http://www.wowow.co.jp/drama/moto/
いきなりだがいつもの一枚の写真のかわりにこれを。
この数週間、撮影していた作品の最新クリップです。
NY、某国=ブラジル、東京、そしてなぜか五島列島。
(国内はまだ撮ってないが)
ランダムにピックアップされたそれぞれの「地」を結ぶ、ある必然・・・
内容・キャストは未だ公表できませんが、
WOWOWにて年内(たぶん)に公開!
まずはほんの入り口だけでも。
この企画、誰あろう佐野元春さんとの共同作業である。
この日記で何度も書いているが佐野元春さんはナイアガラトライアングルvol2以降、ワタシにとっての“ROCKの象徴”、最も信頼できるアーティストの一人。そして音楽のみならずDJ、テレビ司会、ポエトリーリーディングなど大活躍され、ROCKを培養液として育ったワシラ世代にとって最先頭の憧れの人である。(ほぼ同い年であります)
アルバム『Coyote』に感銘を受けたワタシがこのブログにその思いのたけを書き綴ったことが発端。
何度かお会いする機会を得る。
時、おりしもデビュー30周年、大規模なアニバーサリー企画の目白押しの中で、「なにか長編で世代を超えて心に残る映像企画」をという話に発展。しばらく時間をいただき“あるストーリー”をプレゼン、ご了承いただく。
もちろん全編音楽は佐野元春、映像はワタシ。
なんとも光栄至極の企画。
長年温めていたいくつかのストーリーラインの種を膨らまし、それぞればらばらの方向性の結節点を探し出した。
脚本を作る。
そして、どうせなら撮影手法もこれまでの延長線上に設定せず、自由の利く最低人数、一人何役もこなす自主映画手法、撮影機材もEOSと最小の録音機材とPCが数台、ほぼノーライト。
ワタシもブラジルはポルトアレグレからリオグランデに向かう長い車移動の車中シーンで、監督をしながら台詞をつくり、右手でカチンコを打ち左手でメーキングを撮影していた。
楽しかった。
充実していた。
生きててよかった。
猛烈にハラ壊したけど。
しんどいが、それは撮影行為の基本ユニット=原点であり、大規模撮影に慣れてしまった反省も含め、このプロジェクトに挑んだ。
思えば1970年代末の暗いトンネルの先に光っていたのは佐野さんのROCKだった。東京の端っこでがんばろうと思った。
1989年にNYに住んでいた時、襲いかかる虚無感と闘えたのは佐野さんの一連のNY作品をウォークマンで聞き続けていたからだった。
そして50代になり、『Coyote』を聞いて、やはり「生きててよかった、明日も生きよう」と背中を押してもらっている。
人生の節目に佐野元春ありじゃないが、なにか運命的なモノを感じる。
ワタシにできることは全てやるべきだ。
この企画、佐野元春さんをはじめとするROCKポップカルチャーへのワタシなりの謝辞にすべきで、同時に次の10年の出発点にするべきなのだ。
そういう年齢なのだ。
まだ撮影は未完であるが、悩みつつもがんばりたい。
どうかお楽しみに。
で、
昨夜は恵比寿リキッドルームで記念イベント。
今日は何の日?「アンジェリーナの日!」
スペシャルライブあり、限定トークライブあり、上記の予告編も流していただき、なんと光栄にもワタクシめも紹介していただき、幸せな夜でございました。
ファン心をくすぐるライブ選曲と細かな30周年の怒涛の企画説明には驚きつつ感心。
記念すべき年に恥じない作品を作らねばと決意も新たに。
そしてリキッドルーム近くの名古屋メシをいただけるゼットンで、共にライブに参加していた渡米(大陸)人士、WOWOW様と味噌カツ、ドテ鍋などで祝杯。
つきない思い出話に花が咲きました。
とにかくがんばります!
さて今日は中目黒ネルケ社におきまして
舞台作品脚本打ち合わせ×3!
打ち合わせ!打ち合わせ!打ち合わせ!
そろそろ「時差ぼけがぁ~」と甘えているわけにもいかず、激動の2010春に突入だ。
リキッドルームへは行けませんでしたがツイートしていました。でもあれですね、あれはあの場にいない自分がもどかしいですな…リアルタイムなだけに。
はあぁ、でもホント興奮します!元春と堤監督が並んでいる姿を想像するだけで涙チョチョギレそうです~
佐野さんの長年のファンの一人で、
尚且つ、堤さんのファンでもありますが、
昨晩、アンジェリーナの日、監督が紹介された時には、すぐそばにおりました。
以前、Coyoteを聞きながらドライブをされている日記を見て以来
きっとこの二人は出会うであろうと思っていました。
で、昨日の会場には、堤監督からの花が・・・
あ、やっぱり・・・と。
ドラマ発表には、歓声をあげました。
きっとすばらしい作品になりますね。
期待しております。