くないのでもうちょっと歩くことにした。

バス停を2つ過ぎて小学校前のバス停で腰を下ろした。

(休校日の学校前のバス停で一人バスを待つ男…。)

バス停は立派な小屋、台風が来てもこのバス停小屋に入れば大丈夫そうだ。

木のベンチには座布団が置いてあって、長時間座っていてもお尻が痛くならなさそうだ。

歩いた時間も相殺して、1時間半待ち。

暖かいコーヒーを飲みながらザックの中を整理してバスを待った。

今日は前日までの天気予報では晴れ一時雨、

今日の天気予報を仕入れてないので分からないが降りそうな感じである。

降るかな?降るかな?と思ってきたらパラッときた。

もしバス待ちをしている今でもトレイルを歩いていたら雨具を着て濡れなきゃいけないな。

降水確率0%でも雨具はもちろんザックに入れるが、やっぱり雨具なんて着たくないのである。

雨降る山歩きも楽しいと聞いたことあるが、

自分は今まで雨に降られて楽しい山歩きをしたことが無い。

雨に降られて、汗だか染みてきた雨水に濡れ、

スパッツを着けても(もちろん雨水が雨具を伝って靴の中に入り込まないように

雨具の下に着けて)靴の中までグッショグショ。そんな経験しかしたことがない。

膝が痛くなって下山せざるを得なくなったのはガッカリだが、

おかげで!?雨に濡れずに済んだのは不幸中の幸いだったのかも?

5分ほど遅れて10人乗り位のバンのようなバスがやってきた。

乗客は僕と同じ登山者、男女2人だ。

話を盗み聞き…というか(車内が狭くて)聞こえてきたので

聞いていたらこの付近の山には詳しいらしい、トレイル上にはない朽木の山も知ってみえるようだ。

よくよく見るとお二人のザックは50~60Lくらいありそうだ。

日帰りでこの大きさはあり得ない、ひょっとしてテント泊??

朽木学校前バス停でバスを乗り換えるために1時間程待たされたのだが、

そこでお二人とお話してみたらやはりトレイルをテント泊縦走したそうだ。

歩いた区間は僕とずれており、昨晩泊ったのはおにゅう峠のお地蔵さんの裏で、

地蔵峠まで歩いて雨が降りそうな感じだったので先へ進まず、生杉へ下りたそうだ。

色々山の話をするうちに同じ労山系の山の会(兵庫県の垂水労山)に所属していることが分かった。

膝に痛みを感じ早く下山してきたわけだが、もし順調に歩いていたらこの出会いもなく…

出会いとは面白いものである。

六甲山縦走の話をしてみたら、毎年六甲全山縦走の催しが3月にあるので来てくださいと言われた。

六甲山縦走は縦走登山をするようになってから興味を持った縦走路である。

この3月の催しでは40kmほどある六甲全山を一日で歩き通すのだという(分割コースもあり)

さすがに40kmは未知の領域、ちょっと気後れしたが

毎年かなりの数の方が参加されるようで“機会があれば参加します”と伝えた。

朽木学校前バス停は3つ程バス会社が乗り入れていて待合室も大きい、トイレも完備している。

比良山系やらトレイルから続々登山者が降りてきて、待合室は登山者で一杯になった。

1時間程してJR安曇川駅経由のバスが滑り込んできた。

空のバスだったが、登山者がなだれ込みほぼ満席となった。

安曇川駅に到着すると自分を含めほぼ全ての客が下りていく。

兵庫のお二人とお別れのあいさつをし自分は近江今津方面のホームに立った。

向こう側の京都方面のホームは老若男女登山者らしい人が一杯。

関西方面から比良山系や高島トレイルに登りに来る人がいるのだろう。

先に網干行きの電車が来て向こう側の人は居なくなり、

こちらも10数分待って電車がやってきたので乗った。

近江今津駅でおり、ホームから階段を下る。

やっぱり左膝が痛い!!

エスケープして正解だったが、これは暫く山は控えた方がいいかもしれない。

骨は折れてないと思うのだが…。

三国岳まで歩いていたら夜10時か11時に帰宅予定だったが、

早く下山したおかげで夕飯前に帰ることが出来た。


千回沢~千回沢山~中ノ谷~蔵ヶ谷

2010-10-17 20:57:21 | 沢登り
山行者:(CL)I藤さん、(SL)K川Yさん、T橋Hさん、O橋さん、僕

山行日:2010年10月16日(土)~17日(日)

天気:二日間ともに晴れ
 
CT:
16日 揖斐庁舎6:00⇒ホハレ峠7:00/20・・・門入8:15/30・・・
    
    鉱山小屋9:30/45・・・676m二股11:25・・・11:35幕営地

17日 幕営地6:00・・・890m二股6:40・・・千回沢山頂8:10/25・・・

    5m滝9:30・・・25m滝10:25・・・850m二股10:50・・・

    蔵ケ谷出会12:25/45・・・鉱山小屋13:20/30・・・

    門入14:20/30・・・ホハレ峠16:15

“山の会”の↑のメンバで千回沢(せんがさわ)山へ行ってきました。今回は沢登です。

徳山ダムに水が貯まるまでは道なりに徳山・門入(かどにゅう)まで入れました。

今は門入までの道はダム湖の底、元村民はフェリーで門入まで入れるがその他の人間は

フェリーは使えず、唯一のルートは坂内川上から延びるホハレ林道をホハレ峠まで行き、

ホハレ峠から徒歩で門入まで入るしかない。

≪一日目≫
朝6時、揖斐庁舎を出発、R303で坂内川上へ。

坂内川上からはホハレ林道でホハレ峠へ、途中まで綺麗な舗装路だが、

あともう少しのところで、深い轍ありのガタガタ道へ。

ホハレ峠にはすでに3台程の車、元村民か、お仲間か。

(ホハレ峠の石碑、なぜに目覚まし時計!?しかも電池切れ)

準備をして門入へ、門入までは黒谷沿いに取り付けられた

人ならなんとか通ることが出来るトラバース路を行く。

初め沢は下の方だったが、道が高度を下げ沢の横をゆく。


全前日に降った雨のせいかぬかるんでいる所があり、滑りやすい。

土砂で埋もれた黒谷最終堰堤上を渡り反対側へ。こちらは林道並みに広い(というか林道)。

林道を歩きだしたところで第一村人発見!!広瀬さんという方。

徳山は廃村になってしまって、道も経たれてしまったが、

雪のない時期だけフェリーやホハレ峠からの道を使って入り生活をしているとのこと。

現在、八戸の住人が生活しているそうだ。

門入や今回入る千回沢のことなどお話し別れる、広瀬さんはホハレ峠へと続く道へ消えた。

ホハレ峠から1時間程で門入集落、廃村とはいえ電気が来ていて電話(携帯ではなく)も通じるらしい。

(門入集落内に掛かる入谷橋上から見た集落(奥)ややブレぎみ)

昔に比べれば建物の数は減っただろうが、廃村という感じはしない。

人が住んでいるので、手入れされるところは手入れされており人間の匂いがする。

門入からは入谷沿いの林道を歩く、最初は車も何とか通れそうな感じであったが、途中から草ボーボーに。

しかし踏み跡はしっかりある、山仕事人か釣師か、お仲間がよく使うのであろう。

門入集落から1時間程で千回沢と蔵ヶ谷の出合、ここで登山靴をデポし沢靴に履き替える。


千回沢に入渓し、すぐに5mの2連瀑、右手から難なくクリア、

その後も滝は現れたが小さな滝のみ、簡単に通過することが出来た。


千回沢は比較的緩やかな沢、魚影も確認できる、釣師が入ってるのであろう悲しいかな餌箱のゴミが目立った。

2時間程遡行し、平らな高台を見つけ幕営地とする。

(幕営地近くにあった大木)

今回は全員ツエルト、木々にザイルを渡すなどして張った。

ツエルト設営後は宴会の用意、といってもまだ昼前ですぜ??

I藤さんと僕で焚火の用意、湿った木しかなくて火を大きくするのに苦労する。

T橋さん、O橋さんは座ったと同時に宴会に突入した。

O橋さんはお酒が入ると変身する、自分も人のことは言えないが…(笑)

真昼間っから始まった宴会は一気に酒を消費し、おやつの時間には無くなってしまった。

燃料を失って徐々に下火に、日の光が弱くなってきた頃には元気もdown

夕食を食べ終え、6時半には皆さん就寝。

前回の沢泊まりではもうちょっと遅くまで宴会がやっていたのになぁ。

やはりアルコールは必要ですね、今度はもうちょっと持って行くことにします。

≪二日目≫
二日目の行程はかなり長いので夜明け(朝6時)とともに出発する。

5時過ぎに起床、慌てて撤収に掛かり、飯を食らう。

皆さん慣れているのか、僕が飯を食っている時には出発準備が整っていた。

何とか急いで、出発5分前に準備完了。息を整えてから出発した。

千回沢はなかなか高度を上げないので、最後はかなり苦労させられるんだろうなと思っていたが、

幕営地からも滝らしい滝もなく、確かにキツイ登りへ変わっていったが、

藪も比較的薄く、最後のツメに突入した。

最後はやっぱりというか凄い笹藪で、なかなか身体を前へ(上へといった方がよいか)やれない。

ひーひー言いながらも、藪が酷いとか言うと今度から誘ってもらえなくなる可能性大なので、

お口チャック(笑)して藪を漕いだ。

藪に突入してから10分足らず、もっと掛かると思ったが意外に!?あっけなく千回沢山の頂に着いた。

頂の三角点が埋まっている所だけ藪が刈ってあった。



(GPSで確認)

縦走路なんてものはない山なので、

ここに来るには沢登か尾根伝いであれば相当な藪漕ぎを続けなければたどり着けないのがよく解る。

幕営地から2時間程、当初の予定より1時間程早く着いた。

頂は背の高い笹に覆われているが展望は比較的良い。

今日も快晴ということもあって山々を見渡すことが出来た。

頂に立っている寒い、空に浮かぶ雲を見てもそうだがやっぱり秋だ。

15分ほど休憩したら、頂から西の方へ藪を漕ぎ、中ノ谷へ下降する。

登りは千回沢だったが、下りは中ノ谷・蔵ヶ谷を行く。

ぐるーっと周って登山靴をデポした二俣に戻る。

千回沢は穏やかな沢であったが中ノ谷の方は比較的大きな滝がいくつかあり対照的だ。

最初の5m滝は右岸を巻いて難なくクリア。

次の5mのトイ状滝は、ザイルを出すが懸垂下降するほどではなくザイルに手を添え下降する。

3つ目はこの谷の最大の滝で上部が3m、釜を挟んで下部に25mの落差のある滝だ。

上部の滝は左岸を巻いてやり過ごしたが、その下は25m滝同様崖っぷちである。

30mザイルを2本繋ぎ懸垂下降でする。

これ程の懸垂下降は川浦谷・銚子滝以来、ちょっとのスリルと快感を堪能した。

(25m滝の横を懸垂下降するO橋さん)

滝の下部は飛沫のようになって落ち、滝つぼらしいものは見当たらなかった。

(下から25m滝を見上げる 上部の3m滝は見えない)

千回沢を登り、中ノ谷を下ったから懸垂下降でなんとか下りてこれたものの逆順であったらどうだろうか。

一気に難易度は上がり、とても千回沢山へたどり着けたとは思えない。

他4人はベテランであるが、僕はまだまだビギナー、足を引っ張る結果になるであろう。

3+25m滝の次は5m滝、ここは左岸を巻いたが、トラブル発生。

巻く途中に、滑ってしまい2m程落ちた。

両足を岩にぶつけながら落ちたため、両足コブだらけ。

不幸中の幸いというか、コブだけで済んだが、骨折や出血多量だったらゾッとする。

中ノ谷に岩はヌルヌルしており沢靴のグリップがなかなか効かず滑りやすい。

その後も滑って2・3度転んでしまい、一気に怖気づいてしまった。

沢の怖さを初めて知った、という感じだ。

登山道のある山であればどれくらいのレベルであるか比較的想像が付きやすい。

点線ルートでなければ、危険個所は鎖やハシゴといったものがあり安全は確保されている。

しかし、沢登となると経験もまだ浅く、どれくらいのレベルの沢なのか解らない。

誘ってくれたからといって安易に付いていくと思わぬ罠が待ち受けているかもしれない。

今回、千回沢の登りはまあなんとか行けたが、

中ノ谷の下りは自分の力量をオーバーしていたのではないかと思う。

最後に20mの大滝に出くわした。支点が取れず懸垂下降が出来ない。

右岸を高巻きしてやり過ごしたが、かなり恐怖を感じた。

自分でも顔がこわばっているのが分かった。

この後は、それ程大きな滝はなかったが、いつも以上に慎重…というかピリピリとした下降となった。

蔵ヶ谷と合流し、沢は幾分緩やかになり、千回沢と蔵ヶ谷と出合が目に入った時は安堵した。

出合でデポした登山靴に履き替えたら、あとは難しくない道を歩くだけ。

得意分野である。

門入集落まで1時間程、門入集落からホハレ峠までは登り坂。

疲れているが最後の踏ん張りどころである。

I藤さんに“さっきまでフラフラやったのに元気やな”と言われた。

沢登りはバランスのいる歩き、藪を漕ぐので手も使う、

危険個所が多く神経を擦り減らすのでかなり体力がいると思う。

登山道は基本歩くだけ、最後の急登でも案外沢登よりも楽かもしれない。

集落から2時間弱でホハレ峠に到着、

マイカー(今回もクルマ出しました)を見た時にはヤレヤレ、ホッとした。

ホッとしたのは良いがホッとし過ぎたのか、下りの林道、ど真ん中に落石。

跨げるサイズかなぁ~?と思ってそのまま跨いだら、クルマの真下でガン!!という音(汗)。

その後、カタカタという嫌な音(大汗)

揖斐庁舎で皆を下ろした後、下を覗き込んで見たが解らずじまい。

後日ディーラーにて点検してもらったら、サイドブレーキに破損あり、

修理費¥26555ナリ。

先週は甲斐駒ヶ岳でデジカメ破損、修理費¥8960、ホント、ツいてないです…(涙)


黒戸尾根

2010-10-11 19:58:14 | 山歩き…アルプスの山
10・11日で”山の会”のメンバK藤さんとN川さんとで

甲斐駒ヶ岳へ日本三大急登の一つ黒戸尾根を登って行ってきました

山行者:(CL)K藤さん、(SL)N川さん、僕の3人

山行日:10~11日

天気:10日 朝のうちまで雨、くもりのち晴れ
   11日 晴れ

CT:
10日 ”山の会”駐車場(P)4:50=大垣IC=小渕沢IC=尾白渓谷P8:15…
       
    休憩9:08~9:15…笹ノ平分岐点10:04~10:10…
       
    刃渡り11:35~11:40…刃利天狗(昼休憩)11:56~12:17…
     
    五合目小屋跡12:50~12:55…七丈第一小屋13:40(小屋泊)
   
11日 七丈第一小屋3:30起床/4:29…休憩5:10~5:16…八合目5:17~5:22…
       
    山頂6:16~6:51…八合目7:35~7:42…七丈第一小屋8:10~8:39…
       
    五合目小屋跡9:15~9:25…刃利天狗9:58…休憩10:42~10:52…
       
    尾白渓谷P12:06=蔦木宿温泉=小渕沢IC=大垣IC= ”山の会”P18:00

≪一日目≫
3連休一日目は雨であったが晴れ男3人のパワーなのか

出発の朝は曇っていたが徐々に天候は回復に向かう。

連休中の中の日であったが渋滞にはまることなく高速を通過、

小渕沢ICで降り登山口の尾白渓谷駐車場へと向かう。

車中から見る甲斐駒ヶ岳は上半分は雲の中、晴れ男の登攀ともに雲は消え去るであろう。

今回は日本三大急登の一つ黒戸尾根を登って甲斐駒ヶ岳頂に登り詰める。

駐車場にはすでに車が数台、

前日からか、それとも僕らと同じ今日からか物好きさんの車が数台停めてあった。

僕らも準備を整え出発する。

周りにはどう見ても山ガールは居ない、

居るのは物好きさんか変態さんか…

いえいえ、勿論敬意を表して言っているわけですが。

巨大なコケシっぽい“甲斐駒ケ岳登山口”と書かれた標柱を過ぎ去ると暫く舗装路、

(コケシ?サル?ナニ?)

比較的新しい社のある竹宇駒ヶ岳神社で安全登山祈願してから


尾白川に掛かる吊橋を渡り神蛇滝への道を分け七丈小屋の案内板を見て登山道へ。

(いきなり難関)



ここから暫くは十二曲がりというところ。緩やかなジグザグの道を登っていきます。


足元にはゴロゴロとした石と栗のイガがいっぱい落ちていました。

イガだけが落ちているのかと思ったら、栗の実も落ちていましたので、拾いながら登っていきます。

(無我夢中で栗拾いするK藤さん)

七丈小屋に着いたら炒って食べようか

α米に混ぜて栗ご飯にしようかと話をしていましたが、

小屋番さんに森の生き物の大事な食べ物だからと言われて没収されてしまいました。

栗を拾ったのは僕らだけではなく他の登山者もいたようで

没収した栗が入ったビニール袋にはそこそこ栗が溜まっていました。

小屋番さん、下界へ下りるときに森へ返すのでしょうかね?

栗がいっぱい落ちている登山道ですから、周りは広葉樹林に覆われています。

奥美濃は植林されたところが多いので昼間でも薄暗いところがありますがここは明るいです。

道の脇には古い祠などがあり、歴史を感じさせてくれます。

尾白渓谷駐車場から2時間弱で笹の平分岐点、横手登山口からの道と合流する。


笹の平からは暫く緩やかな道となり、

まだまだ紅葉のはじまってない緑の葉と低い笹の原が目を癒してくれる。

(いいねぇ~)

そんな癒しもいつまでも続くわけではなく、八丁坂からは急登となる。

一気に250m程標高を稼ぐ、ゆっくりゆっくり登ったのでまだまだ余裕があった。

(八丁坂を越えた辺り、幻想的だ)

長い急登が終わると一旦平坦地となり、暫く行くとナイフリッジの上を行く”刃渡り”だ。

(コケて刃が股に刺さっちゃたらどーしよーかとびくびくしてました・・・行くまでは)

刃渡りはインターネットやガイドブックなどでかなり危ない様に書かれているが、

鎖がちゃんと付いており登山靴のグリップを利かしてゆっくりいけばそれほど問題ないように感じられた。

しかし、全く危険が無いわけではないのでそれくらいに脅しておいて

緊張感を持って進むのがちょうどよいかもしれない。

刃渡りは特に南側がすぱっと切れ落ちている。

往路はやや雲がかっていて見にくかったが、復路(12日)は天気が良く、下まで見えた。

覗き込むとかなりの高度差が分かり、足元がすくむ。

(踏み出せばかなり下まで落ちます)

どんなところでもそうだが登りよりも下りの方が高度差を感じるものだ。

刃渡りを過ぎると、ハシゴや鎖の連続。






これを過ぎれば刃利天狗というところに着く。

(ブレブレ)

ちょっと平らな所で祠やベンチがあり、休憩するにはちょうどいい。

昼食をとるため休憩に入った。


(晴れてきました)

刃利天狗からは初め黒戸山の北尾根を登っていくが、

途中から向きを変え左に山を見ながらトラバースする。


地面は苔蒸しているところが多く、湿っぽい感じがする。

中には岩を覆い尽くしたうえに生えている木など面白いものがあった。

黒戸山のトラバース路からやや標高を下げて五合目小屋跡、


ここには大きな岩にぽっかりと穴のあいた岩小屋とレリーフが取り付けられていた。

(岩小屋とK藤さんとレリーフ)


(五合目から七合目を望む)

ここも平らな場所があり休憩するにはもってこいだ。

祠の脇を通り長い梯子と短い梯子を登って木の桟橋へ。

(長ーい梯子)



ここを通過すれば険しい岩壁の連続となり、ハシゴ、鎖が続く。

(怖くてあんまり撮れませんでした)

一日目の行程の中では一番の難所であった。

一つピークを越えてから時計回りに山を回り込むとトンガリ屋根の七丈小屋が見えた。

南アルプスによくある感じのこぢんまりとした小屋。



(違う角度から)


(色付いたナナカマド)


(小屋前から富士山と鳳凰三山)

やや重たい引き戸を開けると真ん中に廊下、両側に寝床がある。


(小屋内のギャラリー”南アルプスのおいしそうな動物たち(嘘)”)

階段を上がるとそこにも寝床があるようだがよほど客が来ない限り使わないそうだ。

泊まりの受付をする。

素泊まり寝具無しは¥3500、素泊まり寝具ありは¥4500、

今年は訳あってヘリが飛ばないそうなので食事はなし、

缶ビールや軽食の類は置いてあった(歩荷で運び上げている?)ので缶ビールとおつまみだけ買う。

(プレミアムがいっぱい)

消灯時間に解ったのだが寝具あり無しの差額¥1000は掛け布団のあり無しだけだった。

マットレスに敷き毛布は寝具あり無しに関わらず全員分敷く。

小屋内はストーブが夜通し焚かれており室内温度計は22℃を示していた。

シュラフで寝る予定であったが暑くて枕だけで寝ることが出来た。

受付を済ましたら後はやること無しでのんびり。

午後2時に七丈小屋に着いたので夕飯にするには早すぎるので、

缶ビールを飲みつつおつまみを食べつつ

K藤さんの梅酒をもらい、N川さんにも焼酎をもらってまったりとした。


5時頃になって夕食の準備、ストーブに大きなやかんが掛けてあるので使わしてもらう。

今回は自炊であったが、この小屋の食事はなかなか良いと評判である、

今度黒戸尾根を登る機会がったらぜひ小屋の食事を頂きたい(ヘリでの荷揚げ再開が絶対条件だが)。

夕食も終わって後はもう寝るだけ、まだ時間は6時を回ったところなので下界だったらかなり早い。

歯磨きのついでに星空でも見ることにする。

小屋前の水場と登山道脇トイレのちょうど中間あたりからは甲府市だろうか?綺麗な夜景が見える。


空に目をやると綺麗な星空が見える。

夕方頃に月入りしているので、月の明かりの影響が無くて天の川まで見える。

しかし、雲がよく流れてきて空を覆いいつまでも見ることが出来ない。

当然風も強く、じっとしていると寒いのでそそくさと小屋へ戻った。

小屋に戻ると登山者グループの一つが明日は3時か3時半起きですが…どうこう言っている。

僕らはもう少し遅い予定だあったが、ガサゴソやられると起きてしまうし、

まあ早く行動すれば早く下山できるので僕らも3時半に起きることにしようということになった。

(消灯前の小屋内)


(自分の寝床スペース、シュラフは頼りない抱き枕になった)


(小屋内の電球傘は”日清ラ王”、ちなみ電球はLEDタイプ)

≪二日目≫
イビキやらなんやらに何度か起こされたのだが2時半頃にトイレに起きた。

夜通しストーブが掛かっているせいか空気が悪く、目や鼻が乾燥気味で痛い。

トイレを済まして小屋玄関から数段上がったところにある高台に上がり空を見上げる。

昨晩の雲は完全に消えていて満天の星空が広がっている。

目が慣れてくるとうっすらだが天の川が見える。

南の空にはオリオンがありすっかり冬の星空だ。

星空を十分堪能し小屋へ戻った。小屋の中は物凄く暖かい。一瞬でメガネが曇った。

一時間程して暗闇の中、K藤さんに強引に起こされる。

星!星!とか言っている。

K藤さんは星を見るために山を始めたらしく、やたら星に詳しい。

どうやら星空を僕に見せたくて起こしたらしいが(暗闇の中足を叩かれたのでかなりびっくりした)

一時間程前に見ましたので…と断ってから起きることにした。

N川さんも起きて外に出て行った。星を見に行ったのかな?

周りの人ももそもそと起きだして朝飯の準備をしている。

(まだ3時半だよ??全員起床!!)

僕も頭を起こして朝飯の準備をした。ほどなくK藤さんとN川さんは小屋に戻ってきた。

朝飯も個々で準備だが、僕は今回カップ麺にした。

汁物で麺は喉を通りやすい、

南アルプス縦走で朝は汁物だが雑炊を食べたがなぜか喉を通らなかった。

麺はつるつると入っていくのでよい。

下界だったら朝からカップ麺なんて有り得ないが。

朝食の片付けをしている最中、甲斐駒ヶ岳へ目指す人が続々と小屋を出て出発する。

僕も朝食後パッキングしなおして準備万端、

テント泊縦走じゃないから起きてから出発までがかなり楽だ。

4時半に出発、当然真っ暗なのでヘッドライトを付けて進む。

(4時半の小屋前、当然真っ暗)

七丈第一小屋と第二小屋の間の梯子を登りチョイチョイと進んでいくと

テント場、3、4張りあったが明かりを付けてガサゴソとやっている。

テント場を過ぎるといよいよ急登のはじまり、朝一番にこの登りは辛い。

暫く登っていってふと振り返ると地平線が赤く染まっている。


地平線の赤いところから空のまだ黒く暗いところまでの

グラデーションがとても素晴らしい。N川さんお気に入りだそうだ。

八合目からは雲海が浮かぶ諏訪の町、八ヶ岳やまだ眠りについている甲府の町、

(八合目、前方に甲斐駒頂)


(夜明け前の富士と鳳凰三山)

鳳凰三山の左手から顔をのぞかせている富士山を見えることが出来る。ホント素晴らしい。

巨岩に2本の鉄剣が突き刺さるちょっと下で、御来光。



(真ん中に2本刺さってるのは避雷針じゃなくて鉄剣、どうやって刺したのだろう??)


(雲海が浮かぶのは諏訪湖あたり)


(すんごい岩)


(朝日に焼ける岩)

東京あたりには雲があるが太陽が出る地平線には全く雲が無く、

素晴らしい御来光を望むことが出来た。

八合目から頂上までは鎖場もあったりする難所の連続。


ほぼ垂直に登ったりするところもありかなり緊張した。

七丈小屋から2時間も掛からず頂上に到着。



(鳳凰三山のバックに富士山、地蔵岳のオベリスク(突起)も見える)

頂上には七丈小屋から上がってきた人が数人、仙水峠から登ってきた人は全くいなかった。

記念撮影し、喜びを分かち合う。山頂には30分ほど滞在。

山頂でとんでもないアクシデント発生。

撮ってもらえばいいのに、何を思ったのか>自分、標柱にカメラを載せて自分撮り。

シャッターが降りた後、ビューンと風が吹いてデジカメが地面にたたきつけられた。

プロテクター付けてあるから大丈夫だもんねと思って拾ってみたら、

な、な、なんとレンズが割れている。

(やっちまったなー)

山頂は岩がぼこぼこ地面から出ているので、うまいこと?レンズ部分が岩に当ったようだ。

超ショックである。撮ってもらえばこんな事起こるはずもないのに。

なんであんな行動に出てしまったのか自分でも不思議である。

下りはもちろん何も写真は残せないまま。自業自得だから仕方がないか。

七丈小屋までは1時間半もかからず到着、コーヒーを飲んで一息入れてから下山に掛かった。

登りはそれ程悪く思わなかった。ハシゴ・鎖場・急登だったが、

下りは足元竦むは膝に負担が掛かるわでかなりキツかった。

若いもんが…とはK藤さんの弁だが、

K藤さん下る程に足取りがどんどん軽くなっていく、

最後の下り、十二曲がりではかなり早足で下って行った。

山頂から登山口まで休憩時間を除くとなんと4時間半弱で降り立った。

帰りに日帰り温泉施設で汗を流し、食事をしてから岐路に就いたが、

今日は3連休の最後、中央道で長―い渋滞にはまってしまった。

行きは3時間程、帰りは4時間程、渋滞で1時間程余計にかかった計算である。

大垣には18時頃に到着し、自宅には何とか夕食前に就くことが出来た。

黒戸尾根、なかなか手強いです。

登りはゆっくりいけば何とかなりますが、

山頂から2200m一気下りはかなり足にきます。

山行翌日、朝から脹脛、膝、膝の上の筋、腰、背中が痛いです。

普段の山行なら翌日なんともないのですがね…。

山行二日目に黒戸尾根で甲斐駒ヶ岳を日帰り往復される方に

何人か会いましたが、機会があればチャレンジしたいですね。

往復で12時間程だと思いますので、登山口3~4時出発といったところでしょう。

今回お流れとなってしまった早月尾根往復で剱岳も来年チャレンジしてみたいと思います。


金華山サークルトレイル

2010-10-07 19:07:56 | 山歩き…岐阜市近辺の山
朝、大事な用事を済ませてから出掛けました。

金華山サークルトレイル(以後、金華山CT)は2回目なので

今回は山トレーニング(略して山トレ)といったところ

山行者:UMA(単独)

山行日:今日(ブログUPした日)

天気:晴れ

CT:軍人墓地P10:09…尾崎三峰山10:40…R156歩道橋10:58…岩田山11:37…

船伏山12:01…コンビニ跡12:21…西山休憩ポイント12:38~12:58…西山13:07…

金華山13:54~14:03…鷹巣山14:36…洞山15:07~15:17…権現山15:34…軍人墓地P16:07

前回と変わったところは、船伏山から下りたところにあったコンビニが閉店していたことと、

今年の猛暑の影響か雑草がかなり伸びていて登山道を侵食しているところがあったということですかね。

あと、ちょっと前からGPS導入しましたので軌跡を残してみました。


総上昇量は累積標高ですね、伊吹山一個分という感じでしょうか


積算距離12kmなら伊吹山を上野登山口から登った時とそう大して変わりませんね


6時間近く行動して移動時間と停止時間が半々ということはあり得ませんので

すべては信用できないかな?

金華山CT、山トレにはなかなか良いです。

この時期だとまだ暑いし虫がうるさいので、1・2ヶ月後がお勧めかも

歩いた後にはコレ!!