10億

【A MILLION】 2009年劇場未公開 韓国 114分
監督：チョ・ミノ
出演：パク・ヘイル、パク・ヒスン、シン・ミナ、イ・ミンギ、チョン・ユミ

優勝賞金10億ウォンのサバイバル・ゲームに招待された8人の男女。1日ひとりずつが脱落するというルールの下、参加者たちはゲームを開始するのだが…。

インターネット放送局が主催する賞金10ウォンのサバイバルゲームに参加した8人。しかしこのゲームは最後の1人が生き残るまで続けなければ終わらない...。

一日1人と脱落者が死んで行く中、最後に残るのは誰?

2010年の夏に開催された“韓流シネマ・フェスティバル2010”で上映された作品。
なんとなーくの理由で観てみましたが、なかなか引き込まれる内容でラストの衝撃的事実が!

普通にサバイバルゲームを期待して観ると肩透かしを食らうかもしれないですね。だって、ゲームの内容は手の込んだものじゃないし、劇的な死闘を繰り広げるってわけでもないんです。
それに死のゲームを知った8人がゲームを放棄して逃げるんですが、川や森、砂漠を逃げるだけ。仕掛けもなんもない。
しかも冒頭から生存者がわかってるのでドギトキ感はないんですが、一体何が起こったのかが気になるわけです。

ただ興味深く観られたのは、ゲームの内容を知った8人がゲームを放棄してここから逃げようとするのですが、至る所に仕掛けられたカメラがその様子をネット中継。しかも全ての行動を予測されていて逃げられない状態。逃げてるんだけど結局はそれがすでにゲームになってしまってるという...。
そこで繰り広げられる極限状態に陥った彼らの心理状態や行動がそういくのか...と。

全てが終わってそういうことね...と思ったら、このゲームを始めた本当の衝撃的な理由があきらかになる。どちらかというとこっちのほうが怖かった。しかも全てを知って素通りする彼女が一番ゾッとしましたね。

ただこれって...パクリとは言わないけれど、あの某有名ホラー作品に似てる!
あちらほど残酷じゃないけれども...。