堤幸彦の2018日記

空趣味、日記など
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土曜日

2004-01-31 19:55:34 | 日記
静かに
ひたすら静かに書物を読み
映画を見て
文章を書く
具体的に作品に繋がるものもあれば
まったく趣味、興味、覗き見、コワイもの見たさ、、だけというものもある

性格上、スポーツに関係するものはまったく見ない
なぜか子供の頃からそうだ
どんな話題ですごいイヴェントでも興味をもてない
口角泡を飛ばして自分がいかにチームやら選手やらを応援しているかを猛々しく語る人の気持ちは
まったくわからない
理解できない
逆にうらやましい
そこまで感情移入できることがうらやましい
オリンピックや野球の試合を見て興奮したり
泣いたりしてみたい
まあ、私も特定のロックバンドだったり
特定の“考え方”だったり『人には理解できないこだわり』はある
「なんだそれ?」と否定されれば
「なんだよ」と突っかかる感情はあるので同じか?
ただその対象も圧倒的に人々に支持されれば
心は離れていく
天の邪鬼

もし私が全国民が「同じ方向を向かなくてはならない国家」にいれば間違いなく“死刑”だ

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WATARIDORI

2004-01-30 19:56:20 | 日記
「WATARIDORI」とそのメーキングをDVDでみる
信じられない労作だ
「コヤニスカッティ」
「ボウリング・フォー・コロンバイン」
表現方法は違うけれども私が感動したこれらの優れた“実写”作品は徹底し透徹した“意志”に貫かれている
それはまるで疑いを知らぬ子供の精神のようだ
純粋で美しい
常識めいた批判など寄せつけぬ
「地獄の黙示録」や「ポンヌフの恋人」にも近いモノを感じる
「映画は“世界の再構成”なのだ」というテーゼは傲慢だと思うが、作家としての使命感があれば当然である
いつかは私もその“意志”を武器にできるのだろうか
なんらかの“必然的”結果を出せるのであろうか

ちなみに「WATARIDORI」の日本語ナレーションは尊敬する久世光彦さんの脚本演出
ひとことひとことが心に沁みる
その目線の優しさに思わず深く頷く

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雑記

2004-01-28 19:57:07 | 日記
打ち合わせの合間に映画見たり、芝居見たり、CD聞いたり・・・・

「25時」
見ていると愛情溢れる“あいつらムカつく”コーナーと
クラブの廊下の“人物レール移動”以外
スパイク・リーのフィルムであることを忘れる
根源的なNYの持つ病理みたいなものを覗いている気がする
ほんの少し関わった街だからよけいに心が震えてしまう
何もかも素晴らしく、あえて私が評するのは不粋だが
特に「音」「音楽」がすばらしい
臨場感が“技術的自己満足”ではなく
“世界観の伝達”になっていて
めちゃくちゃにうらやましい
必見であり必聴

アメリカの持つ病理で言えば
「ミスティック・リバー」も「25時」と同じ男3人の関係に
深い闇を見る
素晴らしい映画だ


最近コメントを書くために様々な映画を見ることができる
その中で
「コンフィデンス」
爽快な詐欺映画
昔、「スパイ大作戦」(テレビシリーズね)で主人公達が敵を騙し切り、
引き上げる時の“ニヒルな顔”に憧れたものだが
その感覚を思い出してにやりとした
2月7日公開


他にも何作かみたが
(そのうち書くけど大絶賛モノあり)
多民族都市を背景にした(特にアイリッシュ)暗い作風が多いのは偶然か
良心的なアメリカ映画の作家が先頭を走っていることは励みになります


下北沢で演劇2本
ロリータ男爵の「あいつは裸足」
猫☆魂の「アンラッキー・デイズ」
弱小演劇ユニット主宰者の私としては「ああ、がんばってるなあ、すごいなあ」とため息
両者ともセットや衣装に凝っていて
しかも満席で
役者もたくさん個性的な人がいてうらやましい
勉強になった

とくに猫☆魂の脚本はよかった
機会があればお会いしたいと思った


CD
AIR「one」
SKETCHSHOW「LOOPHOLE」
スネオヘアー「東京ビバーク」
CHAR「MR.70'S YOU SET ME FREE」
CLAMMBON「IMAGINATION」
BUFFALO DOUGHTER「PSHYCHIC」
POLYSICS「NATIONAL P」
LIZZY MERCIER DESCLOUX「MAMBO NASSAU」
Cymbals「Love You」
小沢健二「刹那」
RADIOHEAD「REMIX PROJECT」
松尾清憲「SPIN」
PE'S「極月」
そして安藤裕子「and do,record.」
安藤裕子、すばらしい!
Cymbals,すばらしい!

センチメンタルシティロマンスの超ひさしぶりの新譜探し中

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会社にて

2004-01-26 19:59:44 | 日記
資料やら領収書、請求書やらビデオやらDVDやらCDやらMDやら雑誌、新聞、本などと格闘
猛烈な情報量が毎日私のそばを通過していく
しかし「おおっ」と立ち止まる情報は少ない
あまりに大量なので麻痺しているのか
わざと耳目を閉じているのか
それでも私が体感できる情報など死ぬまでかかっても『世界のほんの一部』にすぎない
では、テレビを何十台も並べてすべてつけっぱなしにし
新聞を何紙も取り寄せつぶさにチェックし
ネットサーフィンしまくり
雑誌、本を読み倒し
ぴあにある面白そうなライブ、演劇、スポーツイヴェント、映画、展覧会に通いつめればいいのか?
それで何を得るのか
わからない
もしかしたら一切の情報から離れて
地下道に寝転がって行き交う人々の足ばかりみているホームレスや
山の頂きでじっと朝日や夕陽や雲の流れを見つめているほうが
“生きていることの対価”を得られるのかもしれない
わからない
朝起きて腕時計を手に取ることから始まる人生は望んで始めていることなのか
強いられていることなのか
時々、混乱する
でも、生きている



映画「ピカ☆☆ンチ」ほとんど完成!
自分では何度も見過ぎて
正確な感想が出ず
皆さんに喜んでいただけるといいが・・・

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パワーランチ

2004-01-24 20:00:25 | 日記
午前中からランチを食べながら
旧知のプロデューサーと打ち合わせ
何年か前から雑談していた企画を一歩前に進めようかと・・・

ひょんなことで成立する企画も多い
昔撮った「さよならニッポン!」という映画も
プレゼンしていた企画がNGになり
「なんかないの?堤ちゃん・・」と言われ
「ない!」と言うのも悔しくて
「・・ありますよ!もちろん!」と口からでまかせで「南の島の村長が日本から独立して大統領になる話です・・」「面白そうじゃん」「それはですねえ・・」とあることないこと喋り倒したことが始まりだった
(とんとん拍子で作品は完成したが『オウム事件』で映画は悲惨な運命をたどることになる 面白い作品なのだが・・)
“雑談は作品の母”
そこまで言うのは強引だが、あながち否定もできない
今回もそのニュアンスに近い
常に“楽しい実りある雑談”用にネタをいくつも用意しておくことも重要だ
ネタはいろんな所に転がっている
やりつくされたことでも少し視点を変えれば新鮮なネタに生まれ変わる
重要なことは「面白がること」だ



映画「ピカ☆☆ンチ」最終仕上げ中!

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