【MAX SCHMELING】 2010年劇場未公開 ドイツ 123分
監督:ウーヴェ・ボル
出演:ヘンリー・マスケ、スザンネ・ヴェスト、ハイノ・フェルヒ、ヴィラディミール・ワイグル、アルトゥール・アブラハム、アルヴェト・ビルンバウム、クリスティアン・カールマン
1938年、第二世界大戦の1年前。元ヘビー級王者のマックス・シュメリングは、ニューヨークのヤンキースタジアムの控え室で“褐色の爆撃機”こと現王者ジョー・ルイスとの一戦を前に闘志を燃やしていた。ドイツ人のマックスと、アメリカ人のジョーとのマッチは、単なるボクシングゲームだけの問題ではなかったのだ。ドイツでは皆ラジオ放送を聴いている。そしてリングに現れたマックスとジョー
スパイク・リー監督も映画化を熱望したという、ドイツ人で唯一ボクシング世界ヘビー級王者に輝いた伝説的ボクサー、マックス・シュメリングの生涯を描いた作品。
監督は『ブラッドレイン』『アローン・イン・ザ・ダーク』のウーヴェ・ボル。
ボクシング映画で実話モノときたらやはり観るしかない!ということで観ました。劇的なドラマがあるわけではなく全体的には地味でしたが、マックス・シュメリングの人となりを知る良い作品でした。もちろんファイトシーンは本物なだけに見応えありましたよ!!
時代はナチス・ドイツ。相手の反則でリングに倒れたまま世界ヘビー級王者となったシュメリング。その後、アメリカの地でアメリカ人のジョー・ルイスと対戦、みごと勝利しドイツでは一躍ヒーローとなるが...。
スポーツも国と国の戦いになるわけで、シュメリングの対戦相手がアメリカ人でアメリカの地での試合。これはドイツ対アメリカの戦いになり絶対に負けることは許されない試合、負けたら国家の敗北となるわけで...プレッシャーも相当だろうけど、怖い時代。
冒頭、戦場からのシーンではじまるのですがなぜボクサーの彼がここにいるのかは察しがつきます。シュメリングのマネージャーはユダヤ人。ナチスから変えるように言われても変えなかった。戦時中はナチス入党の誘いも何度も断ってたそうで...その辺から伺われます。とにかく全てにおいて紳士的だったのが印象に残ります。
引退後は、コカ・コーラの事業で成功、基金を設立して障害者や恵まれない人々のために援助したそうです。戦後、経済的に困っていたジョー・ルイスにも匿名で援助を行っていたという逸話もあるそう。なお、自分の映画化があるならばヘンリー・マスケに演じてほしいと関係者にもらしていたという話も!!
シュメリング演じるヘンリー・マスケは、90年代に活躍した元Lヘビー級王者だそう。ボクシング映画は好きだけどリアルでは詳しくないのです、、、。『バニシングレーサー』にも出演してましたね、、、。
なんと、後半の対戦相手のアルトゥール・アブラハムも世界のトップで活躍する現役のボクサーだそうで、本物のファイトシーンはボクシングファンにはニヤニヤしちゃう作品なのではないでしょうか。
★★★.8
ザ・ファイト ~拳に込めたプライド~ [DVD] | |
ヘンリー・マスケ,スザンネ・ヴェスト,ハイノ・フェルヒ,ウラディミール・ヴァイグル,ヨアン・パブロ・エルナンデス | |
ケンメディア |
知ってる人がひとりも出てない、、、
ごめんねー、削除で
しかし紛らわしいタイトルとジャケ、多いよね~(作戦にひっかかってしまった)
紛らわしくてゴメンねぇ。
タイトルだけ見て借りる人は間違ってしまいそう。
TBは削除しときました!