生き別れの兄弟が偶然ハワイビーチの記念撮影で遭遇！！

生き別れの兄弟が偶然ハワイビーチの記念撮影で遭遇！！

　リック・ヒルさん４３歳は、マサチューセッツ州に住んでいる男性で、妻と子供たちと幸せに暮らしていた。リックさんは子供の頃、両親が離婚しており、母が再婚した義父の家庭で育ったが、幸いにも愛情にあふれた家庭で成長した。ある日、実父がやって来てこんな事実を告白した。
「君のお母さんと別れた後、一緒になった女性との間に弟がいるんだ」
しかし、実父は弟が何処にいるか知らないという。

　実は弟は隣町に住んでおり、５歳年下のジョー・パーカーという人物であった。兄と違いジョーは、里親のもとで虐待を受け非行に走っていた。こちらにもある日、幼い頃一度だけあったことがある人物（当時は叔父と説明された）がやってきて、本当は自分が実父であり、腹違いの兄がいると告げた。その後、ジョーは何もかもいやになり、マサチューセッツ州を出てハワイに移り住んだ。
　今年の春、リック・ヒルさんは一家でハワイ旅行に行き、ワイキキビーチで記念撮影をしようとした。そこに偶然通りがかったのが、ジョー・パーカーであった。ジョーは、リックさんのしゃべる英語のなまりで同じマサチューセッツ州出身だとわかり、共通の友人を名前をあげていき、最後に実父の名前をあげたところ、リックさんが
「それは、僕の実父だ！」
と言って奇跡の兄弟遭遇となった。

	兄弟　追憶のhide (講談社文庫)
	クリエーター情報なし
	講談社

	兄弟
	クリエーター情報なし
	角川書店