☆yukarinの映画鑑賞日記α☆

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グラン・トリノ

2009年04月25日 | ★favorite★

グラン・トリノ [DVD]
原題:GRAN TORINO
公開:2009/04/25
製作国:アメリカ
上映時間:117分
鑑賞日:2009/04/25

監督:クリント・イーストウッド
出演:クリント・イーストウッド、ビー・ヴァン、アーニー・ハー、クリストファー・カーリー、コリー・ハードリクト

俺は迷っていた、人生の締めくくり方を。
少年は知らなかった、人生の始め方を。

+あらすじ+
妻に先立たれ、息子たちとも疎遠な元軍人のウォルト(クリント・イーストウッド)は、自動車工の仕事を引退して以来単調な生活を送っていた。そんなある日、愛車グラン・トリノが盗まれそうになったことをきっかけに、アジア系移民の少年タオ(ビー・ヴァン)と知り合う。やがて二人の間に芽生えた友情は、それぞれの人生を大きく変えていく。(シネマトゥデイより)

ミリオンダラー・ベイビー』から4ぶりの監督・主演を務めた作品。朝鮮戦争従軍の経験があるへんくつじいさんとお隣に引っ越してきたモン族の一家との交流のお話。

イーストウッド監督作品と言えばハズレがないというほど出す作品が素晴らしいのですが、今回も期待を裏切らない素晴らしい作品でした。もっと暗い内容なのかと思ったら、意外にもくすくす笑いが多かったですが最後はしっかり締めてくれましたね。

いつも思うのですがイーストウッド監督の作品は観てる時よりも観終わった後にじわじわ~っと感動がくるお話が多いので、今回もエンドロール中になんかジーンときちゃいましたねぇ。席を立つ人もほとんどいなかったです。

家族、師弟関係、戦争、差別用語、病、復讐などなどいろいろな要素がつまってますね。それになんとなーく過去の出演作品を思わせるところもあってクリント・イーストウッド集大成な感じもします。とは言っても彼の作品全てを観てるわけじゃないので大きな声では言えませんがね。ただ復讐についてはちょっと違ってました。覚悟の上での復讐・・・そうきちゃったかー。これにはやられましたね。

いやぁ、差別用語がバンバン出てくる出てくる。ここまで連発する作品もないんじゃないのかーとおもうほどで訳す方も大変だなーと思いましたよ。床屋のおやじとの会話が笑えましたね。お互い差別用語を言い合ってるんだけど会話が成り立ってるし(笑。言うほうも言われるほうもさら~っと流すもんだから不愉快にも思わずにかえって面白かったかも。ダーティハリーの時だって言いまくってましたしねーなんてこたぁないっす。

あ、そうかこれはハリーの老後のお話か!

人は出会う人によって変わっていくもの。へんくつじいさんがお隣のタオやスーと関わりだしてから少しずつ変わっていったし、逆にタオもこの出会いによってずいぶん変わりました。血の繋がった孫よりもずっと孫らしいですね。ビールと料理につられてノコノコお隣に出掛けていくとこは意外と単純でかわいい。モン族の人の義理堅いとこに困惑しているトコも笑えましたわ。こういうタイプは強引さに負けるのですね。
偏屈、頑固じいさんを扱うにはこれを観ろ?

クリントおじいちゃんがシワシワでねー、なんか切なくなっちゃいましたわ。ま、昔からシワシワだったけれども・・・。でも、銃を構えて相手を脅すセリフは健在でカッコ良かったです♪ 人差し指を拳銃にたとえてバンっというシーン、しびれるわぁ。そういうトコが見られたのはうれしいです。

ちまたではイーストウッド最後の出演と言われておりますが、ラストのあのシーンを見ると俳優人生に区切り付けたかなーという気もしてきちゃうんですよねぇ(泣。あれこれ考えてしまったそこに涙・・・。ま、監督としてバンバン素晴らしい作品を出してくれると思うので楽しみにしてます。
で、なんでアカデミー賞作品賞じゃないのー?
監督賞じゃないのー?
私があげるよー!!

*映画鑑賞★日記・・・より転載


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